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ヘボやんの独り言
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2008/04/05 [Sat] 00:13:32 » E d i t
 「靖国」上映に関連する件について、稲田朋美議員の発言は「表現の自由ではないのか」という意見が聞かれました。発言の内容そのものはそうでしょうが、経過が問題です。たとえば、彼女が映画館に足を運んでその映画を観て、自分の感想を言ったとしたらそれはまさに自由の範疇であって、私(たち)はきっとそれに反論し、議論の場ができたでしょう。

 しかし問題なのは、検閲まがいの試写会を「開かせ」、当該映画が一般公開される前にメディアを使ってモノを言ったことです。つまり「モノを言う」に至る経過が問題なのです。助成のあり方を考えるとはいえ、事前に試写会を開き自民党内でそれを議論すれば、どういうことが起きるか、ある意味、素人でも想定できます。それが分かっていながら、彼女たちは行動を起こした訳ですから、これはもう未必の故意ですし、確信犯です。それゆえに私は、この事件は言論弾圧だ、といいたいのです。

 東京で上映を中止した映画館への批判も起きています。「上映中止を求める電話がかかってきたり、周辺で抗議行動があった。近隣に迷惑がかかってはいけないので中止した」(毎日新聞ウェブ)ということがあり、それが引き金になっているのでしょう。迷惑がかかるということを口実にした、右翼を恐れての上映中止で、「情けない」の一言ですが、今回の問題と、先に起きたプリンスホテルが日教組の教研集会の会場をいったん受けておきながら断った事件とは質的に違い、同じ次元で一律に批判できないと思います。

 今回は自民党という与党(権力)が横ヤリを入れて、それを受ける形で右翼(らしき者)が蠢いたことにより映画館が〝自己規制〟した形になっています。プリンスホテルの事件と質的に違うのは、権力が直接かかわっている点です。ここを見落としてはいけないと思います。その意味では、映画館を批判しつつも、激励も同時進行させる必要があるのではないでしょうか。

 この言論弾圧事件についてマスコミ関係の組合などを中心に、抗議声明が出されています。機敏な対応に「言論死さず」の頼もしさを感じました。関西では上映館が増えています。さらに、この弾圧に負けず独自の上映会をやろうという声も聞かれます。言論や表現の自由は空気みたいなもので、普段はあまり感じませんがなくなると深刻です。そんな思いをこめながら、今回の問題をしっかり見据えたいものです。
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