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ヘボやんの独り言
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10966 浪江町報告⑦ 
2013/10/28 [Mon] 10:54:01 » E d i t
 浪江町調査報告の最後になりました。

 様子はのんびりしていますが、ここの全ての牛たちは放射能で汚染されているのです。牧場主の吉沢さんは酪農家の牛を預かり、ここで育てて持ち主に返すという仕事をしてきました。しかし、あの原発事故で一変しました。人間は避難することができたのですが、動物たちはできなかったのです。

 酪農家の人々は泣く泣く牛を置いたまま避難しました。残された牛たちは、牧場にあった牧草を頼りに生きてきました。それを見て、牧場主の吉沢さんは「牛を死なせてなるものか」とがんばったのです。しかも政府は汚染されていることを理由に『全頭殺処分』を通告してきたのです。吉沢さんは全国に呼びかけて、牛たちの食べ物(牧草・干し草)を得るために走り回りました。

 今ではこの取り組みに賛同する若者たちを中心に、ボランティアが集まり牛の世話をしています。3月に訪ねたときに牛は300頭あまり、子牛も生まれてくると説明を受けました。牛は商品になりません。静かにこの牧場で生を終わることになりますが、放射能に侵されても健気に生き、子どもも生まれるその姿に生きることの大切さを教えられた思いです。ここはまさに「希望牧場」です。

【写真24】
24
 事務所ではちょうど会議中で、会いたい人と話せないまま引き上げました。戻るとき、牛たちはおいしそうに干し草を食べていました(写真24)。心なしか、3月に見たときと比べると牛は肉づきが良くなっているようでした。

 吉沢牧場の調査を最後に浪江町に別れを告げることにしました。川俣町との境界にある検問所を過ぎたところは、「山木屋」という地域です。このあたりはホットスポットになっており、高線量地域で国が直接管理しているといいます。

【写真25】
25
 車を降りて計測してみました(写真25)。ご覧のとおり、7.750マイクロシーベルト/毎時を記録していました。これを年間被ばく量に換算すると67.89ミリシーベルトとなり、日本が勝手に作った20ミリ、そして国際基準の1ミリをはるかに超えるものです。その数値に驚きです。

 二本松市内にもどり、夕食をとりながら一日の行動を振り返り柴田さんに手配してもらったビジネスホテルに投宿して、浪江町訪問に幕を下ろしました。

脈絡のないきょうの一行
集団的自衛権の容認へ安倍自民党動きを開始(毎日新聞ウェブ)。秘密保護法も含めて戦争する国へ地ならしだ。

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