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ヘボやんの独り言
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2012/06/11 [Mon] 15:36:59 » E d i t
 もう一つ、信頼のメルトダウンが起きました。昨日(6月10日)開かれた、福井県原子力安全専門委員会が「東京電力福島第1原発事故を教訓に、想定すべきとされる地震、津波が襲っても、原子炉の安全を確保するために必要な対策は確保されているものと評価できる」(福井新聞ONLINE)という結論を、西川一誠福井県知事に答申したことがそれです。

 この専門委員会、文字通り専門家すなわち科学者によって構成されています。私はこの結論を疑問に思っています。10日の委員会で「福島第1原発事故の原因については調査継続中で、その報告がまとまってから結論を出すべきだ」という意見を述べた人が一人もいなかったのでしょうか。ないものねだりと分かってはいても、怒り心頭です。

 何をもって、福島第1原発事故の教訓を導いたのでしょうか。何をもって、(大飯原発が)必要な対策を確保していると評価したのでしょうか。この専門委員会の構成員一人ひとりに、聞いてみたいものです。

 結局は、結論ありきの会議ではなかったのか。毛ほどでもいいから、科学者の立場をもっているのであれば、前回ブログでも述べたように福島第1原発事故調査委員会の報告を待って、結論を出すべきだったのではないでしょうか。それを無視した専門委員の科学者としての資質を問うと同時に、その無責任さに重ねて憤りを覚えます。

 同時に、西川一誠福井県知事の無責任さも指摘しなければなりません。大飯原発を再稼動させるために、野田総理大臣に『言わせ』、専門委員会に言わせ、自分の責任を棚上げにして、〝だから再稼動はやむを得ない〟というアリバイをつくって自治体の長としてゴーサインを出す。その構図は見え見えではありませんか。そのシナリオをつくった知事の責任も断じて免れません。

 メディアがメディアを批判することはあまりありません。これは日本の民主主義が遅れていることの証左ですが、同様に科学者が科学者を批判する光景もあまり眼にしません。私は今回の原発再稼動問題を機に、科学者間の批判が起きることを期待しています。原発問題は、人類が未来に生きて行くうえで重要問題をはらんでいるからです。

 以下、再稼動を容認した福井県原子力安全専門委員会の委員名簿(4月4日現在・福井県のホームページより)を掲載します。

                         ◇=◇=◇
 中川 英之(※委員長 福井大学名誉教授、電気・電子工学材料物性)
 三島 嘉一郎(㈱原子力安全システム研究所技術システム研究所長、原子力学・熱工学・流体工学)
 田島 俊彦(福井県立大学名誉教授、素粒子物理学)
 西本 和俊(福井工業大学教授、溶接・接合工学)
 小野 公二(京都大学原子炉実験所教授、放射線医学)
 岩崎 行玄(福井県立大学教授、植物生化学)
 飯井 俊行(福井大学大学院教授、構造・材料強度評価)
 山本 章夫(名古屋大学大学院教授、原子力工学)
 泉  佳伸(福井大学附属国際原子力工学研究所教授、放射線化学・放射線生物学・医学物理)
 大堀 道広(福井大学附属国際原子力工学研究所准教授、地震工学)
 (臨時委員)
 釜江 克宏(京都大学原子炉実験所教授、地震工学)
 竹村 恵二(京都大学大学院教授、地質学)

★脈絡のないきょうの一行
通り魔事件に「死にたいなら自分で死ね」。大阪市長が言うかと思ったら、知事が先に言いましたね。

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原発問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2012/06/11 [Mon] 10:41:12 » E d i t
 8日の野田佳彦首相の「大飯原発再稼動」の発言を受けて、国会の福島第一原発事故調査委員会の黒川清委員長の発言を、日本テレビ(NNN)系列が9日に「福島第一原発事故の原因を調査する国会の原発事故調査委員会の黒川清委員長は8日、野田首相が記者会見で、『国民の生活を守るために、大飯原発(福井・おおい町)3・4号機の再稼働が必要だ』と国民に理解を求めたことについて、『国会から委託された独立した調査、その報告をしっかり見て、何も待たないで(再稼働を)やるのかなと。国家の信頼のメルトダウンが起こっているんじゃないのというのが私の感じです』と話した。」――と配信しました。

 この黒川委員長の発言は、当然の危惧でありで見識あるものです。事故調査委員会はこの「国会」のそれと、「政府」と「民間」の3機関があります。が、すべて現在も調査中で福島第一原発の原因は、何一つ解明されていません。にもかかわらず野田首相は「再稼動」を発言。いったいどうなっているのでしょうか。

 大飯原発から離れている福島県の人たちも同様の思いを抱いています。抜粋ですが、毎日新聞ウェブをみてみましょう。

                         ◇=◇=◇
<大飯再稼働>「福島の教訓どこへ」避難住民、怒りと落胆
毎日新聞 6月9日(土)0時19分配信

 東京電力福島第1原発事故により、今なお多くの住民が避難を余儀なくされている福島県。埼玉県加須市に避難する福島県双葉町のコメ農家、谷充さん(70)は「電力が足りないというのだから仕方ない」と理解を示しつつも、「万一の際の住民の安全をどれだけ真剣に考えているのか。政府は(大飯原発を)安全だと強調するが、福島原発だって絶対安全と言われていた」と唇をかんだ。

 南相馬市から山形市に中学生の娘たちと避難している主婦、中目かおりさん(47)は野田首相が「私の責任で」と言及したことについて「事故が起こってしまったら、責任をどう取るのか」と首をかしげ「確かに、電力不足や雇用の問題が出てくるのかもしれない。それでも、本当に人の安全を考えて下した決断だとは思えない」と話した。

 桜井勝延・南相馬市長は「再稼働ありきの結論で話にならない。『福島の復興なくして日本の再生はあり得ない』は、どこに行ったのだろう」と批判した。【合田月美、前田洋平、高橋秀郎】
                         ◇=◇=◇

 8日の夕方、首相官邸前には「原発動かすな」の抗議で4000人が集まったといいます。これもまた、国会の事故調・黒川委員長と同様、国民の見識です。ごく当たり前の見識すら欠いた野田首相、その資格なしと断言できそうです。まさに、政府の信頼へのメルトダウンが起きています。

★脈絡のないきょうの一行
大阪の通り魔事件、言葉が出ない。「被害者は運が悪かった」で済まされない社会問題だ。
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