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ヘボやんの独り言
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2012/06/09 [Sat] 08:46:58 » E d i t
 この再審決定に対して、新聞各社は『当然』という論説を掲げています。読売新聞は、「再審請求審で争点になったのは、新たに行われた鑑定の結果だ。女性の体内から採取された精液のDNA型がマイナリ元被告とは異なり、現場に落ちていた別人の体毛のDNA型と一致する、というものだった。」と断定しています。

 さらにこれは「殺害現場に第三者がいたことをうかがわせる新証拠だ。決定は、『この鑑定結果があれば、公判での有罪認定には至らなかったと考えられる』と指摘した。事件当時の技術でも、DNA鑑定は可能だったとされる。警察・検察は、捜査を尽くさなかったと批判されても仕方がない。」と言及しています。

 女性の体内から採取されたものと、室内に落ちていた体毛のDNAが同じだったにもかかわらず、きちんとした捜査を行わなかった警察・検察を批判しています。同様に朝日新聞も「問題はそれだけでない。 体液が冷凍保管されているのを検察側が明らかにしたのは、再審請求の弁護人が証拠開示を求めた3年8カ月後だった。さらに遅れて、別の遺留物についても弁護側に有利な警察の鑑定書が存在することがわかった。あまりにひどい話だ。」と捜査当局へ厳しい批判をしています。

 捜査当局は、ゴビンダさんの無実を証明する証拠を隠してきたことになります。これは許しがたいことで、東京新聞はさらに踏み込んで「足利事件や布川事件、福井の女子中学生殺害事件、大阪の放火殺人事件…。再審無罪や再審開始決定が続いている。捜査機関は犯人特定を急ぐあまり、証拠の評価が粗雑になっていないか。無実を訴えているのに、犯人と決め付けては、真実は見えない。検察が被告に有利な証拠を隠せば、公正さを欠く。裁判官も曇りのない目で裁いてきただろうか。」と裁判所への疑問も呈しています。

 これだけ新しい証拠が出てきたにもかかわらず、検察は再審決定に異議申し立てを行いました。改めて憤りを感じるものです。再審決定から一夜明けた8日、ゴビンダさんを支え続けた「守る会」のメンバーKさんから、再審開始決定が出たという報告の電話が入りました。電話の声は、喜びに弾んでいました。

 この東電女性社員殺人事件の再審決定はよしとしましょう。しかし、先に再審を否定された名張毒ぶどう酒事件、大崎事件、仙台の北稜クリニック事件など、明らかにえん罪と思われるものが山積しています。これらに裁判所と検察はどう対峙するのでしょうか。なかでも名張ぶどう酒事件の奥西勝さんは死刑判決が確定し、高齢化もすすんでおり救済が急がれます。

 えん罪は、その人の人生を根本から破壊します。「人権問題だ」と一言では片付けられない、人間の生き方にかかわる重要問題です。ゴビンダさんは家族のもとに帰ることができましたが、そのほかの事件にも心を寄せたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
サッカーW杯アジア最終予選、6対0で日本がヨルダンに勝利。本田圭佑がハットトリックを達成。すごいぞ!
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