ヘボやんの独り言
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2012/06/29 [Fri] 05:44:32 » E d i t
 胃ろうの手術はうまくいったのですが、3度目の誤嚥は致命的となり医者から「緊急事態」を告げられました。母は危険な状態に陥り、きょうだいにその旨連絡を取り私は母のベッドの横に補助ベッドを設置してもらい、〝臨戦態勢〟に入りました。

 つくば市に住んでいる妹親子が駆けつけてくれましたが、3度目の誤嚥をおこして8時間余、母は私の目の前で静かに89歳の人生を閉じました。

 人の生き死にはどうなるか誰にも分かりません。しかし私は、あのとき胃ろうの手術を承諾したことが、今でも心に引っかかっています。手術をしていなければ、いや、手術をしなくても入院したまま医療行為を続けてもらうことができるのであったなら、痛い思いをさせることなく見守ることができたのに、という悔恨です。

 「手術の承諾がなければ、退院してもらうことになる」という病院側の説明に、どれだけ反論しようと思ったことか。しかし、自宅に引き取ることは前述のとおり不可能であって、それはある意味、手術を容認せざるを得ない〝人質〟状態でした。反論してもどうにもならない、いや、反論を封じ込められていたことと同義です。砂を噛む思いというのは、きっとこういう状態のことでしょう。

 あのとき、胃ろうの手術をしていなかったら、母はもっと早く逝ったのかもしれません。しかしこれは結果論ですが、10日間の間の〝違い〟に過ぎません。それであったなら、やはり、痛い思いをさせずに逝かせたかった、そう思うのは身勝手でしょうか。

 紹介した読売新聞のウェブは、患者側(家族側)に胃ろうの手術をするかどうかの判断を委ねる、というものです。ということは、手術をしなくても退院させられることはない(とはいえ、入院は3ヶ月間だけという制約は免れないが)、ということになります。この制度があのときに出来ておれば、きっと私は手術を拒否したでしょう。

 私の友人のなかにも、親が胃ろうの手術をした直後に亡くなった、という人がいます。多くの場合、胃ろうを必要とする高齢者は、認知症に陥っています。逆に言えば自力で飲み込む力(嚥下力)も、食べ物を噛む力も衰えているのは、認知症が原因の一つだと思われます。

 そんな状態のときに、誤解を恐れずに申し上げれば、生命を維持するだけのための胃ろうは必要なのだろうか。それは本人にとって幸せなのだろうか、私が経験した母のことを考えると、疑問はつきません。

★脈絡のないきょうの一行
復興予算5.9兆円使われず(朝日新聞)。無駄な公共投資はきっちり使い、必要なものは余らせる。やはり変な政府だ。
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2012/06/28 [Thu] 23:13:02 » E d i t
 きょうの読売新聞ウェブに、以下のような気になる記事をみつけました。一昨年亡くなった私の母の場合に当てはまる問題をはらんでおり、考えてみたいと思います。

                         ◇=◇=◇
胃ろうなど人工栄養中止可能に、医学会が指針
読売新聞6月28日(木)10時13分配信

 日本老年医学会(理事長・大内尉義東大教授)は27日、高齢者の終末期における胃ろうなどの人工的水分・栄養補給について、導入や中止、差し控えなどを判断する際の指針を決定した。

 指針は医療・介護関係者向けに作成されたもので、人工栄養補給を導入する際は、「口からの摂取が可能かどうか十分検討する」などと指摘。さらに、胃ろうなどの処置で延命が期待できたとしても、本人の意向などにそぐわない場合、複数の医療関係者と本人・家族らが話し合った上で合意すれば差し控えが可能とした。

 人工栄養補給を開始した後でも、苦痛を長引かせるだけの状態になった場合などは、再度、話し合って合意すれば、栄養分の減量や中止もできるとした。

 医療側に対しては、患者側が適切な選択ができるよう、情報提供することを求めている。

 国内では近年、口から食べられなくなった高齢者に、おなかに小さな穴を開け、管を通して胃に直接、栄養分や水を送る胃ろうが急速に普及。認知症で、終末期の寝たきりの患者でも、何年も生きられる例が増えた。一方でそのような延命が必ずしも本人のためになっていない、との声が出ていた。
                          ◇=◇=◇

 生前、特養ホームに入っていた母は89歳でしたが、誤嚥(誤って食物が肺に入る)がもとで肺炎を起こし、近くの大学病院に緊急入院しました。治療はうまくいき、自力でおかゆ中心の食事をとれるようになりましたが、病院内でまたしても誤嚥を再発。以降、口からの食事が取れなくなりました。

 口からの食事ができなくなったことから、胃に直接食物や水を送る胃ろうの手術が必要になるというのですが、高齢の母にとって厳しいと考え、それを拒否したらどうなるかと担当医師に聞いてみました。医師は、「この病院での治療はこれで終わることになり、退院してもらうことになる」というそっけないものでした。退院して自宅での介護は事実上不可能で、やむを得ず胃ろうの手術を承諾せざるをえませんでした。

