ヘボやんの独り言
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2013/07/31 [Wed] 12:50:55 » E d i t
 前回につづく引用で申し訳ありません。気になって仕方がない配信を拾ったからです。沖縄県浦添市の工事現場から、元日本軍の兵士とみられる白骨体が見つかったといいます。以下。

                         ◇=◇=◇
日本兵の全身骨発見 「田畑」印鑑、財布も
琉球新報 7月29日(月)9時55分配信


 浦添市立前田小学校付近の道路拡張工事現場からこのほど、沖縄戦当時の日本軍兵士とみられる遺骨が1体見つかった。28日、県の戦没者遺骨収集情報センターと、遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」(具志堅隆松代表)が現場を調査し確認した。

 遺骨はうつぶせのまま、地下足袋を履いた状態で見つかり、銃剣を体の横近くに携えていた。上あごや鉄かぶとをかぶった頭蓋骨の一部、大腿(だいたい)骨も見つかった。

 遺骨周辺から「田畑」と彫られた印鑑、水筒や爪切り、1941年製造の小銭が入った財布、巾着袋に入ったままの陸軍用時計などを発掘した。具志堅代表によると、前田地区周辺は沖縄戦当時、第24師団(通称・山部隊)直属の歩兵第32連隊の第2、3大隊が配備されていた。山形県や北海道出身者が多く所属していた。

 今後、沖縄戦に参加した山形、北海道出身者の中から「田畑」に該当する人物を探し、遺族にDNA鑑定を呼び掛ける。他に遺骨がないか発掘を続ける予定だ。

 遺骨を前にボランティアのメンバーらは線香と泡盛をたむけ「古里へ、もう少しで帰れますからね」と声を掛け、手を合わせた。

 遺骨は24日に、工事業者が発見した。現場監督の當山佳伸さんは「家族の元に帰りたいと思っている遺骨がお盆前に出てきたのは意味があるのかもしれない」と話した。社会民主党の照屋寛徳衆院議員と狩俣信子県議も現場を訪れた。照屋氏は「DNA鑑定に早めに取り組むよう、厚生労働省に申し入れる」と話した。(阪口彩子)
                         ◇=◇=◇

 この記事を読みながら涙が出てきました。戦争が終わって間もなく68年になろうとするいま、やっと故郷へ帰れる。しかし、白骨体となって。なんと悲しいことでしょうか。これが戦争なのです。戦後生まれの私ですが、戦争の何たるかを見つめ続けていくつもりです。

 しかしその現実に目をつぶり、政権を〝道具〟にして憲法を変え歴史を後戻りさせようとする輩(やから)がいることに腹立たしさすら覚えます。見つかった白骨体の兵士の無念の思いを、あの人たちは一片でも感じることができないのでしょうか。

 戦後は終わっていません。従軍慰安婦への謝罪もなく、強制労働された中国や韓国の人たちへの謝罪も補償もなく、そしていままた、日本兵の無残な白骨体の発見。日本はまだ、戦後がつづいているのです。今回のこの事件を機に、戦争の問題を改めて考えてみたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
中央アルプスの空木岳と檜尾岳あたりで、韓国人3人が遭難死。深田久弥はこの山について「磊磊(らいらい)」と表現しているが、そのとおり厳しい山。遭難は残念でならない。

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2013/07/29 [Mon] 10:13:14 » E d i t
 参議院選挙報道で、テレビ東京の健闘が話題になっています。キャスターの池上彰さんによるところが大きかったのですが、候補者などへのインタビューがウケたようです。断られた人もいます。その断られた人へのインタビューの内容を同氏が明かしています。なかかなか興味深い。以下。

                         ◇=◇=◇
池上彰 渡邉美樹に「何がやりたいの?」と聞くつもりだった
NEWS ポストセブン 7月26日(金)7時6分配信


 7月21日に投開票が行われた参議院選挙。民放各局の開票特番の中で、高視聴率をマークしたのは『TXN選挙SP 池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京系)。平均視聴率は10.2%(20時から)、10.3%(21時から)だった。

 同番組の中で、政治家たちを相手に鋭い質問をぶつけていた池上彰氏。しかし、なかにはインタビューに応じなかった政治家もいたという。もし、彼らが出演していれば、どんな質問がぶつけられていたのか? 池上氏本人が語る。

                         * * *
 インタビューに応じていただけないかたもいたのは残念でした。自民党の丸川珠代さんは、直前までお話を伺う約束になっていたのに、急に事務所を飛び出して、姿を消してしまいました。

 彼女は、前回2007年の参院選の際に、期日前投票をしようとして、選挙人名簿に登録されていないことが明らかになったことがあります。これは、テレビ局勤務時代の海外赴任から帰国後、何度もあった選挙で投票していなかったということです。その後、投票へは行っているのか、政治家になったことで、政治に対する姿勢は変わったのかを、ぜひ確かめてみたかった。

 日本維新の会の橋下徹共同代表、石原慎太郎共同代表にも、話を聞けませんでした。橋下さんは個別のインタビューには応じない、そして、石原さんからは、体調によってとは言われていたのですが…。ぜひ、二人の共同代表の温度差、“東西冷戦”の真相について、聞きたかったですね。

 あとおひとり、番組が終わり、明け方になってようやく当選確実となったワタミ創業者の渡邉美樹さん。ワタミグループで過労を苦にした自殺者が出たことについて、私たちの番組のインタビューに「それでブラック企業と言われたら、日本には千や万のブラック企業がある」と開き直っていました。

