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ヘボやんの独り言
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2012/02/15 [Wed] 10:37:23 » E d i t
 毎日新聞社編集綱領を読み返していて、もう一つのメモを思い出しました。ピュリッツアーに関するそれです。新聞王と言われたアメリカのジョゼフ・ピュリッツアー(1847年~1911年)は、その名前よりも「ピュリッツアー賞」のほうが知られているかも知れません。

 この賞はピュリッツアーの遺志に基づき、遺産の一部が米・コロンビア大学に寄付され、1917年に創設されたものです。これを機に、同大学ではジャーナリズム科大学院 (Graduate School of Journalism) が創設されています。賞の初回は1917年6月でしたが、翌年から毎年4月に受賞者が発表されています。

 日本人の受賞者は以下のようになっています。

 ▼1961年写真部門:『浅沼社会党委員長の暗殺』長尾靖(ながお・やすし/毎日新聞社)、山口二矢による浅沼稲次郎暗殺事件の瞬間を撮影したもの。
 ▼1966年写真部門:『安全への逃避』沢田教一(さわだ・きょういち/UPI通信社)、ベトナム戦争で銃弾を避けながら河を渡ろうとする母子の姿を撮影した作品。
 ▼1968年写真部門:『より良きころの夢』酒井淑夫(さかい・としお/UPI通信社)、1967年にベトナムホーチミン市で撮影した、第二次インドシナ戦争関係の写真集。

 そのピュリッツアーが残した言葉があります。私のメモ帳では出典がはっきりしないのですが、「ピュリッツアー」あるいは「新聞王・ピュリッツアー」という単行本だったと思います。出版社もはっきりしません、ゴメンなさい。以下。

                         ◇=◇=◇
 常に進歩と改革のために戦い、不正あるいは腐敗は黙視せず、いかなる一党にも組みすることなく、常にあらゆる党派の扇動家と戦い、貧しき者への同情をいささかも忘れることなく、常に特権階級および公共の略奪者に反対し、常に公共の福利に貢献し、単にニュースの供給に満足せず、常に厳正なる独立を守り、貪欲なる金権政治によると、あるいは貪欲なる貧困によるとを問わず、およそ不正を攻撃するにいささかも恐れることなし。
                         ◇=◇=◇

 実によく整理されています。反権力を貫き、弱者の立場に立つことを主張しています。しかも「一党にくみすることなく、厳正に独立を守れ」とジャーナリズムのあり方にも言及しています。

 100年以上も前に、そのことを言い切ったピュリッツアーの先見性はすばらしいものがあります。同時にこれは角度を変えれば、毎日新聞社編集綱領と通ずるものがあります。にもかかわらずその綱領の精神から逸脱したとしか思えない、同社社長の創価学会からの「聖教最高栄誉賞」受賞は、それでいいのかと気がかりでなりません。

★脈絡のないきょうの一行
橋下大阪市長、市職員の思想調査を指示。これはひどい。まるで戦前の特高警察だ。

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