 手術そのものはうまくいきました。胃に穴を開けそこから食事を補給します。ところが手術後10日ほどして、またしても誤嚥を起こしたのです。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
株主総会が集中した28日、「謝罪、謝罪の不祥事企業」(毎日新聞夕刊)。じん肺で不祥事つづきの日鉄鉱業は謝罪なし。これはもっとひどい。
2012/06/27 [Wed] 11:24:24 » E d i t
 昨日、〝大連合〟によって消費税増税法案が衆議院を通過しました。この強行採決により、次の総選挙であの人たちは手痛いしっぺ返しを食うことになるのでしょうが、まだ、参議院があります。私たちはそれでも諦めない。

 この採決をめぐって民主党では事前のメディアの予想を超えて、〝造反組〟が57人も出ました。欠席と棄権が15人ですからこれを含めると72人ということになります。この造反に対して、党の方針に反した場合の除名や除籍は行われず、とりあえずオトガメなしとなりました。なんだこりゃ、ですが改めて「政党」とは何かを考えさせられました。

 広辞苑は『政党』について、「共通の原理・政策を持ち、一定の政治理念実現のために、政治権力への参与を目的に結ばれた団体。」としています。一方、大辞泉は「共通の政治的主義・主張をもつ者によって組織され、一定の政治的利益や政策の実現のために活動し、政権獲得をめざす集団。」としています。

 つまり、政党というのは一定の理念に基づいて「目的」を同じくしたものが集まった結社、ということになります。この記述を今回の増税に反対した党内議員に対する民主党の対応に当てはめると、目的や理念が違ってもOKということになります。

 これでは政党ではなく、サークルです。もののついで、という言葉がありますが「サークル」を調べてみましょう。「同じ主義・趣味の者の集まり。仲間。同好会。」(広辞苑)、「関心や趣味を同じくする人の集まり。同好会。」(大辞泉)――と説明しています。

 この説明を引用すれば、民主党は、「政治」という趣味を持った人たちの「同好会」といえそうです。

 民主党は単なるサークルだったのです。政治理念や主義・主張のない単なる同好会だったのです。だから方針に反する議員を処分できないし、マニフェストを棚上げにすることに何の痛痒も感じていないのです。

 そう見てみると自民党政治に見切りをつけて、民主党に期待した国民は被害者と言えます。「あの票を返せ」という叫びが聞こえてきそうですが、〝民主党に騙された〟という思いは国民のなかに広がっているのではないでしょうか。次の選挙で間違いなく審判が下されることになるでしょう。

 それにつけても、毎日新聞のある論説委員の言葉が蘇ります。「日本に政党は二つしかない。自民党と共産党だけだ」という言葉が。

★脈絡のないきょうの一行
大阪で暴走車。原因は薬物か、それとも精神的な病か。普通ではないことが起きるのが、政治の世界だけではないことにも危機感。
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2012/06/25 [Mon] 12:04:33 » E d i t
 前回ブログで期待した、23日の明治公園の2万4000人の集会は、テレビも含めて私の知る限りでは、みごとにメディアは無視したようです。この集会は、消費税増税反対を前面にかかげたものでした。確かに大新聞社は消費税増税の〝推進役〟を果たしていますが、反対する人々の動きを伝えないというのは、あまりにも恣意的すぎます。社会の公器はどこへ行ったのでしょうか。

 今回の増税案にも、あの人たちは『改革』という言葉を使っています。政治改革は小選挙区制の導入、教育改革は日の丸・君が代の押しつけ、行政改革は公務員削減と公務員いじめ――など、『改革』を冠した法案はすべからく悪法でした。

 それを見事なまでに踏襲したのが、明日、衆議院で(強行)採決されようとしている「税と社会保障の一体改革」法案です。この法案、なんのことはない単なる消費税増税法案ではありませんか。それを敢えて「一体改革」などと名前をつけてすすめているところに、姑息さときな臭さを感じているのは私だけでしょうか。

 いやいや、改革どころか増税にとどまらず社会保障を後退させる、改悪法案そのものです。

 採決されようとしている法案の中身は、紙数がありませんので詳細は避けますが、民主党が主張していたものを換骨奪胎した、いや、かつて自民党が主張していたことそのものです。これはもうひどいとしか言いようがありません。それに公明党が乗っていることに悲劇が相乗されています。「是々非々」を旨とする公明党としては、決して珍しいことではないのでしょうが、「あなたたちは、誰の味方なのか」と問いたいものです。

 法案の中身のひどさもさることながら、採決に至る経過に政権史上あり得なかったことが行われようとしていることに、別の意味からの危機感を私は感じています。一つは、民主、自民、公明という大政党が密室で談合を重ねて、修正案を作ったことです。これは、事実上の大連合です。法案成立には「何でもあり」の野田内閣の無節操ぶりは目に余ります。

 さらに審議がほとんど行われていないという問題があります。3党談合による「修正案」は、原案と比べて50箇所以上の修正がされています。社会保障の後退部分が多く含まれていますが、きょうまでの間にわずか4時間しか審議していないといいます(しんぶん「赤旗」)。かりに1法案の審議に1時間(それでも少なすぎると思いますが)かかったとしても、50時間は必要なはずです。これはもう暴挙です。

