FC2ブログ
ヘボやんの独り言
11« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»01
2012/06/11 [Mon] 15:36:59 » E d i t
 もう一つ、信頼のメルトダウンが起きました。昨日(6月10日)開かれた、福井県原子力安全専門委員会が「東京電力福島第1原発事故を教訓に、想定すべきとされる地震、津波が襲っても、原子炉の安全を確保するために必要な対策は確保されているものと評価できる」(福井新聞ONLINE)という結論を、西川一誠福井県知事に答申したことがそれです。

 この専門委員会、文字通り専門家すなわち科学者によって構成されています。私はこの結論を疑問に思っています。10日の委員会で「福島第1原発事故の原因については調査継続中で、その報告がまとまってから結論を出すべきだ」という意見を述べた人が一人もいなかったのでしょうか。ないものねだりと分かってはいても、怒り心頭です。

 何をもって、福島第1原発事故の教訓を導いたのでしょうか。何をもって、(大飯原発が)必要な対策を確保していると評価したのでしょうか。この専門委員会の構成員一人ひとりに、聞いてみたいものです。

 結局は、結論ありきの会議ではなかったのか。毛ほどでもいいから、科学者の立場をもっているのであれば、前回ブログでも述べたように福島第1原発事故調査委員会の報告を待って、結論を出すべきだったのではないでしょうか。それを無視した専門委員の科学者としての資質を問うと同時に、その無責任さに重ねて憤りを覚えます。

 同時に、西川一誠福井県知事の無責任さも指摘しなければなりません。大飯原発を再稼動させるために、野田総理大臣に『言わせ』、専門委員会に言わせ、自分の責任を棚上げにして、〝だから再稼動はやむを得ない〟というアリバイをつくって自治体の長としてゴーサインを出す。その構図は見え見えではありませんか。そのシナリオをつくった知事の責任も断じて免れません。

 メディアがメディアを批判することはあまりありません。これは日本の民主主義が遅れていることの証左ですが、同様に科学者が科学者を批判する光景もあまり眼にしません。私は今回の原発再稼動問題を機に、科学者間の批判が起きることを期待しています。原発問題は、人類が未来に生きて行くうえで重要問題をはらんでいるからです。

 以下、再稼動を容認した福井県原子力安全専門委員会の委員名簿(4月4日現在・福井県のホームページより)を掲載します。

                         ◇=◇=◇
 中川 英之(※委員長 福井大学名誉教授、電気・電子工学材料物性)
 三島 嘉一郎(㈱原子力安全システム研究所技術システム研究所長、原子力学・熱工学・流体工学)
 田島 俊彦(福井県立大学名誉教授、素粒子物理学)
 西本 和俊(福井工業大学教授、溶接・接合工学)
 小野 公二(京都大学原子炉実験所教授、放射線医学)
 岩崎 行玄(福井県立大学教授、植物生化学)
 飯井 俊行(福井大学大学院教授、構造・材料強度評価)
 山本 章夫(名古屋大学大学院教授、原子力工学)
 泉  佳伸(福井大学附属国際原子力工学研究所教授、放射線化学・放射線生物学・医学物理)
 大堀 道広(福井大学附属国際原子力工学研究所准教授、地震工学)
 (臨時委員)
 釜江 克宏(京都大学原子炉実験所教授、地震工学)
 竹村 恵二(京都大学大学院教授、地質学)

★脈絡のないきょうの一行
通り魔事件に「死にたいなら自分で死ね」。大阪市長が言うかと思ったら、知事が先に言いましたね。

関連記事
スポンサーサイト



原発問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック