この結果を受けた橋下さん、いち早く維新の会「代表続投」を表明しました。やはりね、というのが多くの人の感想でしょう。とにかく権力にしがみつきたい、それがこの人の本質だからです。
敗北の弁がまたまたどこかで聞いたことと同じでした。「大阪都構想について大きな誤解が堺市民に広まってしまった」がそれです。従軍慰安婦問題のときは、自分の発言が正確に伝えられていない、として〝メディア責任論〟に終始しました。そして今度はまるで〝堺市民責任論〟です。結局この人、あの女性問題も含めて自分の責任について言及したことは一度もありません。そういう人なのです。
橋下さんは市長選挙に関して朝日新聞の取材拒否を通告しました。理由は28、29両日の朝日新聞紙面に掲載を申し込んだ大阪都構想の広告掲載を認められなかったことについて、担当者から直接説明がなかったことなどをあげています。
これに対し朝日新聞社は「26日、27日分と28、29両日分について、それぞれ別の広告会社を通じて申し込みがあった。」が、「27日分については政党の政治活動を伝える広告として府南部向けの紙面に掲載した。28、29両日については扱いを保留。『堺市長選の投票日が差し迫った時期に、今回の選挙の最大の争点を記載している内容の広告を複数回掲載することは、投票を読者に呼びかける『選挙広告』となる恐れがある』と判断して掲載を見合わせることにし、27日、広告会社を通じて維新側に伝えた。」(9月30日・朝日新聞デジタル版)と説明しています。
他の新聞社がこの広告についてどういう扱いをしたのか分かりませんが、これは朝日新聞社の独自判断であり外部がとやかく言う性質のものではないと思います。1度目は「政治活動を伝える広告」であり掲載、しかし2度目は「選挙広告になる恐れあり」として拒否したわけですが、これは見識といえます。このことをもってして、橋本さんは「大阪都構想について大きな誤解が堺市民に広まってしまった」という理由づけ、即ちメディア責任論をまたしても持ち出すのではないか、私は楽しみにしています。
毎日新聞が社説でこの選挙結果を論じています。締めくくり分部で「維新の会は党の浮沈を握る重要選挙と位置づけ、全国から国会議員らを動員して総力戦を展開した。そのうえでの敗北は、府内で無敵だった『橋下人気』の失速を意味する。」としながら、「橋下氏が共同代表を務める国政での日本維新の会の迷走とも無縁であるまい。従軍慰安婦をめぐる発言など、橋下氏の言動はこのところ分権改革以外の分野で物議を醸し、参院選で伸び悩んだ。合流前の旧太陽の党、旧維新の会両勢力の不協和音も目立つ。与党寄りの対応も目につき、国民からは方向性がよく分からない政党だと見られ始めているのではないか。」と辛口です。あなたのご意見は?
★脈絡のないきょうの一行
29日未明、元毎日新聞記者で作家の山崎豊子さん(88)が死去。巨匠がまた一人。寂しいね。
忘れられないもう一つのシーンは、口減らしで奉公に出された姉と末子が会ったあとの別れです。遠足で姉の奉公する町にやって来て、やっと会えた妹を送る姉は、遠ざかるバスにいつまでもいつまでも手を振り続けます。その光景は私自身が経験したこととオーバーラップしていました。
子どもの頃の我が家も、この映画と同じようなくらしぶりでした。貧乏の子沢山の典型ともいえる7人きょうだいで、間違いなく口減らしだったと思いますが、私の2人の姉たちも中学を卒業しないまま、奉公に出されました。私がまだ小学低学年のころ、その姉の奉公先を訪ねたことがあります。姉は帰りに真新しいクレヨンをくれました。これは嬉しかったし、いつまでも私の宝物でした。帰り際の姉の顔は悲しそうでした。映画の別れのシーンは、まさに私の原体験そのものでした。
体験でいえば、もう一つあります。映画の中で末子とにあんちゃんが他人の家に預けられ、それに耐えきれず逃げ出し途中でイモ畑を見つけ、それを掘り起こして食べる場面がありました。私もまったく同じ経験があります。