 メディアは、民主党の造反者が何人になるか、小沢派は新党を結成するのか、民主党執行部は造反組みにどういう対応をするのか――など一辺倒で、修正された法案の中身を報道していませんし、今の国会の運営の批判も見当たりません。

 国民が目を塞がれた状態で増税が強行されようとしています。「これでいいのか」と警鐘を乱打したいものです。

★脈絡のないきょうの一行
民主党・輿石幹事長、「造反者処分先送り」へ(読売新聞ウェブ)。だったら採決するなよ。
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2012/06/23 [Sat] 10:20:47 » E d i t
                         ◇=◇=◇
<大飯再稼働>撤回求め官邸前でデモ 列は700メートルに
毎日新聞6月22日(金)21時22分配信

 東京・永田町の首相官邸前で22日、関西電力大飯原発の再稼働撤回を政府に求める抗議行動があった。主催者によると約4万5000人、警視庁によると約1万1000人が参加。周辺の歩道を埋め尽くした人が「再稼働反対」と、約2時間にわたって声を上げた。

 有志の市民ネットワーク「首都圏反原発連合」の呼びかけ。3月に始めた当初は300人程度だったが、回数を重ねるごとに参加者が増えたという。この日集まった人の列は約700メートルにも達した。

 茨城県土浦市から来たという会社員、東原裕樹さん(32)は「フェイスブックで今日の活動を知った。核廃棄物の処理方法も決まっていないのに再稼働するなんてあきれてしまう。黙っていてはいけないと思った」と参加理由を話した。【池田知広】
                         ◇=◇=◇

 めずらしく新聞が市民運動を取り上げました。昨日の官邸前で行われた、大飯原発再稼動決定に抗議する行動についてです。毎日新聞が23日付の社会面で4段の写真を使い、前記の記事を掲載しています。これはウェブにも同じものが出ています。

 他の新聞社の扱いはどうなっているか、新聞を買って現物をチェックするのが筋でしょうが、とりあえずウェブで調べてみました。朝日、読売、日経、産経は一行もありませんでしたが、東京は「首相官邸前で再稼働反対デモ」というタイトルで、写真をつけて報道しています。

 当然かもしれませんが、さすがだと思ったのはしんぶん「赤旗」。1面トップでカラーの大きな写真を掲載し、「〝再稼動やめよ〟地鳴りの唱和」「官邸前に4万5千人」の大見出しです。

 原発なくせ、再稼動反対の運動が広がるなかで、メディアも取り上げるようになったのでしょうが、扱いが二分してきていることに注目したいものです。しかしこの運動、さらに広げて全てのメディアが取り上げざるをえない状況をつくることも大事です。

 きょう23日の午後、明治公園で消費税増税反対、TPP反対、原発なくせなどの課題をかかげて集会が開かれます。さて、この模様をメディアがきちんと報道するか、チェックしてみましょう。

★脈絡のないきょうの一行
事故つづきのオスプレイ、それでも安全と米国防総省。野田首相の「大飯原発は安全」という発言と同じだね。
2012/06/22 [Fri] 14:56:34 » E d i t
 先週の土曜日16日に、これまで何回か訪ねていますが、6月としては初めての尾瀬ヶ原を歩きました。雨にもかかわらず、ハイカーで長蛇の列。ミズバショウがお目当てです。

 新宿から鳩待峠までバスで行きここからスタート、尾瀬ヶ原には下りから始まります。登山道は人がつながり、追い越しはできません。そのせいでしょう、行きは尾瀬ヶ原の入り口の山ノ鼻小屋までちょうど1時間でしたが、帰りは登りにもかかわらず55分で歩くことができました。

 ご承知かと思いますが、尾瀬ケ原の登山道は全て木道になっています。雨の中を滑らないように注意しながらすすみます。私の友人にこの木道ですべり、骨折した人がいます。ミズバショウはもう終わりかけで、最後の姿を見せていました。帰りのバスの時間の関係で、「牛首の分岐」からUターン、鳩待峠にもどりました。

 雨の中の行動時間は4時間程度でしたが、尾瀬ケ原の水は清く、名前を知らない花たちが咲き競っていました。「6月の尾瀬」、登山客は多いのですがおすすめです。

 この山行で1992年7月から始めた「毎月登山」はちょうど20年となりました。調べてみますと、この間、353回出かけ重複を除いて501座のピークを踏んだことになります。年平均では「17.7回の山行で25座」を踏んだ計算になります。健康維持が目的でしたが、家族の協力があったからこそできたことです。改めて感謝です。

 20年を振り返るとあっという間でした。最北端は利尻山、南端は石垣島の於茂登(おもと)岳と広範囲を登りました。一番〝通った〟のは山梨県で、二番目が長野県になるでしょうか。これは「山の国」だけあって当然かもしれませんが、いい山がたくさんあることも誘われる要因となっています。

 よく「一番良かったのはどの山ですか」と聞かれます。しばらく悩んだ時期がありますが、最近はすかさず『岩手山』と答えることにしています。天気が良くて山自体が単独峰で眺望が抜群だったこと。8合目小屋の前にうまい水があふれるほど流れていたこと――が理由としてあげられます。

