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ヘボやんの独り言
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2012/02/12 [Sun] 08:53:55 » E d i t
 前回のブログを見て、「毎日新聞編集綱領の全部を知りたい」という要望が届きました。この綱領は毎日新聞社が経営危機に陥ったとき、毎日新聞労働組合が「再建闘争」を展開するなかで誕生したものです。そのときの経緯は別に譲りますが、この綱領は広く公表されているもので、著作権問題には触れないと考えます。以下、転載させていただきます。

                         ◇=◇=◇
毎日新聞社編集綱領(1977年12月)

 われわれは、憲法が国民に保障する表現の自由の意義を深く認識し、真実、公正な報道、評論によって国民の知る権利に応え、社会の公器としての使命を果たす。このため、あらゆる権力から独立し、いかなる不当な干渉も排除する。
 われわれは、開かれた新聞を志向する。新聞のよって立つ基盤が広範な読者、国民の信頼と協力にあることを自覚し、積極的にその参加を求めていく。
 この自由にして責任ある基本姿勢を堅持することは、われわれの責務である。このため、編集の責任体制を確立するとともに、民主的な運営をはかる。
 新しい歴史の出発点にあたり、われわれは、新たな決意のもとに、社会正義に立脚して、自由、人権、労働を尊び民主主義と世界平和の確立に寄与することを誓う。
 われわれは、ここに毎日憲章の精神と百余年の伝統を受け継ぎ、さらに時代の要請に応えるため、編集綱領を定める。

 1、【表現の自由】 毎日新聞は取材報道、解説、評論、紙面制作など、編集に関するすべての活動に当たって、それが国民の表現の自由に根ざすことを認識し、すべての国民が、その権利を行使するのに寄与する。

 2、【編集方針】 毎日新聞は、言論の自由独立と真実の報道を貫くことをもって編集の基本方針とし、積極果敢な編集活動を行う。また読者、国民との交流をすすめ、社内外の提言はこの基本方針に照らして積極的に取り入れる。

 3、【編集の独立】 毎日新聞は社の内外を問わず、あらゆる不当な干渉を排して編集の独立を守る。この編集の独立は、全社員の自覚と努力によって確保される。

 4、【記者の良心】 毎日新聞の記者は、編集方針にのっとって取材、執筆、紙面制作にあたり、何人からも、編集方針に反することを強制されない。

 5、【主筆】 毎日新聞に主筆を置く。主筆は、編集の独立、責任体制、民主的な運営の責任者として編集を統括し、筆政のすべてをつかさどる。

 6、【編集綱領委員会】 毎日新聞に編集綱領委員会(以下委員会という)を置く。委員会は、編集を直接担当する社員若干名で構成し、編集の基本に関わることを取り扱う。毎日憲章および編集綱領の改変は、委員会の議を経る。委員会は、主筆の任免にあたって取締役会に意見を述べることができる。委員会は、社員から提議があった場合、これを審議する。委員会は、会議の結果を取締役会に文書で伝える。取締役会は、委員会の会議の結果を尊重する。
                         ◇=◇=◇

 ジャーナリズムのあるべき姿が網羅されています。しかも、集団的な意見交換も出来る制度を盛り込んでいます。それゆえに、メディアに関する専門家から大きな評価を得たのです。この編集綱領が毎日のみならず他の新聞社でも活かされたら、ジャーナリズムは国民の側に戻ってくるはずですが。さて…。

★脈絡のないきょうの一行
沖縄・宜野湾市長選挙、きょう投票。歴史の結節点にしてほしい。
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