私の場合、行動をともにしたのは、きょうだいではなく父でした。家にはコメ粒一つ残っておらずついに食べるものが無くなってしまったのです。私が学校から帰るなり、父は意を決したように「行くぞ」と私を誘いました。どこだろうとついて行くと、イモ畑でした。父は「見張ってろ」と私に命令し、持参した麻袋に掘り起こしたイモを詰め込みました。そのときの見張り役の怖かったことは、私の懊悩の一つとして今でも刷り込まれたままです。
赤貧のくらしは結果としてイモ泥棒を行わせたのですが、「生きること」の意味を叩き込まれたようにも思います。同時に格差社会の理不尽さや怒りを持つこと、貧しき者が手をつなぐことの大切さも子どものときに〝躾けられた〟のではないか、そんなことを考えることがあります。そしてそれが、これまで生きてきた私の原点だったのではないか、とも。
この映画の面白さのもう一つは、出演者にもあります。前述の北林谷栄さんをはじめ鬼籍に入っている人も少なくありませんが、知られている人の名前だけ紹介しましょう。長門裕之、松尾嘉代、西村晃、小沢昭一、殿山泰司、浜村純、山岡久乃、大滝秀治、芦田伸介、穂積隆信、吉行和子、二谷英明――などです。長兄役の長門裕之、姉役の松尾嘉代、そしてきょうから始まったNHKの朝ドラに出演(語りも)している吉行和子さんの保健婦役は光っていました。みなさん、若かった。
この映画の原作本は長い間、私の本棚にありましたが九州に住んでいる従妹が挫折しそうになったとき、「原点に返ろう」と添え書きをして贈りました。あの本はいま、どうなっているのでしょうか。
★脈絡のないきょうの一行
堺市長選挙の結果は予想どおり。それでもあの人は居座り続ける。単なる権力好き人種だね。
「にあんちゃん」というのは二番目の兄という意味です。作者の安本末子は4人きょうだい。炭鉱街でくらしていました。エネルギーが石炭から石油に転換されることになり、炭鉱が次々と閉山された時代です。当時、炭鉱の長屋暮らしをしていた私にとって、映画は日常そのものでした。まともに食べるものもない生活ですが、子どもたちは明るく元気です。
「ムービー・ウォーカー」から、映画のあらすじを拾ってみましょう。
◇=◇=◇
昭和二十八年の春。佐賀県にある鶴ノ鼻炭鉱では、ストライキが行われていた。そのさなかに、安本一家の大黒柱である炭鉱夫の父親が死んだ。残された喜一、良子、高一、末子の四人の子供たち。喜一は二十歳になったばかりだ。安本一家が住んでいる山の中腹の長屋の人たちも、皆その日暮しの苦しい生活をしていた。長屋の子供たちは学校へ弁当も満足には持っていけない。喜一が失業した。一家共倒れを防ぐため、高一と末子を辺見家にあずけ、喜一は良子と長崎に働きに出かけた。
しかし、辺見家でも生活は苦しく末子は栄養失調になった。赤痢が発生した。末子も罹病した。保健婦のかな子と、末子の担任教師桐野が働いた。やがて、決定的な時が来た。会社が炭鉱を廃坑すると宣言したのである。人々はやむなく家をたたみ、山を下りていった。
高一と末子も、帰って来た喜一に連れられて、閔さんの家に引きとられた。しかし、汚ない堀立小屋で異臭がひどく、夜逃げして炭鉱に戻った。--桐野はかな子をハイキングに誘った。が、かな子の答えは冷たかった。許婚者がいたのだ。高一も働きに出かけた。漁港の荷運びだ。喜一は佐賀のパチンコ屋に就職した。
かな子は東京に転勤になった許婚者を追って鉱山から去った。高一は東京へ行った。しかし、東京へ着くとすぐ警察に保護された。中学生が、それも一人で九州から職を探しに来たという話に、不審に思った自転車屋の主人が警察に連絡したのである。送り返されて高一は炭鉱村に帰った。嬉し泣く末子の肩を抱きながら、やはり兄妹一緒に生きていこうと思った。
◇=◇=◇
映画は冒頭から葬式のシーンです。この記憶がいつまでも残っているのは、これが私にはショックだったからかもしれません。いわゆる在日韓国人一家の安本家は父親の死によって、子どもたちだけが残されることになったのです。その葬式行列で、やり手婆役の北林谷榮(きたばやし たにえ、1911年5月21日- 2010年4月27日)さんが「アイゴー、アイゴー」と泣きながら歩く姿は強烈でした。