 登山靴は今使っているものは6足目です。われながらよく歩いたものです。登山用品も最近は軽くていいものが出回っています。20年前とは比べものにならないくらい進化しています。特にテントは信じられないほど軽量化しています。衣類も同様に研究が進んでいます。値段的に高くなるという問題はありますが、これは大変いいことです。

 20年という歳月は自分が生きてきた足跡ではありますが、それはまたこれから新しい挑戦が始まることと同義語です。健康であるかぎり、次の20年は低山を目標に歩いてみることにしたいと考えています。

★脈絡のないきょうの一行
国会は消費税増税了承を前提とした審議入り。それは同時に社会保障切り捨ての審議。やりきれない。

山の閑話 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2012/06/20 [Wed] 12:33:19 » E d i t
 先週の金曜日15日は、逃亡中であったオウム真理教元幹部の逮捕、ゴビンダさんのネパールへの帰国、幼児の初めての生体移植、民・自・公三党による消費税増税密室談合の動き――などのニュースに隠れて、通常なら新聞やテレビのトップニュースになる記事がネット(ヤフーのホームページ)に流れました。北朝鮮による拉致事件に関するそれですが、4時間ほどで消えました。不思議なこともあるものですが、たまたまストックしておきましたので、参考までに紹介しましょう。

                         ◇=◇=◇
横田めぐみさん 「04年死亡」記載 平壌保健省資料
産経新聞6月15日(金)14時59分配信

 【ソウル=加藤達也】韓国紙、朝鮮日報は15日、韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍(チェソンヨン)代表が、日韓拉致被害者7人の「死亡確認書」の内容を書き写したとされる文書を入手したと報じた。内容には横田めぐみさん=拉致当時(13)=も含まれ、「2004年12月14日死亡」と記載されているという。

 北朝鮮内部関係者が平壌にある保健省関係機関に保管されていたものを書き写したとしており、死亡確認書原本の発行機関は平壌郊外の「第49予防院」となっている。

 朝鮮日報は内容について韓国の情報当局などに真偽判定を要請したが、当局は「判定しにくい」としたといい、文書の信憑(しんぴょう)性は不明。

 北朝鮮は、横田さんの安否について02年の日朝首脳会談で「1993年死亡」としたが、その後目撃証言が出ると「94年に死亡」に変更。04年11月には横田さんのものだとする「遺骨」を日本側に引き渡したが、鑑定でニセものと判明。今回の「死亡確認書」の内容では遺骨引き渡し後に「死亡」したことになり、めぐみさんの安否に関する北朝鮮の主張の信用性がさらに落ちたといえそうだ。

 7通の中には韓国人拉致被害者の申淑子(シンスクジャ)さんらも含まれている。
                         ◇=◇=◇

 この報道が事実だとすれば、拉致問題の新たな展開ですし、北朝鮮のこの問題に対する対応が改めて問題になります。ところが、あのテレビでさえも(全て見ているわけではありませんが)取り上げなかったようですし、「家族会」の動きもないようです。

 短時間で消えたこの情報、誤報だったのでしょうか。本文にあるように、「真偽判定」ができなかったのでしょうか。ちょっとしたミステリーではあります。ご存知の方、書き込みをお願いします。

★脈絡のないきょうの一行
イチロー、大リーグで2500本安打。やはり超人だ。
2012/06/18 [Mon] 11:59:31 » E d i t
 16日の毎日新聞の社説には、あ然、を通り越して憤りすら感じました。誤解を恐れずに言うならば、これはもう新聞社の社会的使命をかなぐり捨て、「1%のための新聞」に成り下がった、と断言せざるを得ません。

 毎日社説は、「民自公修正合意 『決める政治』を評価する」の見出しから始まっています。見出しを読んだだけで、何が言いたいのか推測できるのはさすが新聞です。「税と社会保障の一体改革関連法案の修正協議で民主、自民、公明3党が合意した」ことをなんと、「歴史に恥じぬ合意として率直に評価したい。」と、天まで持ち上げてみせました。

 しかも「民主党政権の発足以来、初めてとすら言える『決める政治』の一歩」と、かつてやったことのない民主党評価をしたうえで、丁寧にも「党分裂おそれず採決を」という中見出しを立てて法案成立を促しています。もう少し社説の中身をみてみましょう。

 民主党が政権公約にかかげた「最低保障年金の創設や後期高齢者医療制度の廃止は……棚上げされた」と述べながら、「大幅譲歩はやむを得まい。」とばっさり。最低保障年金と後期高齢者医療制度の廃止は、お年寄りにとって生活の根底にかかわる深刻な問題で、1日も早い実現を期待してきたものです。毎日の社説は一体、誰のためにやむを得ない、と言い放ったのでしょうか。

 社説は「理解しがたいのは政府・与党が大綱で決めたはずの方針に公然と反旗を翻し、反対運動を展開している小沢一郎民主党元代表らの動きだ。修正協議での大幅譲歩を念頭に『自殺行為』『国民に対するぼうとく、背信行為』と批判するが、本質はあくなき権力闘争である。」とも述べています。

