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ヘボやんの独り言
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10837 メディアを憂う 
2013/01/01 [Tue] 08:33:38 » E d i t
 新しい年が始まりました。私自身、労働運動を続けてきて今年は49年目となりますが、率直に言ってこんな暗澹たる気分で新年を迎えたのは初めてです。少々、いや、かなり戸惑っています。元来、楽天主義者であるはずの私が落ち込みを禁じえないのです。その原因はいうまでもなく、昨年末の総選挙の結果です。

 小泉・郵政民営化選挙(2005年9月)のときも、自民党は296議席という安定多数を確保しました。それと比べて今回は294議席であり、数だけでみれば今回のほうが少ないのです。しかしなぜか衝撃は05年より大きなものがありました。

 その理由ははっきりしています。安倍晋三というゾンビ首相が誕生したからです。この人、国民のくらし、平和と民主主義、憲法、そして文化をも破壊する確信犯だからです。そのことについて多くを語る必要はないでしょう。

 ゾンビのように甦ったこの人が今なぜ、首相に。そうさせたのは民主党の悪政であったことは言を待ちませんが、それにつけてもよりによってこの人が、という思いがよぎります。大先輩は、あの総選挙の開票直後に「衆愚である」とメールをくれました。

 確かにあの選挙結果は衆愚といえます。先々のこの国の形を考えたとき、どうなるのかという創造力があまりにも欠落しているからです。しかし、しかし。衆愚を演じたモノが背景にあることを考えれば、作られた衆愚ではなかったのか、という側面を見逃す訳にはいきません。

 その一つは、選挙制度です。小選挙区制という制度が自民党をあそこまで押し上げたのです。選挙区だけを見るならば、自民党は4割の得票で8割の議席を得ています。こんな不公平な制度は変えなければなりません。これだけの議席を得たことに当の自民党が一番驚いている、という新聞の論評がありましたがそのとおりかもしれません。

 そしてもう一つはメディアの後押しです。あの選挙はついに震災復興は争点になりませんでした。国民のいのちにかかわるオスプレイの配備問題、沖縄の米軍基地問題も触れることはありませんでした。さらに、原発・エネルギー問題も結局のところ素通りしました。これらの原因はメディアがダンマリを決め込んだからです。

 05年の総選挙結果より、今回のほうが深刻に思うのはここです。私が暗澹たる気分に陥るのもここです。いつの日にか、「12年の総選挙が、メディアの第四権力化が本格化した分岐だった」「12年総選挙で、メディアはルビコン川を渡った」と言われることになるのではないか、そんな不安に駆られるのは私だけでしょうか。

 そうであるとしたら、私たちはメディアとのたたかいも覚悟しなければなりません。新年からそんなことを考えています。今年もよろしくお願いいたします。

★脈絡のないきょうの一行
日本の人口、この1年で21万人の減(毎日新聞)。くらしにくさの反映か。
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