すでに北林さんは彼岸の人ですが、この頃からおばあさん役をやっていたのですね。北林さんといえば映画「大誘拐」(1991年)が忘れられません。あれは実に面白かった。北林谷榮さんご本人とは一度だけですが、私は直接会っています。1969年の秋です。白鳥事件の村上国治さんが仮釈放されて初めて東京に出てきたとき、村上さんを案内して、劇団民芸の公演会場・砂防会館を訪ねたのです。
訪問の主目的は宇野重吉さんに会うことだったのですが、共演者の北林さんも一緒でした。稽古中の宇野さんは「釈放されて良かったですね」と、あの独特の目をしょぼつかせながら、優しく語りかけてくれました。宇野、村上、北林の会話は網走刑務所の面会室でしか会ったことのない関係にしては、それを感じさせない実に親しげだったことを覚えています。(次回につづく)
★脈絡のないきょうの一行
堺市長選挙、きょう投票。大阪都構想に市民はどう審判を下すのか。
◇=◇=◇
非正規の若者6割「就活やり直したい」 収入などに不満
朝日新聞デジタル 9月17日(火)9時8分配信
【伊沢友之】企業や自治体などでつくる日本経営協会の調査では、派遣やアルバイトなど非正規で働く若者の約6割が「学生に戻れるなら、就職活動をやり直したい」と考えていた。正社員と比べると能力を高める機会や給与の差があり、将来どのようにキャリアを積み上げていこうかという設計が立てづらいからだ。
非正規で働く若者の現状を探るため、今年6月に調査した。大学や大学院を卒業して非正規で週30時間以上働く25~40歳の700人に対し、インターネットで尋ねた。
学生に戻って「就職活動をやり直したい」と希望する人は、61・6%にあたる431人に達した。「どちらとも言えない」が21・1%、「希望しない」は17・3%だった。今後の働き方では正社員を希望する人が54・6%を占め、非正規の15・7%を大きく上回った。
◇=◇=◇
すき好んで若者たちは非正規を選んでいるのではありません。正規雇用の募集がないから非正規を選ばざるを得ないのです。収入が不安定ななかで、結婚や将来の生活設計は立てられません。若者たちの叫びが聞こえるようです。
労働者派遣法(正式名称は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」)が制定(1986年)されるとき、私たちは雇用破壊につながる、として反対運動を起こしました。しかし、財界の意を受けた自民党政権は強行して成立させました。
正式名称にあるように、派遣労働者の権利や労働条件が守られるようなイメージがありました。しかし現実はご承知のとおりです。しかも、この法律の適用業務は専門性の高い13業務に限っていましたが、法改正で26業務に拡大され1999年には原則的に自由化されてしまったのです。
その結果が今なのです。若者たちが安心して生活できる基盤をつくるために、派遣法の抜本改正をはかり正規雇用を増やす努力をしなければ、この国は足元から崩れてしまうのではないでしょうか。
★脈絡のないきょうの一行
東電で人材流出が著しいという。原因は福島第一原発だろう。足元から揺らいでいるのは心配。
深刻な東電福島第一原発の汚染水漏れ。政府は「原発事故収拾」発言を取り消すべし。
2013/08/06
東京で盗まれたルノワールの絵が、イギリスにおいて1億5000万円で落札。犯罪もグローバル化か。
2013/08/08
ガソリン、5週連続値上がり。くらしが軋み始めている。
2013/08/08
厚労省、「ブラック企業」取り締まり強化へ。久しぶりだなぁー政府方針を支持するのは。
2013/08/12
山口から沖縄へオスプレイを強行配備。これだけ主権がないがしろにされても、アメリカに追随するのか。
2013/08/14
「ブラック企業大賞」に社長が参議院議員になったワタミ。今度は「ブラック国会」になるね。
2013/08/16
戦争への反省もなく、不戦にも言及しなかった「終戦の日」の安倍晋三首相。戦争好き人種だね。