 反省はないのか、亡くなったかたやご遺族への弔意はないのか、そして2年前は民主党の推薦を受けて都知事選に出て、今回は自民党から国政に挑戦したことについて、「政党も違えば、選挙も違う。いったい何がやりたいの?」と素朴な疑問をぶつけ、答えを聞いてみたかったですね。

 今回、自民党は圧勝しました。予想どおりの結果に、しらけた人もいるかもしれません。しかし、その自民党の中心部、そしてその周辺にいる政治家たちが、何を口にしたのか。ひとつひとつの言動に注目し、言葉に秘められた真意を読み解けば、政治はとても興味深く人間臭いものであることがわかります。ぜひ、関心を持ち続けて、次の選挙に備えてください。国政を支え、変えられるのは私たちひとりひとりの有権者なのですから。
                         ◇=◇=◇

 コメントは不要ですね。

★脈絡のないきょうの一行
各地でかつて経験したことのない豪雨。もしかすると熱帯化の前兆か。不安。

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2013/07/26 [Fri] 08:41:04 » E d i t
 「TPPはこれまで締結してきた自由貿易協定とは異なり、原則として関税撤廃における一切の例外を認めない極めて異質な協定です。」「様々な分野において、米国にとって都合よいルールを他国に押し付ける性格の協定になりつつあります。」

 「乳製品について、米国は競争力の強いニュージーランドからの市場開放に対して消極的な姿勢を示しています。一方で、米国にとって二番目に大きな輸出先であるカナダに対しては、さらなる市場開放を求めてNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉を求める構えをとっています。」

 「米国業界団体等が、日本における残留農薬基準の設定や食品添加物の認証手続き、遺伝子組み換え食品に関する表示義務などを『非関税措置』とみなし、その改善を求める意見を米国政府に対して相次いで出しており、日本の食の安全に関わる規制・制度の見直しを求められることも予想されます。」

 きょうの毎日新聞朝刊にJAグループが意見広告を出していますが、その一部を紹介させていただきました。(おそらくこれは他紙も含めて全国一斉に出したものでしょうが)カラー刷りで「TPPで喜ぶのは誰だろう?」という大きな白抜きの文字が目立ちます。

 JAグループは今回に限らず、すでに新聞への意見広告を何回か出しています。それは「TPP参加反対」の世論形成に小さくない影響を与えていると思います。同時にこの問題に対するJAグループの並々ならぬ参加阻止への決意が伺えます。その方針を私は支持します。TPP参加は日本の農漁業を崩壊させるだけにとどまらず、食の安全を脅かし国民の健康問題にも波及するからです。

 おりしも北海道で昨日、集会が開かれ参加者は7000人に膨れ上がり、「TPP即時撤退」の声が響きわたったといいます。この集会には自民、民主、公明、共産、新党大地の各党国会議員があいさつしています。

 その渦中でマレーシアのコタキナバルにおいてTPPの交渉会合が開かれ、そこに参加した日本の扱いが集中審議されています。ところが、その中身はまったくと言ってよいほど伝わってきません。なぜなら、そういう仕組みになっているからです。本末転倒で参加が決まったら情報を公開する、ということになっているからです。この問題についても、前出意見広告は厳しく指摘しています。

 「TPPは、一部の業界団体以外は情報を知る機会、意見を述べる機会すら与えられていません。一切秘密裏に交渉が行われるような状況では、国民の合意形成はおろか、十分な議論が行われているとは言えません。さらにこうした状況の中で、日本政府はどのように交渉に臨むのかという方針を未だに明確にしていません。」

 それでも貴方は、TPP参加に賛成しますか。

★脈絡のないきょうの一行
20代以上の男女の4割が生活苦しい。ゆとりを感じているのは1割弱(厚労省調査)。貧困国ニッポンになりつつある。

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10926 ニッポンの選択 
2013/07/24 [Wed] 14:01:58 » E d i t
 21日投開票による参議院選挙の結果が出ました。これが国民の選択であることに一抹の不安を否定できませんが、厳然たる事実である以上これを土台に今後の運動を構築していくしかありません。改めて結果をみてみましょう。121議席のうち(カッコ内は改選数)▼自民/65(34)▼公明/11(10)▼民主/17(44)▼維新/8(2)▼みんな/8(3)▼共産/8(3)▼生活/0(6)▼社民/1(2)▼みどり/0(4)▼新党改革/-(1)▼諸派/0(1)▼無所属/3(6)▼欠員/-(5)――という結果に終わりました。

これにより、非改選を含めると242議席のうち、自民115、公明20の両党で合計135議席となり、与党だけで過半数を制し「ねじれ」が解消したことになります。これにより、むこう3年間、いやもしかすると6年間になるかもしれませんが、自民党が優位に立ったことになります。

 結果を受けてまず目につくのが、昨年末の総選挙と同じように民主党が惨敗したことです。私は言い続けてきましたが、あのマニフェスト破りのツケは大きかった。国民の怒りは、民主党への期待が膨らんだだけにその落差も比例したといえます。この党、分裂を繰り返すのではないかと私は不安です。「そして誰もいなくなった」、「そういえばそんな党があったなー」などにならないよう、願うものです。

