ヘボやんの独り言
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2012/08/31 [Fri] 11:07:15 » E d i t
 民主党が解散を先送りしたい理由は誰の目にも明らかです。今、解散・総選挙ということになれば民主党の惨敗は目に見えているからです。できることなら満期となる来年の夏まで、政権を維持したいと思うのは当然でしょう。「どうやって解散を回避するか」が民主党の当面の最重要課題といえます。「近いうち」は空文化することになるのではないでしょうか。

 では、公明党はなぜ早期解散を避けたいのでしょうか。いくつか想定できます。

 一つは、公明党・創価学会の体制が整っていないのではないかということが考えられます。メディアはなかなか取り上げませんが、創価学会内部に公明党が消費税増税に賛成したことに対する批判がくすぶっているといいます。そのための調整に手間取っている、ということは十分あり得ることです。御大将の池田大作さんが病気で倒れ、統制が利かないという説もあります。

 二つ目は、姑息なことですが消費税増税に賛成したことを、時間をかけることによって〝中和〟させたいという願望です。消費税増税反対は、成立した今でも各種世論調査で50%を超えています。これはさすがの公明党も恐怖です。時間稼ぎが何としても必要です。

 そして三つめは、早期解散派と同じキーワードにもなるのですが、「大阪維新の会」との関係です。昨年の大阪市議選のとき公明党は大阪維新の会と協力しあう、という情報が流れたことがありびっくりした記憶があります。その後この問題は、公明党特有の音沙汰なしになりましたが、〝ない話し〟ではないと考えられます。つまり、大阪維新の会との調整のため、時間が必要となっていることが考えられます。

 それでは早期解散を求める各党にはどんな思惑があるのでしょうか。否決された不信任決議、今回の問責決議を出した7会派の理由ははっきりしています。マニフェスト違反の野田内閣は信頼に当たらない、というのがその趣旨です。合わせて、早期に解散を求めています。これはすっきりしています。

 そしてもう一つは、前述の大阪維新の会の関係です。支持政党の世論調査は、どこの調査でも「支持政党なし」が相変わらずトップですが、民主党を抜いて大阪維新の会が上に躍り出ています。この傾向は時間が経てば経つほど、強まることが考えられます。そうなる前に、つまり、大阪維新の会の国政選挙の体制が整う前に、解散・総選挙を行いたいというのはフツーのオトナの判断でしょう。

 この問題は自民党にとっては、より深刻です。民主党批判を強めかつての支持票を取り返すチャンスが到来したのに、それを大阪維新の会にヨコドリされる恐れがあるからです。だから、自己否定と批判されようが闇雲に早期解散へ突き進むしかないのです。

 今回の問責決議案をめぐる各党の賛否対応は、野田首相の責任を問うだけでなく、衆議院の早期解散に賛成か反対か、という視点から見直してみると、より分かりやすくなるのではないでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
東京電力、料金値上げを強行。どこまで国民を愚弄すれば気が済むのだろうか。

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2012/08/30 [Thu] 12:40:21 » E d i t
 昨日の参議院における野田首相問責決議の採決をめぐって、早期解散したい党とそうではない党の明暗が分かれました。つまり、早期解散したくないのは民主党と公明党、自民党をはじめ野党各会派は早期解散を求めていることがはっきりしました。

 公明党は今回の問責決議案には、採決時に退席し事実上反対しました。この行為について「公明党は『一体改革を否定する内容で賛同できない』と採決を退席した。こちらの方が筋が通っている。」(朝日新聞社説)など、メディアでは評価がありますが、私は少し違うと見ています。

 なぜかというと、この党はご承知のように『是是非非』を信条にしています。『筋論』でいえば、消費税増税を民主党と一緒になって成立させたわけですから、問責決議に賛成することは自らの行為を否定する訳ですから、反対するしかありません。

 しかし、この党がこれまでやってきたことを考えると、たとえば直近の消費税増税問題でみれば、先の総選挙では何一つ触れていなかったにもかかわらず、突然賛成に回っています。ということは増税に対して是是非非の対応を取ったのです。つまり『筋論』からみれば、すでに増税に賛成した時点でそれから外れているのです。

 このことについて誤解を恐れずにざっくり言えば、この党にはもともと『筋論』はあてはまらないのです。『筋論』を持たない党に「筋が通っている」と評価する朝日新聞をはじめとしたメディアの見識を疑いたくなります。公明党が、今回の問責決議に賛成したとしても実は何の矛盾もなかったはずで、何故、問責決議に反対したのか、後段で考えてみます。