 「方針に公然と反旗を翻し」たのは、小沢一郎氏らではなく、野田佳彦総理大臣ではありませんか。後期高齢者医療制度の廃止や、派遣法の抜本改正、消費税について4年間は手をつけない、などをマニフェストにかかげたのは誰だったのでしょうか。そのマニフェスト(方針)に反旗を翻しているのは誰なのでしょうか。

 方針どおりにやるべきという主張を、「権力闘争」と規定する毎日新聞社説の本末転倒した考え方に、驚きより呆れを隠しきれません。私にはこの社説こそが「理解しがたい」し、「国民に対するぼうとく」としか映りません。

 さらにすごいのは「首相が会期末となる21日までに採決に踏みきることは当然だ。加えて、造反議員に対しては除名を含め断固たる処分でのぞむべきだ。」と、述べていることです。発言することは自由ですがこの主張、見方を変えると「造反議員」への恫喝にほかなりません。

 「1%目線」としかいいようのない今回の毎日新聞の社説。批判が強かったのでしょうか、翌17日の社説は大飯原発の再稼動問題に触れて「脱原発の流れ止めるな」と、ごくまともなものとなっています。その落差の大きさは、どんなにいいことを書いても(言っても)私には色あせて見えてしまいます。以前、小ブログで「がんばれ毎日新聞」というエールを送りましたが、今回の社説でその気力も失せました。

★脈絡のないきょうの一行
国会会期末近づく。会期延長になるのだろうが、また、強行採決だろうねー(シラケ)。

2012/06/15 [Fri] 13:05:23 » E d i t
 厚労省の発表によると、生活保護受給者が210万人を突破しました。昨年の7月から毎月、最多記録を更新しているといいます。これを「異常」と言わずして何というのでしょうか。素人目にも、大震災と不況・円高が影響していることは分かります。とりあえず、その報道を見てみましょう。

                         ◇=◇=◇
生活保護給付総額、3兆7000億円見通し
読売新聞6月13日(水)12時0分配信

 厚生労働省は13日、今年3月末現在の全国の生活保護受給者は、210万8096人(速報値)になったと発表した。同2月より1万695人増えて210万人を突破。60年ぶりに過去最多を更新した昨年7月から、9か月連続で過去最多を更新した。

 受給世帯も6897世帯増えて、152万8381世帯となり、過去最多を更新した。高齢者世帯が最も多く約4割を占めるが、就労意欲があっても仕事がないケースを含む「その他」の世帯も26万945世帯で、全体の約17%に上る。

 生活保護の給付総額は今年度、3兆7000億円を超える見通しで、この5年で約1兆円も増えている。生活保護を巡っては、扶養可能な親族がありながら、受給するケースなどが問題になっている。厚労省では、親族に生活援助が可能かどうかを確かめる扶養照会の強化や、働くことが出来る受給者に対する就業支援の充実などを柱にした制度改正を検討している。
                         ◇=◇=◇

 やはりねー、と思われる向きも多いことでしょう。何がか、といいますと、芸能人母親の生活保護受給問題の執拗なまでの報道洪水のことです。増加に歯止めをかけるため、「扶養照会の強化」のスケープゴードに、あの芸人が〝指名〟されたのです。

 生活保護受給者が増えるなかで、国会では消費税増税が与野党3党の談合ですすめられています。これが成立すれば、増加に拍車がかかることは明らかです。①増税による買い控え(買えなくなる)でモノが売れなくなり、生産が落ち、経営困難や倒産企業が増える②結果、失業者が増大し生活が厳しくなる家庭が増える――という、負のスパイラルが透けて見えるからです。

 いま何よりも大事なことは、雇用拡大と福祉充実で国民生活を安定させることです。そのためには、消費税増税などもってのほか。そういう簡単なことも理解できない野田総理大臣は、「思考停止状態」に陥っているのではないでしょうか。増税をやるのであれば、自民党がつい最近まで主張していたように、まず「信を問う」のが筋ではないでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
脳死判定で幼な児が生体移植。切ないね。その子が〝生きている〟ことに心を託そう。
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2012/06/13 [Wed] 14:37:49 » E d i t
 7日に気になるウェブを見つけました。以下がそれですが、山に登ることが好きな者として、考えたい問題です。

                         ◇=◇=◇
日本百名山の一つ、トイレ閉鎖へ…環境破壊防止

 日本百名山の一つ、岩手県の早池峰山(標高1917メートル)で、山開きの10日から10月8日まで山頂避難小屋のトイレが終日使用禁止になる。県自然保護課によると、排せつ物による環境破壊を防ごうと、登山者に携帯トイレを普及させるための措置で、県内では珍しい取り組み。県では今季の実施状況を踏まえ、通年実施したい考えだ。

 同山は高山植物の宝庫として知られ、東日本大震災前の2010年には年間約1万6700人が訪れた。主要登山口の小田越(同県遠野市)から山頂までの所要時間は約2時間半。多くの登山客が山頂のトイレを利用する。