 自民党は大勝しました。しかし国民から支持されているかどうかは疑問です。なぜなら得票率を見ると、比例代表で34.7%、選挙区でも42.7%と過半数には遠く及ばないからです。各メディアの事前調査で自民党は有利であることが流されつづけました。それは間違いなくバンド・ワゴン効果を生んでいます。その効果に後押しされたことも事実でしょう。

 日本維新の会は8議席にとどまりました。昨年の総選挙のときの勢いは雲散したようです。昨年の総選挙と今回の比例部分を見てみると、なんと591万票も減らしているのです。橋本代表の慰安婦容認発言が影響したことは否定できないでしょう。橋下さんはどんな責任の取り方をするのでしょうか。議席が増えたから、と居座りつづけるのでしょうか。

 共産党が都議選につづいて躍進しました。8議席は驚異的です。同党の主張と清潔さが国民に浸透し始めたとみていいのではないでしょうか。数のうえでは大差がありますが、政策での「自共対決」が楽しみになってきました。

 読売新聞は「投票率が低かったから組織票を持つ共産党が伸びた」と解説していましたが、これは当たっていません。投票率が下がったにもかかわらず、共産党は比例代表で前回より159万票ふやしているからです。この党が伸びたのは国民の期待が反映したのであって、低投票率にその要因を求めるのは数学的にも辻褄があいません。どうした読売新聞。

 それにつけても気になるのは、投票率の低さです。お笑い風刺集団「ザ・ニュースペーパー」の福本ヒデさんが、19日の毎日新聞朝刊に『死に票を恐れないで』という談話を寄せていました。福本さんは「憲法改正や原発、消費増税など争点はいっぱいある。(それらを吟味して)死に票を恐れず、自分の思ったところに投票しよう」と呼びかけていました。私も同意見です。

 政治は国民のものです。そうである以上、自身の一票を行使することが、まずは政治への参加です。そのことを大事にしたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
選挙が終わったとたん、福島第一原発で「放射能は海に流れていた」と東電。隠していたんだよね。

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2013/07/19 [Fri] 08:51:02 » E d i t
 参議院選挙は最終盤になりました。このままでは争点がすっきりしないまま投票に入りそうでイヤな感じです。この間やっと、「アベノミクス」を軸とした経済戦略が争点として浮かびあがった程度でした。憲法、消費税、TPP、原発、沖縄……など、何処へ行ったのでしょうか。そこで改めてこれらの問題を考えてみたいと思います。

 まず、アベノミクス。インフレ政策は確かに〝順調〟に進んでいるようです。円安の影響で、物価は上がり続け庶民のくらしは圧迫され始めました。円安による原油の負担増はガソリン、電気・ガスなど公共料金、小麦粉をはじめとした食料品も引き上げています。食べるものへの圧迫は深刻です。

 そんななかで来年4月から消費税が3%上がる予定になっています。いまの経済状態の延長線で考えれば、物価はもっと上がるでしょう。それに消費税率が上がればダブルパンチは明らかです。年金生活者はもとより、1000万人を超えるワーキングプアといわれる人たちをはじめ、低所得者は厳しいものとなります。

 憲法問題はどうでしょうか。96条の〝先行改定〟は、憲法改正を唱える学者や元自民党幹部のなかからも反対が起きており、とん挫のように見えますが、安倍首相は強気であり予断は禁物です。一方で、彼らの真の狙いが9条にあることを忘れてはなりません。もちろん、改定要件としての「両議院の3分の2以上」をあの人たちに与えるわけにはいきません。

 TPPはどうでしょうか。最近、まったくと言ってよいほどメディアは触れません。今度の参議院選挙について、私流にいわせていただければ「TPP目隠し選挙」ということになります。この国にとってみればこれほど重要な争点はないからです。国そのものが「壊国」してしまう危険をはらんでいるからです。

 最近やっと、医療問題とTPPの関係が少しだけ取り上げられるようになってきました。日本の医療制度が間違いなくアメリカ化するのです。つまり「国民皆保険制度」が崩れるのです。民主党が政権を託されたとき「後期高齢者医療制度の廃止」をマニフェストにかかげていましたが、空振りに終わりました。今度のTPPはもっとひどいことになるのです。

 原発問題は実にはっきりしています。「推進」か「廃止」の二者択一しかないからです。なかには「安全性が確認されたら」という前提条件つきで論じている党もありますが、それはヘンです。国民のいのちにかかわるこの問題、メディアはもっと取り上げるべきです。

 沖縄問題はどうでしょうか。根源に日米安保条約があることははっきりしており、その廃棄こそが真の解決になりますが、とりあえず日米地位協定の改定を行えば一定の変化は求められます。オスプレイの配備もやめさせることができるようになるのです。橋下大阪市長の「慰安婦容認発言」で沖縄問題にスポットが当たり関心を呼びましたが、これを生かさない手はありません。

 紙数の関係で多くを語ることはできませんが、挙げただけでもかなりの争点が浮上します。残されたあと2日。改めて今度の選挙の争点と意味を考えたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
東京はむちゃくちゃ暑いが、山形では豪雨によって400人以上が孤立しているという。日本は広い。

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2013/07/18 [Thu] 10:24:36 » E d i t
 9日に東京都労働委員会において、明治乳業の賃金差別の救済を求めた事件にたいする命令が交付されました。内容は全面棄却。日本航空の解雇事件についても東京地裁は、解雇は有効であるという判断を下し、反労働者性をむき出しにしました。今回の明乳事件も同様に、労働委員会の「労働者救済」という役割を投げ捨てた命令で「都労委よ、おまえもか!」といいたい。以下、当該の声明。