 では一方の自民党はどうかというと、こちらは少し事情が違う。この党、もともと消費税を上げる方針をもっており、民主党と一緒に成立させたことは予定どおりだったと言えます。少し乱暴な言い方ですが、「消費税増税問題は決着がついた。あとは解散だ」という流れになったことは容易に想像できます。

 つまり自民党にとっては、消費税問題は過去のことであり約束した「近いうち」の履行こそが当面の重要課題だ、ということなのではないでしょうか。「消費税増税に賛成した自民党が問責決議に賛成したのは自己否定だ」などの批判があります。私もそう思いますが、自民党にとっては自己否定より解散が優先されるのです。

 自己否定などと揶揄されても、同党にとってはいわば「カエルの面に小便」で、目の前には解散しか見えないのです。では解散をめぐる思惑はどこにあるのでしょうか、以下、考えてみます。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
南海トラフ地震で推定32万人の死者(内閣府)。対策こそ最優先課題。

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2012/08/29 [Wed] 15:46:33 » E d i t
 民自公3党〝大連立〟による消費税増税法案の成立が茶番劇の第1幕とすれば、「近いうちに信を問う」約束騒動が第2幕。そして今度は「問責決議」という第3幕の幕が上がりました。

 今月7日に自民・公明を除く野党7会派が、野田総理大臣の問責決議を提出していますが、これは店晒し状態となっていました。ところが昨28日、野田内閣の外交・内政の在り方に対して、自公両党が同様の決議案を提出しました。この扱いをめぐって、野党内部でもめているようです(29日13:00現在)。

 問責決議という同じ内容の決議が2本。これはどうしたことかと言えば、その中身が少し違うのです。7会派は消費税増税によって国民生活を困難にしたことに対するもの、自公は前述のように外交・内政の責任を問うものとなっているのです。この違いがもめる原因となっています。

 通常であれば、先に提出されたものが優先されるべきですが、実はこれは自公にとっては非常に都合が悪い。消費税増税法案を自らも賛成した手前、この強行採決を理由とした問責決議に賛成することは、天に唾するものになるからです。

 では両方を採決すればいいではないか、ということになりますが国会には「議院において、議決した案件については同じ会期中に重ねて審議をしない」という一事不再議の原則があって、問責決議は1回しかできない仕組みになっているのです。この一事不再議の原則、分かりにくい面がありますが議会運営にとっては必要項目だと私は理解しています。

 なぜこういう、ややこしい問題になっているかというと「茶番劇だから」というのが私の意見です。一部メディアには、解散の主導権争い、みたいな評論もあるようですがそうではなく茶番劇だと思うのです。

 昨日、衆議院本会議は議員定数削減の採決を民主党単独で行いました。野党は議場を退席、あるいは欠席しています。委員会でも民主党のみで審議しました。国会議員の数を決めるという重要議題を単独で審議し、本会議で採決するというこの暴挙は「憲政史上あり得なかった」一大事です。しかも冷静に考えれば、比例定数40削減は当の民主党には大打撃になるはずです。

 にもかかわらず、採決を強行した。それは成立しないことを前提にしているからに他なりません。つまり、暗黙か目配せかは分かりませんが、民主党はどこかの誰かと〝仕組んでいる〟と考えると辻褄が合います。「7会派の問責決議案は、参院本会議で可決される見通しだ。」(8月29日(水)14時29分読売新聞)という情報が入りましたが、民主党にとってはどうでもいいことなのかもしれません。

 参議院の問責決議は賛成多数で成立するでしょう。しかし、これは解散などの法的根拠はなく道義的な問題として処理されることになります。さて、この第3幕、どうやって下ろすのでしょうか。そして続く第4幕は総選挙でしょうが、「近いうち」が間延びして来年の夏になるのでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
あの田中真紀子さんに、民主党代表選挙出馬を要請する動きありだって。政界って面白いね。
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2012/08/27 [Mon] 10:48:51 » E d i t
 日本新党を結成した細川護煕(ほそかわ もりひろ)氏の軌跡を少し追ってみましょう。1938年生まれ、肥後熊本藩主だった肥後細川家の第18代当主は有名です。彼が政界に進出したのは、1969年の総選挙でしたが、落選。71年の参議院選挙で田中角栄らの協力を得て、自民党から全国区に立候補し当選、2期目は熊本選挙区から出ています。