 以前のトイレは排せつ物が地下に浸透するタイプで、環境への影響を憂慮した花巻市、会社員菅沼賢治さん(63)らが1993年から、トイレに残った便や生理用品などを自主的に担ぎ下ろすようになった。

 菅沼さんらの働きかけを受けて、県は2003年、ボランティアがし尿の運搬を継続して行うことを条件にトイレの便槽の穴をふさぎ、09年にはトイレを2日間閉鎖する「携帯トイレデー」を開始。10年に8日間、11年に30日間実施し、今年は入山客が多い登山シーズンに121日間閉鎖する。

 登山客は原則、携帯トイレを持参し、排せつ物を持ち帰る。使用禁止となったトイレは、携帯トイレを使う専用スペースになる。菅沼さんは「未来の子供たちに素晴らしい山岳遺産を残すため、『早池峰は携帯トイレの山』というイメージを定着させたい」と話している。
(2012年6月7日13時43分 読売新聞)
                         ◇=◇=◇

 この問題、小ブログでも取り上げたことがありますが既に実施しているところも少なくありません。早池峰と同じ百名山になっている利尻山には、登山道の途中にトイレブースが3箇所も設置されています。先月の末にチャレンジした縄文杉の登山道にもありました。ちなみにその屋久島の携帯トイレの料金は2枚で500円でした。

 富士山が世界遺産に登録できない理由の一つが、し尿問題であることは知られているとおりです。2010年の富士山8合目における登山者数は、32万1千人というデータがありますが、そのし尿処理がいかに大変か分かろうというものです。富士山で、早池峰同様の携帯トイレを義務化したら、オーバーユースにも歯止めがかかるし、環境にも役に立つのではないでしょうか。

 奥多摩の山々も、し尿汚染によって沢の水が飲めなくなっています。富士山に限らず、ほかの山でもこの問題を考えたいものです。これは山を守ることと同時に、環境を守る課題でもあるからです。

★脈絡のないきょうの一行
いよいよ〝民・自・公3党できレース〟のスタートです。それでも、消費税増税成立阻止に全力を。
2012/06/11 [Mon] 15:36:59 » E d i t
 もう一つ、信頼のメルトダウンが起きました。昨日(6月10日)開かれた、福井県原子力安全専門委員会が「東京電力福島第1原発事故を教訓に、想定すべきとされる地震、津波が襲っても、原子炉の安全を確保するために必要な対策は確保されているものと評価できる」(福井新聞ONLINE)という結論を、西川一誠福井県知事に答申したことがそれです。

 この専門委員会、文字通り専門家すなわち科学者によって構成されています。私はこの結論を疑問に思っています。10日の委員会で「福島第1原発事故の原因については調査継続中で、その報告がまとまってから結論を出すべきだ」という意見を述べた人が一人もいなかったのでしょうか。ないものねだりと分かってはいても、怒り心頭です。

 何をもって、福島第1原発事故の教訓を導いたのでしょうか。何をもって、(大飯原発が)必要な対策を確保していると評価したのでしょうか。この専門委員会の構成員一人ひとりに、聞いてみたいものです。

 結局は、結論ありきの会議ではなかったのか。毛ほどでもいいから、科学者の立場をもっているのであれば、前回ブログでも述べたように福島第1原発事故調査委員会の報告を待って、結論を出すべきだったのではないでしょうか。それを無視した専門委員の科学者としての資質を問うと同時に、その無責任さに重ねて憤りを覚えます。

 同時に、西川一誠福井県知事の無責任さも指摘しなければなりません。大飯原発を再稼動させるために、野田総理大臣に『言わせ』、専門委員会に言わせ、自分の責任を棚上げにして、〝だから再稼動はやむを得ない〟というアリバイをつくって自治体の長としてゴーサインを出す。その構図は見え見えではありませんか。そのシナリオをつくった知事の責任も断じて免れません。

 メディアがメディアを批判することはあまりありません。これは日本の民主主義が遅れていることの証左ですが、同様に科学者が科学者を批判する光景もあまり眼にしません。私は今回の原発再稼動問題を機に、科学者間の批判が起きることを期待しています。原発問題は、人類が未来に生きて行くうえで重要問題をはらんでいるからです。

 以下、再稼動を容認した福井県原子力安全専門委員会の委員名簿(4月4日現在・福井県のホームページより)を掲載します。

                         ◇=◇=◇
 中川 英之(※委員長 福井大学名誉教授、電気・電子工学材料物性)
 三島 嘉一郎(㈱原子力安全システム研究所技術システム研究所長、原子力学・熱工学・流体工学)
 田島 俊彦(福井県立大学名誉教授、素粒子物理学)
 西本 和俊(福井工業大学教授、溶接・接合工学)
 小野 公二(京都大学原子炉実験所教授、放射線医学)
 岩崎 行玄(福井県立大学教授、植物生化学)
 飯井 俊行(福井大学大学院教授、構造・材料強度評価)
 山本 章夫(名古屋大学大学院教授、原子力工学)
 泉  佳伸(福井大学附属国際原子力工学研究所教授、放射線化学・放射線生物学・医学物理)
 大堀 道広(福井大学附属国際原子力工学研究所准教授、地震工学)
 (臨時委員)
 釜江 克宏(京都大学原子炉実験所教授、地震工学)
 竹村 恵二(京都大学大学院教授、地質学)