                         ◇=◇=◇
            明治乳業賃金等差別事件での都労委の不当命令に対する声明

 1 本日、東京都労働委員会は、全国9事業所の申立人32名(全員が既に会社を退職しうち6名が死亡している)による不当労働行為救済申立(以下「全国事件」という)について、会社の不当労働行為を否定する不当な棄却・却下命令を申立人らに交付した。

 2 本件事件は、事業所採用コースに振り分けられた申立人らが、同じコースに所属する
他の従業員との、職分・号級格差の是正を求めた事案である。申立人らには、他の従業員
と比較して2~3職分の職分格差(年数にして16年以上)と年間100万円を超える賃
金格差があった事件である。
 ところが命令は、1)申立人らが立証した職分号給上の大幅な格差をことさらに無視し、2)東京高裁判決が認めた不当労働行為を否定し、3)会社が立証責任を負うべき格差の合理性立証について、申立人らにその立証を押し付けるなど、きわめて不当な判断である。

 3 明治乳業の賃金職分差別事件は2つの不当労働行為事件として、労働委員会等争われてきた。昭和60年に申立てられた「市川事件」(平成8年に都労委で敗訴命令がでた)と本件の「全国事件」である
 この2つの事件は、昭和40年代初頭から始まった申立人らを敵視・嫌悪した会社の方針の下、昭和44年の新職分制度の導入・実施以降申立人らの退職まで一貫して続いてきた賃金職分差別の不当労働行為事件である。会社はインフォーマル組織を作り育て、申立人らが執行部を担っていた組合支部を会社派の組合員に乗取らせ、その後支部執行部から排除した申立人らに脱退工作をしたり、みせしめに賃金職分差別をする等して、その勢力の弱体化を図った。
 こうした連続した不当労働行為を繰返し、賃金や昇進差別をする事は、労働組合の運営に関する典型的な支配介入である。こうした事件は、昭和40年頃以降に全国各地の労働委員会に集団的賃金昇格差別事件といわれる類型の不当労働行為事件として多数係属するようになった。本件事件はこうした数多く争われた大企業職場での集団間差別事件の一つであり、最後の大型事件である

 4 本日の都労委命令は、市川事件での都労委命令の誤りをただす機会でもあったにもかかわらず、会社の主張を認めて再び労働者の切なる願いを踏みにじったものである。都労委が申立人らの主張を棄却・却下するという、根本的に誤った判断をしたことは強く批判されなければならない。

 5、私たちは会社に対して、この命令の結論に関わらず争議の全面的な解決交渉のテーブルにつくことを求める。合わせて食品企業としての責任を自覚し、食品の安全、責任を尊重する企業としての努力を求めるものである。

 2013年7月9日
  明治乳業争議支援共闘会議
  明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
  明治乳業賃金差別弁護団

★脈絡のないきょうの一行
新聞各紙、参院選で与党過半数獲得を予測。最近のデータが正確なだけに、心配。
2013/07/17 [Wed] 11:53:02 » E d i t
 なんの足しになるのかと言われれば、答えようのない事柄ですが海王星に新たな衛星が見つかったといいます。足しにならずとも少年時代のように、少しワクワクするではありませんか。以下、紹介しましょう。

                         ◇=◇=◇
海王星の14番目の衛星を発見、NASA
AFP=時事 7月16日(火)9時43分配信


 【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)は15日、太陽系の中で太陽から最も離れた惑星、海王星を周回している極小の衛星「S/2004 N1」を発見したと発表した。直径は約19キロメートルほどで、これまでに発見された海王星の14個の衛星の中では最も小さい。公転周期は約23時間。

 NASAによると、衛星「S/2004 N1」の明るさは、裸眼で見ることができる恒星の中で最も暗いものの約1億分の1。2004年~2009年の間にハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が撮影した150枚以上の写真の中に繰り返し写りこんでいた白い点を調査し、その存在を確認した。【翻訳編集】 AFPBB News
                         ◇=◇=◇

 この発見には、ヒト属のすごさみたいなものを感じます。明るさが裸眼で見ることのできるものの1億分の1という数字がどんなものか、イメージすらできませんが無茶苦茶暗い星であろうことは想像できます。それを発見できる〝力〟を人間はもっているのです。そのすごさは、評価のしようがありません。

 で、この記事の本文の中に海王星のことを「太陽系から最も離れた惑星」という表現に疑問を持たれた方があるかもしれません。そうです。私たちが子どものころはその外側に一番遠く離れた惑星「冥王星」(めいおうせい)がある、と教わったからです。

 冥王星は1930年に発見されました。しかし、その後の天文学の発展により、2006年8月に開かれた国際天文学連合 (IAU) 総会で、それまで明確でなかった惑星の定義を定めるとともに、「dwarf planet」(準惑星)という分類を新設することが採択され、2008年に分類の名称を「plutoid」とすることが確定したのです。

 詳細は省きますが、冥王星は外縁天体の「新しい下位分類のプロトタイプ」とすることが決められ、「準惑星」という位置づけになったのです。日本学術会議は「冥王星型天体」という日本語名称を推奨したそうです。しかし最終的に冥王星は、小惑星番号134340番が与えられ今日にいたっています。