 その後、1983年に熊本県知事となり、91年まで2期務め日本新党結成に動きだしました。このとき、おや、と思うことがあります。かつて民主党がやったようにあの松下政経塾のメンバーに参加を呼び掛けているのです。歴史は繰り返されているのですね。日本新党結成直後の92年に参議院選挙が行われ、同党はミニ政党ながら4議席を獲得して〝ブーム〟の始まりとなりました。

 翌93年には政治改革(小選挙区制導入)をめぐって、あいまいな態度を取っていた宮澤喜一内閣は自民党の羽田孜、小沢一郎らの反旗に遭って、不信任案が可決されるという事態に追い込まれ解散・総選挙が行われました。その前哨戦ともいえる東京都議会議員選挙が6月に行われ、日本新党はなんと20議席を獲得しブームが〝定着〟しました。ここは、現在の「大阪維新の会」とよく似ています。

 93年7月18日の第40回衆議院議員選挙で日本新党は57人を擁立、35人が当選しました。この中に、あの小池百合子氏が入っていることは興味深い。ここから彼女の「所属する政党は全て消えた」と言われる、政界活動が始まっています。そしてもう一人、現・経済産業大臣の枝野幸男氏も日本新党が公募した候補者の一人として当選しています。

 選挙結果(このときはまだ中選挙区制)は、離党した小沢一郎氏らの影響で自民党は過半数を割りました。定数511のうち、▼自民党=223▼日本社会党=70▼新生党=55▼公明党=51▼日本新党=35▼日本共産党=15▼民社党=15▼新党さきがけ=13▼社会民主連合=4▼無所属=30――という結果でした。

 日本新党は、無所属だった当選者らを迎え新党さきがけと衆院院内会派を組み、52人となり第4勢力となりました。首班指名で、非自民・反共産を旗印に、新生党代表幹事であった小沢一郎氏が細川氏に首相就任を打診、これを受諾したことで8党派連立の細川内閣が誕生したのです。

 政治改革=小選挙区制導入は1994年1月に成立。その後、佐川急便グループからの借入金処理問題で細川首相は対応を迫られ、政権を投げ出しました。与野党にはさまざまな思惑が入り乱れ、次の内閣はなんと自民・社会・さきがけによる村山内閣となり、日本新党は下野したのです。94年6月30日のことでした。

 そしてその年の10月30日に、日本新党は党大会を招集し「小選挙区制導入にともなう二大政党政治の実現に向けて、『新・新党』に参加する」ことを目標に解党を決定したのです。この決定にもとづいて12月9日に日本新党は解党し、翌10日には新進党が結成されました。

 少し長くなりましたが、日本新党の歴史を振り返ってみました。今の「大阪維新の会」と似通ったものがあることにお気づきかと思います。ざっくり言えば、細川護煕さんは、小選挙区制導入=政治改革のために「既成政党に利用された」のではないでしょうか。現在、ブームに乗った大阪維新の会・橋下徹さんはどんな利用のされ方をするのでしょうか。それとも橋下さんが既成政党を利用するのでしょうか。

 政界の魑魅魍魎たちの動き、しかと見届けたいものです。

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「竹島問題で揺れているとき、問責決議は敵に塩を送るようなもの」とアホ国会議員。こちらのほうが韓国より冷静さを欠いている。
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2012/08/24 [Fri] 11:00:03 » E d i t
 ほぼ、定石どおりの動きが始まりました。〝第三極〟という名の政党野合がそれです。とりあえず以下、NHKから。

                         ◇=◇=◇
渡辺代表・橋下市長 合流含め意見交わす
NHK 8月22日 4時27分

 みんなの党の渡辺代表と、「大阪維新の会」を率いる大阪市の橋下市長が、20日夜に大阪市内で会談し、双方が合流することを含めて意見を交わしていたことが明らかになりました。

 この会談を契機に次の衆議院選挙に向けた、いわゆる第3極の連携に向けた動きが活発になりそうです。みんなの党と「大阪維新の会」は、「基本政策が一致している」などとして、次の衆議院選挙での協力について調整を続けています。