2013/08/17
いのちを賭して民主主義を守るエジプト市民。それを弾圧する軍事政権。どちらに理があるかは明らか。もう死者は出さないでほしい。
2013/08/19
陸上世界選手権の200mで、ボルトが3連覇。やはり超人。
2013/08/21
夏の甲子園の決勝は、両校とも初進出の前橋育英と延岡学園。暑さを吹き飛ばしていい試合にしてほしい。
2013/08/24
福島第一原発の港湾内海水の放射性トリチウム(三重水素)の濃度が1週間で8~18倍に(東電)。これは汚染水流出の証明。それでも原発推進ですか、安倍さん。
2013/08/26
25日、自衛隊の東富士演習場で射撃演習。世界遺産に向けられた実弾、やはりこの国はヘンだ。
2013/08/28
世界遺産の京都二条城で、菊紋の下から葵(あおい)紋が出てきたってね。へぇー面白いね。
2013/08/30
イギリス議会、シリアへの軍事行動を否決。平和的解決を求める一歩。
★脈絡のないきょうの一行
東電福島第一原発、汚染水を1年8か月間たれ流した可能性あり(読売新聞)。東電に当事者能力なし。
汚染されたその水がどこに流れているのか、言わずもがなではありませんか。それを指して「完全にブロックされている」と彼は言い切ったのです。これはすごい。世界の人々に対する大ペテンです。振り込め詐欺は断じて許せない犯罪ですが、誤解を恐れずに言えばこちらはお金を取られるだけ。しかし、今回の首相の発言はいのちを取られる危険があるのです。
毎日新聞がこの発言について世論調査を行いました。思ったとおりの結果でした。消費税増税問題にも触れていますが、以下。
◇=◇=◇
<毎日世論調査>首相の汚染水ブロック「そう思わぬ」66%
毎日新聞 9月15日(日)23時25分配信
14、15両日に行った毎日新聞の全国世論調査で、安倍晋三首相が7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会のプレゼンテーションで東京電力福島第1原発の汚染水について「完全にブロックされている」と発言したことについて尋ねたところ、「そうは思わなかった」との回答が66%に上った。政府は「放射性物質の影響は発電所の港湾内にとどまっている」(菅義偉官房長官)などと発言の正当性を強調しているが、十分に浸透していない。
「発言通りだと思った」と答えた人は8%にとどまり、「分からない」は24%だった。安倍内閣の支持層でも「発言通りだと思った」は11%で、「そうは思わなかった」が58%を占めた。
東電幹部は13日に汚染水について「コントロールできていない」と発言。民主党の長妻昭幹事長代行は15日のNHK番組で首相発言を「世界に間違ったメッセージを発信した」と批判するなど、野党側は追及姿勢を強めている。
また、汚染水対策について「国は費用にこだわらず、あらゆる手段を講じるべきだと思うか」との問いに対し、86%が「思う」と回答した。有権者が汚染水問題を深刻に受け止めていることがうかがわれる。
一方、消費税を予定通り、2014年4月に8%に引き上げるべきかどうかを尋ねたところ、「予定通り引き上げるべきだ」が30%で最も多くなった。ただ、「1%ずつ段階的に引き上げるべきだ」(25%)、「時期は先送りすべきだ」(19%)など予定通りの引き上げに慎重な声も根強い。「5%を維持すべきだ」は22%だった。
消費税引き上げに伴い、生活必需品などへの軽減税率導入の是非を問うたところ、賛成は先月調査(69%)から3ポイント上がって72%となり、反対(23%)を大きく上回った。【高山祐】
★脈絡のないきょうの一行
台風18号の影響で、京都、滋賀、福井に大雨特別警報発令。いのちを守る行動をとってほしい。
きょうからパン、マヨネーズ、ハム、家庭用小麦粉、電気・ガスなど生活直結のものが値上げへ。アベノミクス〝効果〟だが、ひどいね。
2013/07/02
復興予算流用の未執行分1000億円、返還へ。当たり前だ! 使ってしまった責任はどうするの?
