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ヘボやんの独り言
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2009/12/11 [Fri] 11:31:12 » E d i t
 例示的に堀越事件をみてみましょう。国際的にみてもこの異常な法律をタテに、公安警察は堀越さんの監視をはじめました。それも尋常ではありませんでした。ビデオカメラを回し、ビラ配布で活動する堀越さんを盗撮したのです。そのビデオの多くはビラ配布とは関係ない、たとえば堀越さんが共産党事務所に出入りする様子などが撮られています。その一部は法廷で開示されましたが、22本分については開示されていません。

 弁護団はこのビデオの開示請求を、現在審理中の東京高裁におこないました。しかし裁判所は11月18日の公判で「訴訟を遅延させるのみが目的」として拒否、それを不服として弁護団は裁判官の忌避を申し立てました。この忌避申し立てに裁判所はその場で簡易却下しましましたが、この決定は承服できないと弁護団は中山隆夫裁判長ら3人の裁判官に対して、最高裁に特別抗告を申し立てています(現在審理中)。

 弁護団は、「今回の忌避は訴訟の遅延が目的ではなく、重大な争点となっている捜査の違法性、国公法と人事院規則で禁じている政治活動の違憲性を解明する上で、盗撮ビデオの取り調べは必要不可欠」であるがゆえである、と主張しています。同時にこれを取り調べないのは、公平な裁判を受ける権利の侵害(憲法37条)にも当たると指摘しています。

 「高裁よ、おまえもか」と言いたくなる対応です。ビデオは公安警察の違法な捜査を物語るものです。ビデオはしゃにむに堀越さんが国公法〝違反〟をしていることを立証しようとしており、それは同時に弁護団が指摘するように国公法が違憲であることを証明しているのです。その証拠を却下することは、実は裁判所が訴訟を遅延させていることにほかなりません。

 この堀越事件の背景に何があったでしょうか。すでにお気づきかと思いますが、事件が起こされた2004年当時は「消えた年金」などが社会問題化し、社保庁のあり方が問われはじめる頃でした。そのさまざまな議論のなかで社保庁の「民間化」が言われ始め、来年1月に「機構」が誕生することになったのです。社保庁職員であった堀越明男さんを逮捕・起訴したのは、その反対運動を押さえ込む役割も果していたといえます。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
平和のために武力行使もありうる、というオバマ演説。侵略者が言い続けてきたことの繰り返しだ。
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