 ちょっと横道にそれましたが、海王星の発見も実は新しいのです。天王星の発見(1781年)のあと、その外側に未知の惑星があるのではないかと考えられ、1846年に見つかったのです。当時、フランスとイギリスの両国の天文学者がこれを調べており、発見者はその二人として扱われています。

 その海王星に新たな衛星の発見。すばらしいことですが、その技術を宇宙の調査や人類の発展に使うのはいいのですが、軍用にだけは転嫁しないでほしい、そう願うのは私だけではないでしょう。

★脈絡のないきょうの一行
全国で6月に熱中症によって救急車で搬送された人は、昨年の2.3倍(消防庁)。自戒、自戒。
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10922 無罪主張に疑義 
2013/07/15 [Mon] 09:27:03 » E d i t
 昨年7月に東京の首都高速湾岸線で玉突きによって6人が死傷する事故が起きましたが、その裁判が10日から始まりました。被告側は、居眠り事故を起こしたことは認めたものの「重度の睡眠時無呼吸症候群によって睡眠に陥ったため過失はない」と無罪を主張したといいます。

 この主張、釈然としません。検察側は被告が運転中に疲労や倦怠(けんたい)感から眠気を感じて、ガムをかんでいたと指摘し、「遅くとも事故3分前には運転を中止すべき注意義務があった」と主張。被告側と〝正面対決〟となっています。

 私も車を運転する一人です。眠くなることはよくあります。その場合、一般道でしたら一番近い路肩などの駐車スペースに車を止めて休むことにしています。高速道路の場合は、どんなに遠くても15分程度で到着しますので、一番近いサービスエリアやパーキングエリアに入ることを鉄則にしています。

 ものの10分も休めば回復します。居眠り運転などの事故を起こさないことを考えれば、体調に異変を感じたらその対応を取ることは運転者の義務です。

 「罪を憎んで、人を憎まず」という言葉がありますが、私もこの考えの賛同者の一人です。全ての犯罪は、(いわゆる精神的なものを除いて)必ず社会的背景があるからです。それを抜きにして犯罪問題は語れないと思うからです。

 しかし今回の事件に関して「無罪」主張は無理があるのではないかと思います。事故を起こした被告は、おそらく報道にもあるとおり睡眠時無呼吸症候群だったのでしょう。であったなら、「眠くなる」前兆は必ずあるはずです。その対策を日常的に講じるべきです。それをしなかった、あるいは行う前に居眠りをしたことによる事故だったとしたら、無罪主張は道理に合いません。

 検察側のいうとおり、3分前に休憩などしておれば起きなかった事故だったのではないでしょうか。追突されたことによって亡くなった人もいます。その人たちにとっては理不尽そのものです。「重度の睡眠時無呼吸症候群によって睡眠に陥ったため過失はない」と言えるのでしょうか。

 裁判の進め方としての戦略なのかもしれませんが、無罪を主張する態度に怒りすら覚えます。それでは亡くなった人は浮かばれないではありませんか。もしかしたら、あなたや私が被害者になった可能性もあるのです。

★脈絡のないきょうの一行
毎日新聞の世論調査によれば自民支持率下降線。民主支持は、維新より下に。支持政党なし30%。投票に必ず行く67%は嬉しい。

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2013/07/12 [Fri] 07:50:59 » E d i t
 今年は世界文化遺産に登録されたことから人気が高まっていますが、富士山は「登る山」ではなく、「見る山」だとよく言われます。私もこの考えの賛同者の一人です。が、なぜかこの山には2度登っています。1998年8月1日と、2001年7月15日のことです。

 世界遺産に登録されたことから登る人が増えることが予想されますが、十分気をつけてほしと思います。そのタシにはならないかもしれませんが、高山病になった経験など記したいと思います。それまで3000m超の山に登ったことは何回もあり、高山病など縁がないと思っていたのですが――。

 それに悩まされたのは1回目・98年の登山のときでした。前日、仕事を終えて会社の先輩Oさんの車で河口湖から有料道路を経て、5合目をめざしました。今ではシーズンになるとマイカーは入れませんが、そのころはまだOKでした。5合目が近づいたところに警備員がいて、これから上には駐車スペースはないといいます。やむなくその場に止めて車中仮眠です。

 3時間ほどは眠ったでしょうか4時45分にスタート、30分で5合目に到着しここで朝食。歩き始めて30分で休憩ですからペースとしては悪くありません。天気は前夜、どしゃぶり状態もありましたが晴れ間がのぞき、上々です。8合目の「太子館」(3100m)あたりに到着した頃から〝異変〟を感じ始めました。

 眠いのです。それまで夜行で山に登った経験は沢山ありますが、経験したことのない眠さです。いつもは私が先に歩き、相棒のOさんが後からついてくるのですがついに逆転です。先に歩いてもらい、私はゆっくりついて行くことにしました。

 ゆっくり歩きますが眠さに敵わず、登山道の広い場所を見つけて居眠りをむさぼりました。この居眠り、実に気持ちよかった。「太子館」から本8合目の「富士屋ホテル」(3400m)までは高低差300メートルしかないのですが、実に、1時間45分もかかりました。時間の半分は居眠りだったかもしれません。本8合目あたりから今度は頭痛もし始めました。

