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ヘボやんの独り言
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2015/12/16 [Wed] 11:04:39 » E d i t
 きのう、今日とテレビも含めて報道は軽減税率中心となっている。そのなかで、想定どおりの「品目」が入った。何が、といえば新聞の購読料金である。以前、小ブログに書いたが新聞は消費税増税にやたら積極的だった。一部地方紙を除いて、談合ではないかと思うほど社説や解説欄で「早期導入」を主張した。とりわけ全国紙のその歩調は異常に見えた。

 消費税増税は新聞離れを引き起こし、新聞経営を困難にするのではないかと私は警鐘した。ところが新聞はどこ吹く風か、ヒトゴトのように増税促進に与した。そのとき感じた疑問が、新聞の軽減税率適用が約束されているのではないか、ということだった。

 もちろん、確証はない。だが、この間の新聞のこの問題に関する動きを見れば「何かある」と勘繰りたくなるのは人の性だ。結果、やはり来た。馬券を買って、それが大当たりして「キタ、キタ、キター!」という感じである。

 新聞への軽減税率適用は、爆弾が隠されていると私は考えている。適用対象は定期購読だけとなっている点だ。コンビニや駅の露店などで買う新聞は適用外だということになる。問題はここだ。

 新聞は「再販制度」によって「同一新聞の価格は同一」となっている。たとえば冷蔵庫を例に出せば、その価格は販売店によって自由に決められることになっている。しかし新聞は再販制度が適用されているため、地域が違ってもその価格(購読料金)を変える必要はない。いや、むしろ変えられないというほうが正しい。

 この制度は新聞の「言論の自由や文化の保護」という立場から、独占禁止法を越えて特別に許されているものである。同一価格維持によって、新聞の乱売競争を防ぐ意味もある。いやむしろこちらのほうが重きをもっている。

 軽減税率適用によって何が生じるかというと、定期購読と駅などで売っているいわゆる即売の価格が違うということは、この再販制度と矛盾する点である。新聞経営は「本体価格は同じだ」というかもしれないが、納税者たる国民にとっては「違う」のである。同じ日の同じ新聞であるにもかかわらず、定期購読と駅売りで値段が違うのである。

 もともと政府はこの再販制度を葬ろうと考えている。再販制度はいわゆる「規制緩和」に反するからだ。新聞といえども価格(購読料金)は自由であるべきだと考えている。その図に、軽減税率は乗ることになるのではないか、懸念は消えない。

 同時に、書籍や雑誌など再販制度が適用されている品目について、軽減税率をどうするかは明確になっていない。これも問題だ。軽減税率適用を理由に書籍などの再販制度が外される恐れもある。以下、「知恵蔵」から再販制度の解説を記したい。

                           ◇=◇=◇
 (知恵蔵2015の解説)再販制度/正式には再販売価格維持制度といい、独占禁止法上は原則として禁止されている再販売価格の指定を例外的に認める制度。独占禁止法は自由な価格競争を促進する立場から、商品の製造業者(供給者)が販売店に対してその商品の小売価格を指定することを、不公正な取引方法として禁止しているが、書籍、雑誌、新聞及びレコード盤、音楽用テープ、音楽用CDの6品目については例外的に、言論の自由や文化の保護という見地から、1953年以来、再販売価格の指定が認められてきた(著作物再販制度)。
 かつては化粧品なども例外とされてきた時代があったが、自由競争の見地から例外の範囲が狭められ、出版物についても廃止を検討しようとする考え方が70年代末に公正取引委員会から提起され、特に90年代に入って本格的な検討がすすめられてきた。これに対して、日本新聞協会が新聞の戸別配達の維持や質の低下の回避などを主張し、日本書籍出版協会、日本雑誌協会なども全国同一価格の維持や活字文化の振興などを主張して、強く反対している。
 2001年3月に公正取引委員会は報告書「著作物再販制度の取扱いについて」を公表し、「同制度の廃止について国民的合意が形成されるに至っていない」として「当面同制度を存置することが相当」であるとする判断を示すと共に、長期購読者への価格割引など同制度の弾力的運用により消費者利益の向上を目指すべきものとした。こうした弾力的運用への取り組みの検証など著作物流通に関する意見交換の場として、著作物再販協議会が設けられている。また、05年末に公正取引委員会は、差別価格販売や定価割引等を禁止する独占禁止法上の「特殊指定」の新聞への適用を見直す考えを示したが、戸別配達制度への影響の懸念から反対も強く、実施はされていない。
(浜田純一 東京大学教授 / 2007年)
                           ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
どこまで続く、スケートの羽生弓弦の記録更新。素人目でもそのすごさが分かるから凄い。

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