2013/07/05
不穏強まるエジプトの動き、目が離せない。流血だけはなんとしても避けてほしい。
2013/07/08
96条改定に批判が高まっても安倍首相、強硬姿勢崩さず。意地かどうか知らないが、橋本大阪市長に似ているね。
2013/07/10
明治乳業の賃金差別事件で、東京都労働委員会が労働者側の救済申し立てを却下。労働委員会は労働者救済の精神を投げ捨てたのか。
2013/07/12
安倍首相、夏のボーナス7%増だってね。こちらも庶民感覚と離れているなー。
2013/07/15
毎日新聞の世論調査によれば自民支持率下降線。民主支持は、維新より下に。支持政党なし30%。投票に必ず行く67%は嬉しい。
2013/07/17
全国で6月に熱中症によって救急車で搬送された人は、昨年の2.3倍(消防庁)。自戒、自戒。
2013/07/18
新聞各紙、参院選で与党過半数獲得を予測。最近のデータが正確なだけに、心配。
2013/07/19
東京はむちゃくちゃ暑いが、山形では豪雨によって400人以上が孤立しているという。日本は広い。
2013/07/24
選挙が終わったとたん、福島第一原発で「放射能は海に流れていた」と東電。隠していたんだよね。
2013/07/26
20代以上の男女の4割が生活苦しい。ゆとりを感じているのは1割弱(厚労省調査)。貧困国ニッポンになりつつある。
2013/07/29
各地でかつて経験したことのない豪雨。もしかすると熱帯化の前兆か。不安。
2013/07/31
中央アルプスの空木岳と檜尾岳あたりで、韓国人3人が遭難死。深田久弥はこの山について「磊磊(らいらい)」と表現しているが、そのとおり厳しい山。遭難は残念でならない。
★脈絡のないきょうの一行
谷垣禎一法相のもとで確定死刑囚6人目の死刑執行。法律通りというが、痛みはないのか。
猪瀬東京都知事はIOC総会から帰国するなり、「東京都は何時でも引き出せる4000億円のお金がある。これを使ってオリンピックを成功させたい」と胸を張りました。一方で大気汚染などによる、ぜん息患者の無料診療制度を「予算がないから、打ち切る」と言います。この制度を維持するには年間35億円で済み、これだけのお金があれば100年間は維持可能です。
順番が違うのではないか――。この問題に限らず、この国の政治は歯車が逆回転しているように思えます。この流れをどこかで正さないことには、国民のいのちや財産を守ることができなくなるのではないでしょうか。被災2年半の厳しい現状を時事通信が伝えています。「王様は裸だ」と指摘したあの子のように、現実をしっかり見つめたいものです。以下。
◇=◇=◇
なお29万人が避難=原発事故収束見えず―東日本大震災2年半
時事通信 9月11日(水)4時37分配信
1万8500人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災は11日、発生から2年半となった。住宅再建が本格化するなど明るい動きが出る半面、岩手、宮城、福島3県などで被災した約29万人は今も避難生活が続く。東京電力福島第1原発がある福島県では、除染の遅れや放射能汚染水漏れ問題が復興に影を落とす。
復興庁によると、8月12日現在の避難者は28万9611人で、この半年間に約2万5000人減少。ただ、放射能への不安を抱える福島県は県外避難者が5万2277人いる。
福島第1原発では、放射能汚染水の管理が危機的な状況にある。貯蔵タンクからの大量漏出、地下水汚染などが相次ぎ発覚し、海洋汚染への懸念も強まり、事故収束への道のりは険しさを増している。
警察庁によると、今月10日時点の死者は1万5883人、行方不明者は依然2654人に上る。3県沿岸部では11日、警察や海上保安庁などが1000人規模で不明者の一斉捜索を行う。
★脈絡のないきょうの一行
文科省、法科大学院18校の補助金を削減。司法試験の成績が悪いことが理由だが、マッチポンプだね。
ヘェー、橋下大阪市長によると毎日新聞は「タブロイド紙」なんだってね。だから誤報をやっても平気だと言いたいんだー。面白いね。
2013/06/04
65歳年金支給による定年延長問題も解決しないうちに、68歳支給を検討するという。フザケルナ!
2013/06/05
大企業の内部留保金、10兆円の増(しんぶん赤旗)。さらに法人税下げろ、だって? フザケルナ!
2013/06/11
台風3号が日本に接近。ことしはいやーな予感がするなー。
2013/06/12
プロ野球のボールが昨シリーズと変わっていたことが判明し、議論に。2000本安打や200勝の意味が薄まるような気がするのは、自分だけ?
2013/06/19
予想どおり、日本維新の会は仲間割れしそうですね。烏合(うごう)の衆そのもので、あの集団らしいじゃないですか。
2013/06/20
九州電力前社長、やらせ問題で辞任して子会社の会長に就任だってね。節操がないね。いやもともと節操なんぞ持ち合わせていないか。
2013/06/21
いよいよ明日、7月の参議院選挙を占う東京都議会議員選挙。いのち、くらし、憲法が争点。しっかり見極めたい。
2013/06/24
富士山の世界文化遺産登録、釈然としない。本来なら自然遺産として登録すべきだと思うから。
2013/06/25
参議院の審議なく、衆議院の定数変更を再可決。民主主義はどこへ行ったのか。
2013/06/26
エッフェル塔の従業員がストライキ。安全面と労働条件改善を求めているという。支持する。
2013/06/27
46歳から73歳までの〝熟女売春宿〟が摘発。うーん、コメントが難しい。
2013/06/28
韓国大統領、米国からの帰路、慣例破って日本を通り越して中国へ。背景に慰安婦容認発言、ヘイトスピーチ、竹島問題などがあることは明らか。どうするニッポン。
★脈絡のないきょうの一行
民主党の枝野議員、自衛隊の国連軍参加を明記した「改憲私案」を発表。何考えてるの?
2013/05/01
オーバーユース対策もなしに、富士山が世界遺産登録へ。このままでは富士山が壊れる。
2013/05/07
連休中にまたしても山の遭難続発、行方不明者も。山好きの一人としてやり切れない。
2013/05/09
8日、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が米上下両院合同会議で、「『歴史問題』で衝突が絶えないと」日本を批判(読売新聞ウェブ)。見識だろう。
2013/05/10
「96条先行 自民にも異論」(毎日新聞)。なるほどねー、やはりねー。
2013/05/13
「自民党の憲法観は危険」と日本維新の会共同代表の橋下徹さん(産経新聞ウェブ)。あれ!? 自民党と一緒に憲法をいじるんじゃなかったの? 選挙目当ての発言だね。
2013/05/14
ボーイング787機、バッテリーから煙が出ても機内に充満しないようにしたから、飛行OKだってね。え!?。そんな飛行機、乗りたくない。
2013/05/14
自民党・高市早苗政調会長、村山富市首相談話を疑問視。意図的な戦前の歴史の改ざん。これも放置できない。
2013/05/16
従軍慰安婦必要論を説いた橋下大阪市長発言を、安倍首相否定せず(しんぶん赤旗)。さもあらん。
2013/05/17
慰安婦問題の発言責任で、日本維新の会の西村真悟衆院議員離党を表明。しかし同党は除名を検討中だという。国民の目をそらすヤラセだね、こりゃ。議員も辞めるんだろうなー、当然。
2013/05/18
80歳の三浦雄一郎さん、エベレスト山頂に向けて出発。ぜひ成功させてほしい。
2013/05/20
日本維新の会、参議院選挙公約原案にTPP容認、天皇元首化、道州制導入などを明記。自民党と同じだね。
2013/05/22
アメリカ・オクラホマ州などの巨大竜巻、大きな被害に。竜巻の予報体制はかなり進んでいるはずだが……。
2013/05/23
中国製造業の景況下降線の影響で、日本の株価が1000円近くダウン。やはりねー……。
2013/05/24
韓国人元「慰安婦」、橋下大阪市長との面談を拒否。政治利用されるだけの面談、拒否は当然。
2013/05/27
「マイナンバー制」衆議院を通過。これに「秘密保全法」が加われば、国民監視体制の完結。ひどいね。
2013/05/29