 こうしたなか、みんなの党の渡辺代表と大阪市の橋下市長、それに大阪維新の会の幹事長を務める大阪府の松井知事が20日夜、大阪市内で会談しました。「大阪維新の会」は、国会議員5人以上の参加を得て政党化を目指している一方、みんなの党の中には双方の合流を模索する動きもあり、3者の会談では、こうした点も含めて、意見を交わしていたことが明らかになりました。

 これに関連して、みんなの党の江田幹事長は21日、「連携をどう進めるのかについて維新の会との協議を近々やらざるをえない」と述べました。ただ、「大阪維新の会」は、国会議員の参加を求めるにあたっては、みずからの主導権を確保できる形を取りたいとしていて、連携を巡って調整が続くものとみられますが、今回の会談を契機に、次の衆議院選挙に向けた、いわゆる第3極の連携に向けた動きが活発になりそうです。
                         ◇=◇=◇

 22日早朝4時台の放送です。ほとんど見ている人はいないと思われます。こんな時間帯に、そっと、放送するその心根を知りたいところですが、みんなの党と「大阪維新の会」の代表が会ったということは重要な動きです。

 この会談は「近いうち」の解散・総選挙をにらんだものであることは明らかです。「大阪維新の会」の支持率は、すべてのメディアで高率を保持しています。その背景に民主、自民・公明の大政党による政治への不信があることははっきりしています。とりわけ、マニフェストをことごとく反故にした民主党の責任は大きなものがあります。

 その、いわゆる既成政党への批判が「大阪維新の会」への期待となって、支持率を上げていると言えます。そこに乗じて〝第三極〟の動きが活発化しているのが、現状といえましょう。

 しかしこの動きは、いつか来た道、なのではないでしょうか。1992年5月に細川護煕氏が結成した「日本新党」がそれです。日本新党は、自民党と社会党によるいわゆる「55年体制」崩壊の火付け役的役割を果たしました。この日本新党がどういう経過をたどったかを、少し見てみましょう。(次回につづく)

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暑い夏、甲子園のたたかいが終わった。高校球児たちの汗と涙に改めて感謝。

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2012/08/22 [Wed] 10:44:21 » E d i t
 ダジャレではなく、無視できない記事をみつけました。ムシさんたちには申し訳ないのですが、ゲリラ豪雨対策にムシの動きを活用しようという試みです。これは発想としても面白い。以下。

                         ◇=◇=◇
虫の動きで「ゲリラ豪雨」察知 積乱雲の発生を予測
産経新聞 8月21日(火)10時53分配信

 夏に突然発生して大きな被害をもたらす局地的大雨「ゲリラ豪雨」。その兆候をいち早くつかむ取り組みが進んでいる。気象庁の研究所は虫の大群の動きで積乱雲の発生を予測する手法を研究。民間気象会社は高機能な携帯電話を活用し、利用者からの目撃情報を集める“人海戦術”で雲の動きを把握、早期の警告に生かしている。

 昨年8月、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)の研究チームが羽田空港のレーダーで、東京湾岸の上昇気流に巻き上げられた虫の大群を捉えた。動きを追跡したところ、群れは海風に流されて内陸部に徐々に移動し、東京都杉並区周辺の上空約500メートルで滞留した。約2時間半後、近くで積乱雲が発生し、10分間に約11ミリの局地的な強い雨を降らせた。

 海から流入した比較的冷たい風とぶつかった暖かい空気が上昇気流となって、積乱雲が発生。さらに大気の状態が不安定だったため、積乱雲が急速に発達したという。過去の研究から、レーダーに映った虫の群れは全長1ミリ程度の「ホソハネコバチ」や小型のクモなどとみられ、目に見えない空気の流れを把握する手がかりとなった。

 気象庁によると、積乱雲は数キロから十数キロの大きさに発達するまで気象レーダーで観測できない。防災目的では雨の降り出しに間に合わないことが多いため、虫の動きに着目した今回の手法は、空が晴れている状態で兆候をつかめるメリットがある。実用化には課題も残るが、気象研は「データを蓄積して解析すればさらに精度が高まる」としている。

 一方、民間気象会社「ウェザーニューズ」は平成20年以降、全国の利用者による積乱雲の目撃情報を活用し、ゲリラ豪雨対策に役立てている。気象観測の原点である目視の活用は竜巻大国のアメリカですでに制度化され、地域の気象台に登録したボランティア約29万人の通報を警報発表に用いるなど実績を挙げている。