★脈絡のないきょうの一行
通り魔事件に「死にたいなら自分で死ね」。大阪市長が言うかと思ったら、知事が先に言いましたね。

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2012/06/11 [Mon] 10:41:12 » E d i t
 8日の野田佳彦首相の「大飯原発再稼動」の発言を受けて、国会の福島第一原発事故調査委員会の黒川清委員長の発言を、日本テレビ(NNN)系列が9日に「福島第一原発事故の原因を調査する国会の原発事故調査委員会の黒川清委員長は8日、野田首相が記者会見で、『国民の生活を守るために、大飯原発(福井・おおい町)3・4号機の再稼働が必要だ』と国民に理解を求めたことについて、『国会から委託された独立した調査、その報告をしっかり見て、何も待たないで(再稼働を)やるのかなと。国家の信頼のメルトダウンが起こっているんじゃないのというのが私の感じです』と話した。」――と配信しました。

 この黒川委員長の発言は、当然の危惧でありで見識あるものです。事故調査委員会はこの「国会」のそれと、「政府」と「民間」の3機関があります。が、すべて現在も調査中で福島第一原発の原因は、何一つ解明されていません。にもかかわらず野田首相は「再稼動」を発言。いったいどうなっているのでしょうか。

 大飯原発から離れている福島県の人たちも同様の思いを抱いています。抜粋ですが、毎日新聞ウェブをみてみましょう。

                         ◇=◇=◇
<大飯再稼働>「福島の教訓どこへ」避難住民、怒りと落胆
毎日新聞 6月9日(土)0時19分配信

 東京電力福島第1原発事故により、今なお多くの住民が避難を余儀なくされている福島県。埼玉県加須市に避難する福島県双葉町のコメ農家、谷充さん(70)は「電力が足りないというのだから仕方ない」と理解を示しつつも、「万一の際の住民の安全をどれだけ真剣に考えているのか。政府は(大飯原発を)安全だと強調するが、福島原発だって絶対安全と言われていた」と唇をかんだ。

 南相馬市から山形市に中学生の娘たちと避難している主婦、中目かおりさん(47)は野田首相が「私の責任で」と言及したことについて「事故が起こってしまったら、責任をどう取るのか」と首をかしげ「確かに、電力不足や雇用の問題が出てくるのかもしれない。それでも、本当に人の安全を考えて下した決断だとは思えない」と話した。

 桜井勝延・南相馬市長は「再稼働ありきの結論で話にならない。『福島の復興なくして日本の再生はあり得ない』は、どこに行ったのだろう」と批判した。【合田月美、前田洋平、高橋秀郎】
                         ◇=◇=◇

 8日の夕方、首相官邸前には「原発動かすな」の抗議で4000人が集まったといいます。これもまた、国会の事故調・黒川委員長と同様、国民の見識です。ごく当たり前の見識すら欠いた野田首相、その資格なしと断言できそうです。まさに、政府の信頼へのメルトダウンが起きています。

★脈絡のないきょうの一行
大阪の通り魔事件、言葉が出ない。「被害者は運が悪かった」で済まされない社会問題だ。
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2012/06/09 [Sat] 08:46:58 » E d i t
 この再審決定に対して、新聞各社は『当然』という論説を掲げています。読売新聞は、「再審請求審で争点になったのは、新たに行われた鑑定の結果だ。女性の体内から採取された精液のDNA型がマイナリ元被告とは異なり、現場に落ちていた別人の体毛のDNA型と一致する、というものだった。」と断定しています。

 さらにこれは「殺害現場に第三者がいたことをうかがわせる新証拠だ。決定は、『この鑑定結果があれば、公判での有罪認定には至らなかったと考えられる』と指摘した。事件当時の技術でも、DNA鑑定は可能だったとされる。警察・検察は、捜査を尽くさなかったと批判されても仕方がない。」と言及しています。

 女性の体内から採取されたものと、室内に落ちていた体毛のDNAが同じだったにもかかわらず、きちんとした捜査を行わなかった警察・検察を批判しています。同様に朝日新聞も「問題はそれだけでない。 体液が冷凍保管されているのを検察側が明らかにしたのは、再審請求の弁護人が証拠開示を求めた3年8カ月後だった。さらに遅れて、別の遺留物についても弁護側に有利な警察の鑑定書が存在することがわかった。あまりにひどい話だ。」と捜査当局へ厳しい批判をしています。

 捜査当局は、ゴビンダさんの無実を証明する証拠を隠してきたことになります。これは許しがたいことで、東京新聞はさらに踏み込んで「足利事件や布川事件、福井の女子中学生殺害事件、大阪の放火殺人事件…。再審無罪や再審開始決定が続いている。捜査機関は犯人特定を急ぐあまり、証拠の評価が粗雑になっていないか。無実を訴えているのに、犯人と決め付けては、真実は見えない。検察が被告に有利な証拠を隠せば、公正さを欠く。裁判官も曇りのない目で裁いてきただろうか。」と裁判所への疑問も呈しています。