明日、千代田区一番町のカスケードホールで第22回千代田平和集会。講演は一水会顧問の鈴木邦男さん。憲法問題で語ります。ぜひご参加を。
2013/05/30
ミャンマーにはODAで大盤振る舞い、国民には生活保護切り下げ。本末転倒政治、許せない。
2013/05/31
公明党、大阪市長問責決議に一転して反対。是是非非、党利党略のこの党ひどいね。
★脈絡のないきょうの一行
2020年夏のオリンピック・パラリンピックの開催地、東京に決定。水を差すつもりはないが、大震災発生時の対策、大丈夫かなー。
今回のこの「緊急着陸」問題どう扱うのでしょうか。国連事務総長のとき以上に血相を変えてただし、是正を申し入れるのが筋だと思います。が、何一つ動いていないようです。以下、沖縄タイムスのウェブから。
◇=◇=◇
普天間米軍機、緊急時に校庭着陸想定
沖縄タイムス 9月2日(月)9時48分配信
【平安名純代・米国特約記者】米軍普天間飛行場に配備されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなど、同飛行場所属の軍用機のパイロットらが、緊急時の着陸地として同飛行場周辺の学校の校庭などを想定していることが1日までに分かった。同飛行場での駐留経験を持つ複数の現役・退役パイロットらが本紙の取材に対して明らかにした。オスプレイは、昨年から米本土で緊急着陸を頻発している。人口密集地のど真ん中に位置し、多くの学校が隣接している同飛行場の危険性があらためて問われそうだ。
同飛行場でオスプレイのパイロット勤務経験がある米海兵隊員は、「同飛行場への帰還が難しい機体の不具合などが生じた場合、近くの空き地などに速やかに着陸する必要がある」と述べ、緊急時の使用が予想されている場所として、沖縄国際大学や宜野湾市立嘉数小・中学校、普天間第二小、普天間中学校、宜野湾小・中学校、県立中部商業高校、琉球大学などを挙げた。
現在は米本土内の基地に勤務する海兵隊員は「こうした想定は、われわれの共通認識というレベルのもので、(在沖米海兵隊の)マニュアルなどには記されていない。事故などが起こらぬよう、整備には万全を期していた」と話した。
沖縄国際大学ヘリ墜落事故が発生した2004年に同飛行場でパイロットとして勤務していた海兵隊員は「住宅地と隣接する普天間は、操縦士も高度な技術が求められる」と指摘。 当時の事故の被害は「操縦士の判断で最小限にとどめられた」との認識を示した。
オスプレイに詳しい米国防分析研究所(IDA)の元主任分析官、アーサー・リボロ氏によると、オスプレイが緊急着陸を要するのは、(1)計器点検などの予防的措置(2)安全性に関わる不具合が生じ、近くの空き地や駐車場などにできるだけ早い着陸が必要(3)エンジンからの出火など深刻な問題が発生し、ただちに着陸が必要-の3点を挙げた。
★脈絡のないきょうの一行
昨日の竜巻で越谷の友人宅の屋根が吹き飛ばされるなどの被害に。ヒトゴトではない。
60人中、条件付きも含めて引き上げを認めたのは44人、時期や率の見直しを求めたのが13人、増税反対は3人だけだったといいます。この数字、民意と大きくかい離していると思いませんか。
なぜこのような結果になるのか。説明不要でしょうが、有識者=意見陳述人を選んだのは政府だからです。選ぶ権利は国民にはなく、一方的なアンフェア選出です。政府のことですから、増税に賛成意見の人を選ぶのは当然です。反対の人も入れておかないとバランスを欠くことになりますから、ほんの少しだけ入れておいたのでしょう。
この結果をもって、秋に増税をどうするか首相が判断するといいます。これはもう最初から結果が分かっている、出来レースそのものではありませんか。テレビ局がヤラセ番組で批判されることがあります。この有識者会議なるもの、これと同じではないでしょうか。
つまり、政府の方針に賛成する特定の人を選び、その人たちに「有識者」という衣を着せて、消費税増税が必要であることを言わせ、実行していく。いわゆるアリバイ作りにほかならない、と断言してもいいと思います。この消費税問題だけでなく、政府が開催する「有識者会議」というものの本質はここにあります。