 同社は位置情報が分かる衛星利用測位システム(GPS)やカメラ機能が付いた携帯電話が普及していることから、利用者が目撃、撮影した雲の成長具合や流れる方向などの情報を集めて同社の気象予報士らが解析。ゲリラ豪雨が発生する危険性をホームページやメールで呼びかける。

 同社によると、昨年7~9月に全国で発生したゲリラ豪雨計約8700回のうち、8割以上で発生約40分前に注意を呼びかけたという。目撃情報を提供するため同社に登録した利用者は20年の約1万人から昨年は約2万8千人に増加した。

 同社は「気象観測技術に古くからの手法を融合させた新しい情報提供の形で、利用者の報告が集まれば集まるほど情報の質が向上する」としている。
                         ◇=◇=◇

 考え方としては面白いと思いますが、大事なのは情報の量、すなわち協力者の数のようです。そこさえ、きちんと確保できればこの試みは成功するでしょう。「地震にナマズ、豪雨にムシ」と言われる時代が来るのかもしれません。それらが防災に役に立てばすごいことです。

★脈絡のないきょうの一行
シリアで日本人女性ジャーナリストが銃撃戦に巻き込まれて死亡。戦争はダメだ!!

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2012/08/20 [Mon] 12:44:24 » E d i t
 お盆休みはいかがでしたか。私は、この休みを利用して「百名山」全山踏破に残すところ3山となったSさんの伴走で、東北地方の飯豊山(いいでさん)と、平ヶ岳(ひらがたけ)にチャレンジしました。飯豊山は、暴風雨に遭遇し山小屋に1泊滞留したものの、山頂を踏むことができました。Sさんにとっては98番目の山となりました。

 ところが、99番目の平ヶ岳はショートコース(注・別名「皇太子登山道」)が閉鎖されており使えず、利用できるのは通常の国道沿いを登山口とするノーマルコースだけとなっており、体力に自信がなくリタイア。Sさんはがんばって歩き通し、99番目の山として記録を残しました。私は2000年8月に同じコースを歩いています。そのときは歩き始めてから下山まで、12時間30分という記録が残っています。Sさんは14時間ちょうどでした。暑さとアプローチの長さに苦戦したようです。

 このときの長時間徒歩の記録はしばらく破ることはありませんでしたが、私にとっては百名山最後となった水晶岳(2006年8月/野口五郎小屋から奥黒部ヒュッテまで)のときは13時間20分となり〝最長不倒距離〟を記録しています。あのころは元気でした。

 今回、飯豊山と平ヶ岳にチャレンジして自らの体力の衰えを自覚せざるをえませんでした。理由は二つかな、と自分では考えています。一つは、年齢です。平ヶ岳に登ったのは12年前ですから、まだ若かった。その歳月は否定のしようがありません。

 そしてもう一つは、体重が増えたことです。ここ4、5年で5㌔ほど増えています。これは意外と負荷がかかります。私の身長でいけば理想的な体重との比較でみても、12㌔ほど重い。これは何を意味するかというと、12㌔の余分の〝荷物〟を持って歩いていることと同じです。山小屋泊まりのとき、食料や寝袋、着替えや雨具などをザックに詰め込むと、12㌔ほどになりますので、結果的に倍の荷物を背負うことになるわけです。

 とはいえ、無為に動いたわけではありません。平ヶ岳にアタックするために前日、足慣らしを兼ねて福島県南会津町の七ヶ岳(ななつがたけ)にアタックしました。往復4時間程度の山ですが、あと30分という地点で大雨が降り出し、足元は沢と化して危険と判断、撤退しました。が、平ヶ岳には自信喪失で終わりました。

 飯豊山に登ったとき、80歳になるという女性に出会いました。息子さんらしき人と一緒でしたが、しっかり歩いているその姿に惚れ惚れしたものです。山頂近くの本山小屋(ほんざんごや)の管理人が言っていました。「ここの管理人をやり始めて6年になるが、女性の最高齢者だ。これまでは男性の81歳だったが」と。

 この女性、私たちと同じ小屋に泊まり翌朝、私たちより先に小屋を出ていきました。その元気さに敬服です。息子さんが一緒だったとしても、その元気さにはいつまでもあやかりたいものです。それにつけても、体力の後退はしっかり自覚しておかないと遭難の遠因になります。Sさんの百名山・100番目は槍ヶ岳です。これは来月にアタック予定ですが、しっかり伴走しようと思っています。