 正直なところ、このあたりで「これは高山病だ」と気づいたのです。それでも前に進む気力は残っていましたので、〝10分歩いて10分休憩(居眠り)〟を繰り返しながら前進です。山頂奥宮の赤い鳥居が見えます。あそこまでだと自分に言い聞かせますが、またまた居眠りです。シビレを切らしたOさんは、私のところまで下ってきて私のザックを背負ってくれました。

 結局、本8合目から山頂まで地図のコースタイムは1時間30分となっていますが、2時間30分を要しました。歩き始めは4時45分、山頂到着は13時50分ですから9時間5分をかけたことになります。これもなかなの(長時間)記録です。Oさんとは、体調が良かったらその日のうちに下山しよう、ということにしてありましたが、山頂小屋に泊まることに。まだ明るいうちから寝てしまったことはいうまでもありません。

 朝の目覚めは昨日の頭痛などウソのように消え去り、快調でした。しかしご来光は雨のため叶わず、下山開始です。これが早い。山頂を出たのが7時35分、7合目で25分、5合目で35分の休憩を取り車に戻ったのが10時40分でした。休憩時間を除けば、正味2時間で下ったことになります。早い。里に降りて、「溶岩温泉」で汗を流して帰路につきました。

 高山病に悩まされたものの、下山はスピード感ある富士登山でした。

★脈絡のないきょうの一行
安倍首相、夏のボーナス7%増だってね。こちらも庶民感覚と離れているなー。

山の閑話 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
10920 自共対決時代 
2013/07/10 [Wed] 14:17:06 » E d i t
 かつて、「70年代は自共対決になる」と言った自民党の重鎮がいたことをご存知でしょうか。川島正次郎(かわしま しょうじろう/1890年7月10日-1970年11月9日)さんが、その人です(以下、敬称略)。紙数の関係でこの人の詳しい経歴などの説明は省略させていただきますが、自民党幹事長を1957年から60年まで、同副総裁を1964年から70年まで務めたことがあります。その意味では50年代後半から60年代にかけて、政界の中心にいたことになります。

 その人が「70年代は自共対決になる」と発言したからびっくりです。その意味するところがはっきりしなかったせいもありますが、これはメディアでも大きく取り上げられました。なぜならその発言の前段、69年12月に行われた第32回総選挙は自民・288議席、共産・14議席と自民党が圧倒していたからです。

 この発言の効果があったのでしょうか、翌70年12月の第33回総選挙(川島正二郎没後1ヶ月)では自民党278議席、共産党はなんと倍増以上の38議席を獲得したのです。これは今回の都議選において共産党が躍進したときと同じように、驚きをもって迎えられました。ちなみにこのとき公明党は47議席から29議席に激減しています。

 当時何をイメージして川島は「自共対決」という表現をしたのでしょうか。私は二つあると考えてきました。一つは、政策です。日米安保条約は70年6月23日以降、両国政府のどちらかが廃棄通告をすれば、1年後に自動消滅することになりました(これは今でも同じです)。その70年という節目を前にして、「安保廃棄」をかかげる共産党は小さくない脅威だったからです。それだけでなく、経済政策や国民のくらしに直結する問題で自民党と共産党は常に対極にありました。

 もう一つは、政党としての構成要件です。時はさらに後になりますが、80年代の半ばに私は毎日新聞の政治部出身のある論説委員に、「日本にはまともな政党は二つしかない。自民党と共産党だ」と言われたことがあります。私は一瞬、えっ? と耳を疑ったのですが、聞いてみて納得しました。

 彼は言いました。「自民党と共産党以外の政党は、政党としての政策立案能力を持っていない。はっきり言って政権を担うことはできない。また、政党は本来民衆がつくりだすもので、この二つ以外は労働組合がつくっていたり、宗教団体が作っていたりして政党とはかけ離れたところで運営されている。そういう党が責任をもって政権を担えるはずがない」――というものでした。これは今でも通用しますし、一理あります。

 で、21日投票の参議院選挙。今度は70年代時のそれと違って、共産党の側から「自共対決」が言われています。今回は日米安保条約をはじめ、たとえば、原発。たとえば、消費税。改憲、TPP、沖縄、オスプレイ、経済政策(アベノミクス)、物価問題……。ことごとく政策は自共対決となっています。したがって、見方を変えればこれほど分かりやすい「対決」もまた珍しいと言えます。

 2010年代の新たな「自共対決」。1970年代のときのようにメディアがあまり取り上げないのが不思議ですが、このガチンコ勝負おもしろそうです。どちらの党が国民本位の政策となっているか一目瞭然ですが、あなたの審判はどちらに?

★脈絡のないきょうの一行
明治乳業の賃金差別事件で、東京都労働委員会が労働者側の救済申し立てを却下。労働委員会は労働者救済の精神を投げ捨てたのか。

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2013/07/08 [Mon] 10:34:22 » E d i t
 日本時間の7日午前3時半頃、米・サンフランシスコ国際空港で、韓国仁川国際空港発のアシアナ航空214便ボーイング777型旅客機(乗客291人乗員16人)が着陸に失敗し、機体は炎上。この事故で2人が死亡、182人が負傷したといいます。負傷者のうち10人が重体だといいますが、事故の規模の割には犠牲者が少なかったといえます。その背景が以下の配信でわかりました。

