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ヘボやんの独り言
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10718 『情勢』 
2012/04/04 [Wed] 12:53:09 » E d i t
 私は、集会などのあいさつのときに『情勢とは何か』という話しをすることがあります。どんな話しかというと、「情勢とはあれやこれやの状況を言うのではなく、敵と味方の力関係の到達点である」というものです。

 すみません、判じ物ではありません。私たち(広義の意味で国民運動や労働運動)が、ある一つの目的をもって動くとき、必ず相手側(政府や企業)も動きます。いや、仕掛けてくるのはむしろ政府や企業です。それに対抗して庶民の抵抗運動が起きるわけですが、そのときの相手側の力の到達点と私たちの運動の到達点、それが『情勢』というものです。

 たとえば、消費税増税問題を考えてみましょう。政府は増税について閣議決定をしました。それに対抗して反対の運動が起きつつあります。今回の場合も来週・12日に日比谷野外音楽堂で反対の大集会が開かれます。もしかりに反対の運動が何も起きなかったら、仕掛けられた攻撃は素通りし、相手の思うつぼに陥ります。

 少し横道にそれますが、だから「何もしないということは、実は何かしていること」なのです。つまり消費税増税反対という意思表示をしない人は、本人が思うと思わざるとにかかわらず、増税を認めることになってしまいます。それはこの人間社会が能動社会として形作られているため、やむを得ないことなのです。

 したがって、「情勢を切り開くということは、味方の力を強く大きくする」ということと同義語です。同時に大事なことは、「相手側も追い込まれている」という視点を忘れてならないことです。消費税問題でいえば詳細は省きますが、政治の行き詰まりが背景にあるのは知られているとおりです。

 やっと本題に入りますが、翻って、先月末のLAL不当解雇事件の地裁判決を改めて検証してみましょう。なぜあのような論理性のかけらもない、厚顔無恥の判決が出せたのでしょうか。

 原告団の仲間たちは全国に訴えて、17万筆を超える「公正判決署名」を東京地裁に積み上げました。私もその一部を持って、裁判所に要請したことがあります。不当解雇撤回を求めるパレードも波状的に行われました。支援の運動も全国に広がりました。

 そのたたかいの広がりに恐れた裁判所は、間違いなく追い込まれたのです。どう追い込まれたかというと、「経営困難に陥った企業の人員整理ができなくなる」と。その結果が、会社の主張を鵜呑み・丸のみにした判決だったのです。つまり、視点を変えると①いま一歩私たちの力を強くすることが遅れた②力関係に押されて道理のない判決を出さざるを得なかった――ということになります。いいかえれば、力関係を反映した「苦肉の判決」だった、ということにもなります。

 JAL裁判のたたかいは、もう一つあります。東京都労働委員会が命令した会社の不当労働行為の認定に対して、会社側がその命令の取り消しを求めて行政訴訟を起こしている件です。都労委の命令は、労働者の権利と生活を守るための当然のものでした。今後は、この命令を守るたたかい(東京地裁)と、控訴審(東京高裁)のたたかいの2本立てとなります。私たちも心して、情勢を切り開く取り組みを展開したいものです。

★脈絡のないきょうの一行
昨夜の〝春の嵐〟はすごかった。地震だけでなく、風雨への防災対策も重要。

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