有識者会議ではありまぜんが、私は行政主催の懇談会に一度だけ参加したことがあります。現在、千代田区は「国際平和都市千代田区宣言」(1995年制定)をもっていますが、その宣言づくりの区民懇談会に区内の労働組合を代表して参加したのです。
このときは充実した議論になりました。大学の教授、地域住民代表、被爆者代表、業者代表、在区外国人代表、女性団体代表、PTA代表、区議会議員代表、そして私のような千代田区に在勤・労働組合代表などさまざまな人たちが意見を出し合いました。その結果、あの宣言が生まれたのです。その内容は千代田区のホームページにあります。ぜひご覧ください。
こういう「会議」(懇談会)だったらいいと思います。一つのものをつくる作業の会だから、様々な角度から意見を出し合い、一つ一つ積み重ねていきます。なぜか私の発言に、条件反射的に反応した区議会議員がいたことは記憶に残っています。ところが、今回の消費税に関する有識者会議は「決まったこと」への進め方を聞く会議に過ぎず、作られたレールを走るだけのものです。
それにつけても、消費税増税に反対した3人の方はすごいと思います。増税必要論の嵐のなかで抵抗したのですから。名前だけ紹介しましょう。山根香織・主婦連合会会長、宍戸駿太郎・筑波大学名誉教授、広田和子・精神医療サバイバーの各氏でした。
★脈絡のないきょうの一行
シリア攻撃、アメリカ議会はどう反応するか。イギリス議会を見習ってほしいものだ。
この大震災によって190万人が被災、死亡・行方不明者は10万5千人余。建造物は全壊が10万9千余棟、全焼が21万2000余棟をもたらしています。このとき、「朝鮮人の暴動がおきる」という流言飛語によって、多くの罪もない人々が虐殺されたことを忘れてはなりません。その数は当時の政府(司法省)の調査では233人、東京帝国大学(現東京大学)の吉野作造教授の調査では2613人余になるといわれています。
きょう午後1時から四谷のプラザエフにおいて、防災や被災者支援などの問題について考える集会が開かれます。ぜひご参加を。
本題です。東電福島第一原発事故は放射能汚染水の流出によって、「レベル3」に引き上げられたのはご承知のとおりです。にもかかわらず、政府は「収束宣言」を撤回しようとしません。なぜでしょうか。それは、はっきりしています。
オリンピック招致に不利になるからです。いや逆に、東京オリンピック招致のために「収束宣言」を出したというほうが正確かもしれません。
前回の小ブログで紹介した、原子力市民委員会の『事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言』も指摘していますが、政府が「収束宣言」を出したことによって何が起きたか。真に事故収束の作業が立ち遅れたのです。その表れの一つが、あの汚染水漏れだったことは言を待つまでもありません。
この国の政治は国民のくらしや安全に目が向いていません。消費税増税しかり、TPPしかり、オスプレイしかり、集団的自衛権問題しかり、憲法しかり。アメリカと財界にしか目が向いていないのです。国民を無視してオリンピック招致のために、終わってもいない原発事故処理の収束宣言を出したのです。
この問題について、メディアも追随していることを看過するわけにはいきません。これほど分かりやすい「原発事故は収束していない」状況にもかかわらず、メディアは批判の一行すらないからです。メディアもまた、オリンピック招致の片棒をかついでいるのです。
猪瀬東京都知事は意気揚々と出かけましたが、IOCが東京にオリンピックを招致することになれば、日本は世界の人々を欺いたことになります。そうならないためにも、政府は福島第一原発事故の「収束宣言」を撤回すべきです。そして私たちは、裸の王様を指摘したあの子どものように、しっかり真実を見つめなおすべきです。
★脈絡のないきょうの一行
オバマ米大統領、シリアへの武力行使を表明。それで何を得ようというのか。ストップ・ウォー!