                         ◇=◇=◇
生死分けた90秒=炎上前脱出で多数生存―韓国機事故
時事通信 7月7日(日)15時15分配信


 【ワシントン時事】米サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗したアシアナ航空機は、機体が大破したにもかかわらず、大多数の乗客乗員が助かった。その最大の理由は、機体が炎上する前に脱出に成功したためだ。

 米紙USAトゥデーによると、航空会社は緊急時、90秒以内に乗客を機内から脱出させることが求められている。90秒以内に脱出できるかどうかが、生死を分けるとされる。

 乗務員は常日頃から、緊急時の訓練を受けているが、重要なのはパソコンや手荷物を持たず、迅速に脱出するよう乗客を誘導することだという。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)教授で航空輸送国際センター所長を務めるジョン・ハンスマン氏は、同紙に「乗客が脱出に手間取れば、リスクを高めることになる」と述べた。
                         ◇=◇=◇

 この記事を読みながら、JALは大丈夫かという思いを強く持ちました。ベテランのパイロットと客室乗務員を大量解雇した日本航空ですが、解雇後、750人あまりの新入社員を迎えているからです。90秒の間に乗客を退避させるのは並大抵のことではできません。一定の訓練が必要であることはいうまでもないからです。

 しかしこの会社、経営再建のためにと人員削減提案を行い、希望退職者は予定数に達したにもかかわらず〝削減予定者〟165人を解雇したのです。当然人は少なくなり仕事は回らなくなり、新入社員を求めることになったのです。会社の強引な人減らしに愛想をつかした人たちが次々と辞め、750人余の新人を入れることになったものです。

 これはひどい。欧米では「先任権」という制度があります。これは人員削減などのとき先に勤め始めた人(勤続の長い人)に残る権利があるという制度ですが、JALはこれを無視しベテラン労働者、なかでも労働組合活動に積極的だった人たちを解雇してきたのです。これはもう明らかに計画的な解雇でした。

 会社のその政策を追認して東京地裁はこの解雇を認めたわけですが、改めて怒りが起きてきます。もし仮に、JALで今回のような航空機事故が起きて、対応が遅れたとしたら、未必の故意として裁判所も批判されることになります。航空事故が起きるたびに、「JALは大丈夫か」と思いを馳せるようになった私です。

★脈絡のないきょうの一行
96条改定に批判が高まっても安倍首相、強硬姿勢崩さず。意地かどうか知らないが、橋本大阪市長に似ているね。

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10918 看過できない 
2013/07/05 [Fri] 21:28:59 » E d i t
 「子ども達を放射能から守るネットワーク@ちば」という団体から、以下のメールが送られてきました。まずご覧ください。

                         ◇=◇=◇
 この国は北朝鮮なのか。正直これは引きました。原発政策の是非を問いかけるプラカードを提示するだけも許されないのか。昨日の参院選挙公示日、再稼働を狙う自民党政権、安倍総理が第一声の地に選んだのが福島市です。

 地震国に原発を作り続けてきた自民党さんが、復興をスピードアップしたいからねじれを解消させてほしいと福島の地に乗りこんだわけですが、当然、原子力ムラの一員である自民党政権をよく思ってない地元の人も多いわけです。

 二本松市に住む女性が原発政策の首相の真意を図るべく以下のプラカードを提示しようとしたら・・・自民党員に没収されたという、参院選挙初日から驚きな出来事がありましたのでシェアしたいと思います 。以下がその際の動画になります。

http://takumiuna.makusta.jp/e223595.html

 渋谷の演説でTPP集会の人がTPP反対と叫んだら、あれは左翼ですとか言ってしまうのが我が国家の総理大臣です。不都合なことを言う国民を排除していく動き。

 完全に裸の王様なんですが、ねじれ解消して憲法改正されたらますます国民の表現の自由も制限される事態になるのではと改めて危機感が募ります
                         ◇=◇=◇

 これをこういう形でブログに転載することが、(国政選挙の最中の出来事だけに)公職選挙法にひっかかるのかどうか分かりませんが、紹介させていただきました。街頭で行う演説会などには不特定多数が集まります。そこに原発反対のプラカードを持って現れる人がいても不思議ではありません。それを規制するのであれば屋内で身内だけを集めてやればいいことで、プラカードを持ってこられるのがイヤならば街頭でやるなよ、と私はいいたい。

 驕れるものへの審判となるか、さらに思い上がりを強めさせるのか、今度の参議院選挙は問われています。

★脈絡のないきょうの一行
不穏強まるエジプトの動き、目が離せない。流血だけはなんとしても避けてほしい。

2013/07/02 [Tue] 13:45:21 » E d i t
9人の少女たち
 「皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら」という声を最後に、自らいのちを絶った9人の乙女たちがいました――。

 レブンアツモリソウの報告のところで少し触れましたが、あの戦争のとき北の地においても沖縄と同じような悲劇がありました。率直に言って今回、稚内に行くまで私はこの事件のことを知りませんでした。大変申し訳なく思うとともに、沖縄の「ひめゆり学徒隊」(※注)の悲劇を彷彿とさせるこの事件、忘れてはなりません。この問題、考えてみます。