★脈絡のないきょうの一行
最近、「近いうち」の話しが遠のいたような気がするが、気のせいかなー。

山の閑話 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2012/08/11 [Sat] 10:58:38 » E d i t
 ついに、というか、やはり、というか心配していたことが起きました。以下。

                         ◇=◇=◇
チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か―琉球大
時事通信8月10日(金)21時29分配信

 東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。

 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。

 研究チームは事故直後の昨年5月、福島県などの7市町でヤマトシジミの成虫121匹を採集。12%は、羽が小さかったり目が陥没していたりした。これらのチョウ同士を交配した2世代目の異常率は18%に上昇し、成虫になる前に死ぬ例も目立った。さらに異常があったチョウのみを選んで健康なチョウと交配し3世代目を誕生させたところ、34%に同様の異常がみられた。
                         ◇=◇=◇

 放射線が遺伝子に影響を与えることは想定内のことでした。分かってはいたものの、どういう形で出現するかは未知数でした。すでにヒトへの影響についても調査が進んでいますが、この報道はショックです。

 チェルノブイリの子どもたちの例を引くまでもなく、その影響は計り知れないものがあります。そしてそれは、今までは放射能という目に見えないものへの恐怖でしたが、チョウとはいえ目視可能の状態でその変化を見ることができ、「見えるものへの恐怖」に塗り替えられた、と思うのは私だけでしょうか。

 すでにもう、フクシマの原発事故は取り返しのつかない事態になっているのかもしれません。そういうことが何一つ検証されていないにもかかわらず、大飯原発が再稼動しました。いのちの軽視も甚だしいこの国の政治を変えることは、国民によってのみ可能です。鉄槌を下す必要があります。

 ある日突然、モスラが飛んでくる。そういう光景が映画の世界ではなく現実に起きるのではないか、そんな荒唐無稽なイメージが浮かんでは消えます。(夏休みで来週はお休みさせていただきます)

★脈絡のないきょうの一行
消費税増税法、成立。新たな日本国民の苦難が始まる。しかし、しかし、まだ時間はある。

原発問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2012/08/09 [Thu] 12:14:22 » E d i t
 嗤える。最近、国会は〝お笑い〟芸人の集合場所になったのかと思うほど嗤えます。きのうの国会における世紀の大茶番劇は、国会解散の時期をめぐって野田首相が「遅くない時期」から「近いうちに」と表現を変えただけで、自民党と公明党は消費増税法案成立OKのサインを出しました。な、なんだ? という思いに駆られた方は少なくなかったと思います。

 きのうの動きを振り返ってみましょう。午前中、少数野党の7党・会派が野田内閣不信任案を提出したあと、自民党が同様の不信任案を出すと蠢き、公明党は「3党合意を守るべき」と主張、国会は何がなんだかごちゃごちゃとしてきました。自民党の主張は、増税法案が成立したら即刻、信を問うべき=国会解散すべきだ、というものでした。

 その打開策として民主党は、民自公の3党首会談をよびかけ、「遅くない時期に信を問う」ことを打診しました。これを自民党は、国会解散の確約とは言えない、と拒否。夕方までの折衝がつづき、夜、3党首会談が開かれ野田首相は「近いうちに国民に信を問う」ことを表明。自民、公明両党がこれを受け入れ、消費税増税法案は参議院で成立する見通しとなったものです。

 不思議ですね。「遅くない時期」では駄目で、「近いうち」だったらいいというそのココロは理解に苦しみます。確かに言葉の意味として、ニュアンスは違います。しかし政治の世界では同じようなものではないですか。たとえば、「先送り」と「後回し」の違い。意味はまったく同じですが、政治の世界では「先送り」を珍重します。今回の場合は「遅くない時期」より「近いうち」を重用したということになりますが、大差ない、ま、写真判定みたいなものなのではないでしょうか。

 ところで自民党は増税に手を貸しておきながら、貸した相手を条件付きですが、不信任するという非常に分かりにくい論理をなぜ展開したのでしょうか。これはたとえが悪いのですが、自らドロボーの手引き(共犯)をしておいて、「こいつは犯罪者だ」と主犯格だけに責任をなすりつける図、といえそうです。

 そうさせてはなるものかと、民主党は「近いうちに」を武器として自民党巻き込みを図ったのです。それは結果的に奏功し、7野党・会派が提出した不信任案は今夜採決し否決され、明日、消費税増税法案は参議院で採決されることになりそうです。

