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ヘボやんの独り言
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2013/05/10 [Fri] 07:57:56 » E d i t
 きのうの「ヤフーニュース」を見ていたら、参院環境委員会の川口順子委員長の解任問題について、ジャーナリストの江川紹子さんの意見が掲載されていました。江川さんがどの場(おそらくご自身のブログと思われるが)で書かれたものか出典がありませんが、読んでいて、おや? と思ったものです。

 この一文の見出しは「嗚呼、不毛!川口氏の解任劇にしらける」というもの。江川氏はこの問題の経過を述べながら「今回の川口氏の問題は、久々に野党が反撃したということになるのかもしれないが、それで得られたものは、いったい何なのだろう。」と問題提起しながら、「国益」について触れています。

 私が、おや? と思ったのはこの部分ですが、江川氏の意見をもう少しみてみましょう。「川口氏は、了解なしの出張延長を強行したのは、『現在対話がほぼ途絶えている状態の中国側に対し、我が国の考え方を伝えるとともに理解を慫慂することも国益上必須と考えました』と説明した。その川口氏を、自民党は『国益』を掲げて全面的に擁護。石破茂幹事長は『観光旅行に行ったわけではない。国益を考えた判断だ』と述べ、高村正彦副総裁は『日本の国益を守った川口さん』と持ち上げた。野党側に反発して、参院予算委員会に与党側が審議を拒否し、野党議員と閣僚のみが出席する異例の事態にもなった。」

 上記引用部分は、この問題が起きて以来の川口氏と自民党の弁明の内容がよく整理されています。つまり自民党と川口氏は、「国益のために中国滞在を延期した」のであって、解任などに当たらない、という主張でした。

 江川氏は、この国益問題を取り上げて「この問題については、足を引っ張り合うことはやめて、与野党を問わず知恵を出し合い、それぞれの人脈を生かして、少なくとも領土問題が両国間の他の課題に影響を及ぼさないよう、努力して欲しい。それこそが、真に『国益』に叶うことではないのか。今回の問題も、自民党側が丁重に謝罪し、野党側は厳重抗議して矛を収める、という対応ができなかったのだろうか、と思う。」と述べています。そのうえで、「今回の川口氏を巡る与野党の対決は、勝者は誰もいない。(略)本当に不毛な戦いだった。」と結論づけています。

 ちょっと待って欲しい、というのが私の意見。今回の解任問題は、国益が論点ではなく、川口環境委員会委員長が、国会運営のルールを逸脱したことが主要な問題だったはずです。江川氏はこの点について前出冒頭部分で、川口氏が「出張の延長を願い出たが、参院議院運営委員会の了解を得られないまま、北京滞在を延長。同日に予定されていた環境委員会での法案の趣旨説明が中止となった。無断で出張を延長し、委員会をすっぽかしたなら解任は当然だろうが、そういうわけでもない。」と述べ、「無断ではなかった」と〝擁護〟的ですが、問題の本質を外しているといわざるをえません。

 言い方を変えましょう。江川氏は、自民党が主張する「国益論」にはまってしまったのではないでしょうか。つまり「国益論」と「国会のルール問題」を混同してしまったのではないか、と思うのです。逆に国益を守るのであれば、川口(前)環境委員長は北京滞在の延長などせずに、帰国すべきだったのです。

 「国益」とは何かについて、私は意見を持っていますがそれは別に譲るとして、川口環境委員長の解任について、江川氏は「勝者は誰もいない」といっていますが、わたしは違います。国会運営ルールが勝利した、その意味において、この国の国会は久しぶりにまともに機能した、と思うのですがいかがでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
「96条先行 自民にも異論」(毎日新聞)。なるほどねー、やはりねー。
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