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ヘボやんの独り言
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2013/05/07 [Tue] 10:18:42 » E d i t
 憲法記念日をはさんで、改憲問題が喧(かまびす)しくなり、なかでも自民党が画策する96条改定問題が俎上にのぼりました。ネットで「96条」を検索すると、ついこの間まで少なかったものが、飛躍的に増えていることに驚きです。メディア効果の表れでしょうが、それにしてもすごい。以下、何故いまこれが出てきたのか、これが変えられるとどういう問題が生じるのか、を考えてみたいと思います。まず、その条文をみてみましょう。

                         ◇=◇=◇
 第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

                         ◇=◇=◇

 この条項は憲法改正の手続きについて触れているのです。要約すると①衆・参国会議員の3分の2の賛成で発議し②国民の過半数の賛成――を必要とするということになります。この中の議員「3分の2」を「過半数」に低くしようというのが自民党の案です。これに維新の会などが同調しているのはご承知のとおりです。

 何故いま96条改定なのか。新聞などで言い尽くされていますが、整理してみますと一つは国民に「改憲慣れ」をさせようという目論見が透けて見えます。

 日本国憲法は制定以来66年、変わることなく定着してきました。それはこの憲法が優れていることの証でもあります。そこで姑息にも、改憲の経験のない国民に、「訓練」をさせる意味が強いと思われます。

 二つ目は、国会議員の3分の2を確保するには厳しい条件がつきまといます。改憲手続きの最初の部分のハードルを低くする、すなわち「3分の2」から「過半数」にするほうが、抵抗は比較的小さいと考えられます。

 自民党のいう「天皇の元首化」や、9条の空洞化は改憲に賛成する党の国会議員のなかにも、疑義を持つ人は少なくありません。いざ本番になったとき、そういう議員の抵抗が考えられます。3分の2を確保することに難しい側面が生まれ、それをクリアするために、まず、改憲の入り口である国会議員のハードルを低くしようというのが目的であると考えられます。同時に、国民のなかにも「国会議員も過半数でいいのではないか」という意見が強まることが予想され、「スムースに行く」とあの人たちは読んでいるフシがあります。

 では、改憲の発議を「議員の過半数」へとハードルを低くした場合、どんな問題が生じるのでしょうか、それは論理的に成立するのでしょうか。次に考えてみたいと思います。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
連休中にまたしても山の遭難続発、行方不明者も。山好きの一人としてやり切れない。

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