 こう見てみると、昨日の「近いうちに」発言は仕組まれた芝居だったのではないか、と考えると辻褄が合います。最近の国民世論は増税反対が相変わらず5割を超えており、それに恐れた民自公3党は国民の〝目線逸らし〟をねらって猿芝居を演じたのではないでしょうか。

 民自公3党がどうあがこうとも、増税法案が成立しても国民の思いは「消費税増税反対」です。それは、自民党が急ぐ「信を問う」ことに間違いなく直結するでしょう。

★脈絡のないきょうの一行
伊調馨、オリンピック女子レスリング3連覇。文句なしの偉業。笑顔がいい。

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10775 8月6日 
2012/08/06 [Mon] 11:11:10 » E d i t
 ちちをかえせ ははをかえせ/としよりをかえせ/こどもをかえせ――で始まる峠三吉の原爆詩集は有名です。しかし2本目の「8月6日」は、そのリアルさゆえでしょうか、取り上げられることは少ないようです。原爆と戦争の悲惨さを渾身の力を込めて書き綴った、峠三吉の怒りが伝わってきます。67回目の広島原爆の日、以下、紹介します。

                         ◇=◇=◇
 八月六日 (峠三吉「原爆詩集」より)

あの閃光が忘れえようか
瞬時に街頭の三万は消え
押しつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え
 
渦巻くきいろい煙がうすれると
ビルディングは裂け、橋は崩れ
満員電車はそのまま焦げ
涯しない瓦礫と燃えさしの堆積であった広島
やがてボロ切れのような皮膚を垂れた
両手を胸に
くずれた脳漿を踏み
焼け焦げた布を腰にまとって
泣きながら群れ歩いた裸体の行列
 
石地蔵のように散乱した練兵場の屍体
つながれた筏へ這いより折り重なった河岸の群れも
灼けつく日ざしの下でしだいに屍体とかわり
夕空をつく火光の中に
下敷きのまま生きていた母や弟や町のあたりも
焼けうつり

兵器廠の糞尿のうえに
のがれ横たわった女学生らの
太鼓腹の、片目つぶれの、半身あかむけの、
誰がたれとも分からぬ一群の上に朝日がさせば
すでに動くものもなく
異臭のよどんだなかで
金ダライにとぶ蝿の羽音だけ
 
三十万の全市をしめた
あの静寂が忘れえようか
そのしずけさの中で
帰らなかった妻や子のしろい眼窩が
俺たちの心魂をたち割って
込めたねがいを
忘れえようか!
                        ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
オリンピックの溌剌とした若者たちの顔。核戦争や原発事故でその顔を曇らせないでほしい。

2012/08/03 [Fri] 14:57:32 » E d i t
 私が子ども(小学校高学年)の頃、父は炭鉱夫で長崎県佐世保市の白仁田町にある炭住街の長屋に住んでいました。そのすぐ近くに菰田(こもだ)ダムがあり、そこを遊び場にしたものです。本当は禁止されていたのですが、ダムの岸辺で釣りをやりました。母に木綿糸をもらいそれを道糸にして、釣り針をくくりつけて、裏山から竹を切ってきてそれでつり竿をつくり、錘はそのへんの小石、ウキはススキの穂を使ったりして、創意工夫がありました。獲物はフナやハヤでした。

 春先は周辺で野ゼリやツクシ、ツワブキなどを摘み食卓に並んだこともあります。夏になるとダムの真下の水溜りは、格好の〝プール〟になりました。ここも泳いだりしてはいけないのですが、子どもどうしですからフリーです。フルチンで泳いでいたものです。あの頃は楽しかった。

 そのダムのカベ(水が流れる面)一面が毎年5月頃だったと思いますが、真っ黒になったことを覚えています。高低差は優に50メートルはあったでしょう、そのコンクリート壁を伝わって水が流れるところを選んで、「上りウナギ」が行列をなしていたのです。ミミズが這うような感じで、壮観というより気味が悪いといったほうが正確かもしれません。

 その様子を近くまで行って観察したものです。大きさは15センチ前後だったでしょうか。河口からこのダムまでどのくらいの距離があったのか(たいしてなかったように思う)、今でも分かりませんが、シラスウナギが遡上するにしたがって大きく、黒くなったに違いありません。当時は河口でシラス漁をやっていなかったための光景だったのではないでしょうか。

