【新聞報道の切り抜き】
開館に先立って前日15日の夜、レセプションが開かれた。これにも参加させていただいた。ジミー忍さんの奥さん、こまだまこ(本名・駒田昌子)さんをはじめ、地元の人たちがたくさん集まっていた。帯広に到着したのが遅くなったため、座る場所をスタッフの方に追加していただくほどの盛況であった。
その座ったテーブルが、メインの場所。やや気おくれしたが、同行の野田さん一家とその場所を〝占拠〟。現役プロのマジックを見せていただくなど、なごやかな時間となった。レセプションの締めは、一本締め。翌日、前述したように博物館を訪ねた。レセプションの写真は以下。
【ミュージアムの成功を願って一本締め。右から3人目が館長の坂本和昭さん】
新しい試みである。マジックという文化を後世に伝える、意味のある大きな試みである。この種のものは普通、東京が出発点になる。が、今回はマジックの存在を北の地から発信するという、角度を変えた試みとなった。今回はセミ・オープンで来年、グランドオープンをめざすという。成功を祈りたい。ちなみに入館料は500円。これは価値ある。多くのみなさんの訪問をお願いしたい。
マジック・ミュージアムの次は、帯広のもう一つの観光地・ばんえい競馬場を訪ねた。ばん馬たちの、レースへの必死さに涙が出た。そのことは次の機会に報告したい。1レースだけを観て、ばんえい競馬場から今度は大急ぎで札幌へ。2日目の宿泊は札幌であり、その夜、市内の北光教会で「宮澤・レーン事件」の被害者、レーンさんの没後50年の「集い」に参加した。
【ばんえい競馬】
会場となった教会にはレーンさんにゆかりのある人たちがたくさん集まっていた。在りし日のレーンさんを偲んで、一緒の時を過ごした人たちが思いを語っていた。「レーンさんはスパイをできるような人ではなかった」――その発言の重さに、改めて同じことを繰り返してはならない、そんなことを考えていた。
北海道からの帰り道、ふと「平和」が気になった。もしも戦争という事態になれば、ばんえい競馬やマジック・ミュージアムは国権によって禁止されるだろう。それは歴史が証明している。「歌舞音曲の禁止」は、文化の発展の禁止でもあった。
戦争はヒトを殺すだけでなく、文化をも壊滅させる。日本で初めて設立された、帯広のマジック・ミュージアム。戦禍にまみれさせることなく、いつまでも残したいし発展して欲しいものである。
★脈絡のないきょうの一行
きょう、八海山で滑落死したY君の一周忌・命日。改めて、Y君、優しさをありがとう。
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