 まず、事件の概要をウキペディアから拾ってみましょう。

                        ◇=◇=◇
 真岡郵便電信局事件(まおかゆうびんでんしんきょくじけん)とは、太平洋戦争末期の樺太の戦いで、真岡郵便局の電話交換手が集団自決した事件である。当時日本領だった樺太では、ソ連軍と日本軍の戦闘が、1945年8月15日の玉音放送後も続いていた。
 真岡郵便局の電話交換手(当時の郵便局では電信電話も管轄していた)は、疎開(引き揚げ))をせずに業務中だった。8月20日に真岡にソ連軍が上陸すると、勤務中の女性電話交換手12名のうち10名が局内で自決を図り、9名が死亡した。真岡郵便局事件、また北のひめゆり(事件)とも呼ばれる。
 自決した電話交換手以外に残留していた局員や、当日、勤務に就いていなかった職員からも、ソ連兵による爆殺、射殺による死者が出ており、真岡局の殉職者は19人にのぼる。
                        ◇=◇=◇

 自決した9人は19歳から23歳の若き乙女たち(写真/稚内市「北方記念館」で撮影)でした。青酸カリを服毒したといいます。事件には日本軍の関与はなかった、と言われていますが、私には信じられません。若い乙女たちが青酸カリを入手できるはずがないからです。

 戦時下といえ、その種の毒物の管理はしっかりしていたはずで、誰かが調達しない限り、彼女たちが手にすることはできなかったでしょう。百歩譲って、彼女たちが郵便局の関係者からそれを受け取ったとして、それでは、郵便局の関係者は誰から入手したのでしょうか。明らかな戦争犠牲者です。

 それでも、この国は「軍の関与はなかった」と言い続けているのです。関係者はすべて亡くなっており、調べる伝手(つて)はありません。北の地に散った乙女たちの冥福を祈るだけで、砂を噛むような気分です。

 稚内の市街地を見下ろす位置にある「稚内公園」には戦前、樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑として、「氷雪の門」があり、そのすぐ近くに「九人の乙女の像」があります。レブンアツモリソウを見てからこの公園に行きましたが、それらのレリーフは時間の関係で車の中からしか見ることはできませんでした。そこには静かに〝歴史〟が横たわっているのです。この「北のひめゆり事件」、忘れてはならないと思い紹介しました。

 ※注・沖縄ひめゆり学徒隊事件の概略
 戦争終末期、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の女子生徒及び職員総計240人(教師18人・生徒222人)が、米軍の攻撃から逃れる際、大量の死者を出した事件。この女性たちを「ひめゆり学徒隊」と後世になって呼ぶようになった。
 彼女たちは、沖縄県南風原にある沖縄陸軍病院に看護要員として従軍。激しい戦闘が続くなか、1945年6月18日、学徒隊は解散を命じられる(看護婦採用試験合格者を除く)。この時期、すでに沖縄のほぼ全域はアメリカ軍に支配され、また周辺も激しい砲撃にさらされていた。
 最も被害を受けたのは第三外科壕の学徒隊。壕に逃げ込んだ96人(うち教師5人・生徒46名)のうち、87人が死亡。第一外科壕、第二外科壕は、アメリカ軍の攻撃を事前に察知し、19日未明までに地下壕から脱出した。しかしこれらの学徒隊もその後の激しい戦闘で多くが死亡。職員を含むひめゆり学徒隊240人中、死亡者は生徒123人、職員13人。このうち解散命令以後に死亡したのは117人で全体の86%となっている。日本軍に〝見捨てられた〟女性たちである。
 この事件を風化させないため、沖縄本島の南部(糸満市)に「ひめゆり平和祈念資料館」が設置され、亡くなった人たちの写真も掲示されている。私も一度ここを訪ねたことがある。

★脈絡のないきょうの一行
復興予算流用の未執行分1000億円、返還へ。当たり前だ! 使ってしまった責任はどうするの?

2013/07/01 [Mon] 10:14:36 » E d i t
 7月に入りました。年を取ると時間の経つのが早くなるといいます。これには、きちんとした理論があります。が、恥ずかしながら私の能力では、説明しきれません(スマン)。それはさておいて、先月23日の「沖縄戦没者追悼式」で、沖縄県与那国町立久部良(くぶら)小学校1年の安里有生(あさとゆうき)くんが、詩を読み上げてくれました。

 その内容は日本列島を揺るがすほどの〝衝撃〟でした。私も涙した一人です。その全文を紹介します。全てひらがなで読みにくい部分もありますので、文章の意味を損なわない範囲で改行を入れました。よしなに。以下。

                              ◇=◇=◇
 へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。

 おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。えがおであそぶ。ねこがわらう。おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいている。けんかしてもすぐなかなおり。

 ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。みなとには、フェリーがとまっていて、うみにはかめやかじきがおよいでいる。やさしいこころがにじになる。

 へいわっていいね。へいわってうれしいね。みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。

 せんそうはおそろしい。「トドーン、ドカーン。」ばくだんがおちてくるこわいおと。おなかがすいて、くるしむこども。かぞくがしんでしまってなくひとたち。

 ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。このへいわが、ずっとつづいてほしい。みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

 へいわなかぞく、へいわながっこう、へいわなよなくにじま、へいわなおきなわ、へいわなせかい、へいわってすてきだね。

 これからも、ずっとへいわがつづくようにぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。
                              ◇=◇=◇

 この国が〝戦争好き〟の指導者によって、いつかきた道にもどろうとする今、大人も「できることからがんばる」ことが問われているのではないでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
きょうからパン、マヨネーズ、ハム、家庭用小麦粉、電気・ガスなど生活直結のものが値上げへ。アベノミクス〝効果〟だが、ひどいね。