 ダムのコンクリート壁一面が、真っ黒になるほどの数、しかもそれが3、4日ほど続くのですから数は推して知るべしというところでしょう。あのウナギたちはダムの湖底からさらに遡上し、今度は「下りウナギ」となって海に帰って行ったのでしょうか。

 今ではこの光景を目にすることは出来ないのではないでしょうか。佐世保市の菰田ダム(子どものころは「水源地」と呼んでいました)周辺にお住まいの方、情報がありましたら教えてください。

 このダムの下流の川は、私たち子どもにとって夏場(夏休み)は最高の遊び場でした。岩場から水に飛び込んだり、向こう岸まで競争したり、モズクカニを捕まえたりしたものです。ところがある時期から、水遊びとカニや魚を捕まえることが禁止されました。原因は農薬です。

 農薬が川に流れ込み、カニや魚が水に浮くという事態が生まれたからです。もしかするとこの頃からウナギの遡上も見られなくなったかもしれませんが、川の汚染・環境破壊を私は子どもの頃から目の当たりにしていたのです。ウナギの問題を考えていて、子どものころのこんなことを思い出しました。

★脈絡のないきょうの一行
民自公除く野党が、参議院で内閣不信任案を準備。反対はないと思うが、どうする自公。
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2012/08/01 [Wed] 11:51:05 » E d i t
 8月に入りました。自公に支えられたヨタヨタ野田内閣、この夏で終焉を迎えるのでしょうか。政局から目が離せません。ウナギ問題の続きです。

 下りウナギを規制しておいてシラス漁業を続けるのは不公平で、先ほどの韓国のウナギ騒動と変わりはないが、日本人一般の蒲焼きに対する大きなニーズを考えるとシラスウナギを採って養鰻業の種苗とするのは致し方ない。その代わり、下りウナギで生計を立てている河川漁業者には適正な補償の行政処置や代替収入源の斡旋をしたい。

 こうして下りウナギの保護が実現すると、カンフル剤のように比較的短期間で効果が期待できる。シラスウナギ1匹と下りウナギ1匹の資源回復に対する効果は全く違う。脂ののった下りウナギを賞味するのを楽しみにしている人もいるが、人数はそれほど多くない。こういう人は天然のウナギを食べず、養殖もので我慢していただきたい。

 ウナギでも根強い天然もの信仰があるが、今の養殖技術は最高レベルにあり、天然ものを凌ぐ高品質の養殖ウナギも各地で作られている。天然の場合は棲み場所や餌の種類、年齢、性別、季節などにより、味や品質に大きな差がある。

 しかし、養殖ものの品質は高レベルで安定している。ウナギにおいて、天然信仰はおそらく迷信であろう。それに天然ウナギは食べると危険な場合もある。特に下りウナギの場合、長い年月、河川生態系のトップに君臨して成長した個体なので、水域に流れ込んだPCBやDDTなど様々な有害汚染物質を多量に蓄積している場合がある。特に汚染物質が蓄積しやすい河口汽水域や沿岸干潟域に棲み着いたウナギはそのおそれが大きい。しかし、残念なことに、こうした場所にこそ多くのウナギが棲み着いているのだ。

 穴釣りやウナギ筒を使ったウナギ捕りはおもしろい。しかし、これらが数年して銀化し、下りウナギとなってマリアナ沖で再生産に加わることを考えると、できることならウナギの遊漁も極力控えたい。

 川遊びでウナギを捕まえる楽しみは子供や孫の代にまた復活させることにして、今はじっとウナギを見守ってやりたい。全国のウナギ捕りファンが10年我慢すれば、必ず効果はあるはずだ。

 また、全国的にウナギを漁業権の対象魚種から外すことも一考に値する。河川漁業や遊漁の対象からウナギが外れることで、産卵場へ旅立つ下りウナギの数が大幅に増えるだろう。さらに、漁業権魚種からウナギを外すことで漁業権に付随する義務放流の必要がなくなる。
                         ◇=◇=◇

 やはり、『獲る』ことを規制するしかなさそうです。食べる方はクジラにみられるように、我慢すればいいことです。ウナギ屋さんの生計が心配ですが、思い切ってアナゴ料理に切り替えるとか。そういえば、先月20日に名古屋に行ったとき「ひつまぶし」をご馳走になりました。美味かったですよ。

★脈絡のないきょうの一行
国家公務員の月例賃金引下げにつづいて、退職金13%を減額するという。フザケルナ!

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