 これだけ新しい証拠が出てきたにもかかわらず、検察は再審決定に異議申し立てを行いました。改めて憤りを感じるものです。再審決定から一夜明けた8日、ゴビンダさんを支え続けた「守る会」のメンバーKさんから、再審開始決定が出たという報告の電話が入りました。電話の声は、喜びに弾んでいました。

 この東電女性社員殺人事件の再審決定はよしとしましょう。しかし、先に再審を否定された名張毒ぶどう酒事件、大崎事件、仙台の北稜クリニック事件など、明らかにえん罪と思われるものが山積しています。これらに裁判所と検察はどう対峙するのでしょうか。なかでも名張ぶどう酒事件の奥西勝さんは死刑判決が確定し、高齢化もすすんでおり救済が急がれます。

 えん罪は、その人の人生を根本から破壊します。「人権問題だ」と一言では片付けられない、人間の生き方にかかわる重要問題です。ゴビンダさんは家族のもとに帰ることができましたが、そのほかの事件にも心を寄せたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
サッカーW杯アジア最終予選、6対0で日本がヨルダンに勝利。本田圭佑がハットトリックを達成。すごいぞ!
2012/06/08 [Fri] 14:48:01 » E d i t
 昨日、東電女性社員殺害事件で有罪判決を受けて収監中の、ネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリさんの再審請求について、東京高裁は『再審開始』の判断を下しました。同時に同人の釈放の決定も行いました。

 ところがこれに対して検察側は、再審・釈放ともに即刻、異議申し立てを行いました。この異議申し立てに東京高裁は釈放については却下を決め、ゴビンダさんは家族のもとに帰ることができるようになりましたが、再審は別の裁判官が審議することになりさらに時間を要することになってしまいました。検察の執拗なゴビンダさんへの「犯人扱い」に断固抗議するものです。

 事件の概要をみてみましょう。事件は1997年3月に渋谷区の被害女性のアパートで殺害されたことが発端で、被害者が東京電力の従業員であったことから、当初は「東電OL殺人事件」という名前で報道されるようになりました。

 被害者女性は東京電力に女性総合職として入社しており、未婚のエリート社員ということがセンセーショナルに取り上げられ、後の捜査で、退勤後は、渋谷区円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明しました。それもあって、マスコミの好奇心にさらされ、最近の「芸人家族の生活保護受給事件」と同様の、メディアスクラムが起きました。

 この事件の犯人として、事件が起きたアパートの隣のビルの4階に住んでいたネパール人男性、ゴビンダさんが逮捕されたのです。東京地裁は2000年4月に現場から第三者の体毛が見つかったことなどを「解明できない疑問点」として挙げ、「第三者が犯行時に現場にいた可能性も否定できず、立証不十分」として、無罪判決を言い渡しました。しかし、検察側は即時控訴したのです。

 その後、2000年12月に東京高裁で逆転有罪判決が出され、「犯行直前に被告人が事件現場にいたこと(鑑定により現場に残された使用済みコンドームに付着した精液と現場に残された体毛が被告と一致)と、事件直後に金を工面できたこと」などいくつかの状況証拠を理由に有罪とし、無期懲役判決を言い渡したのです。つづく2003年10月に、最高裁はこの高裁判決を支持し、無期懲役の有罪判決が確定しました。

 ゴビンダさんは一貫して事件への関与を否定し、地裁段階から無実を訴え続けました。判決が確定したあと、2005年3月に再審請求をしており、これが認められたのです。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
野田首相きょうにも記者会見を開いて大飯原発再稼動を強調するという。再稼動、許すまじ。

2012/06/04 [Mon] 15:24:38 » E d i t
 うっとうしさが募る6月に入りました。6月は水無月(みなづき)。梅雨に入り水分過剰になるはずが、水の無い月、と書かせています。 Wikipediaを借りましょう。「日本では、旧暦6月を水無月(みなづき)と呼び現在では、新暦6月の別名としても用いる。水無月の由来には諸説ある。文字通り、梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であると解釈されることが多いが、逆に田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月『水張月(みづはりづき)』『水月(みなづき)』であるとする説も有力である。」

 6月といえば、「花嫁」でしょう。私は知らなかったのですが、ウェディング用語辞典なるものがあり、そこにはこのことを以下のように説明しています。

                         ◇=◇=◇
 ジューンブライド(june bride)を直訳すると6月の花嫁、6月の結婚。欧米では古くから6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがある。

 ギリシャ神話の主神ゼウスのお妃ヘラ(ローマ名ユノ、英語名Juno)という女神が由来。ヘラは最高位の女神で、結婚・出産を司り、家庭・女性・子どもの守護神と云われている。ヘラが守護している月が6月のため、英語で6月がJuneとなった。また、ヘラを祭る祭礼が6月1日に催されたことから、結婚式を6月に挙げと女神ヘラの加護を受けて生涯幸せになれると云われる習慣ができたとされる。
                         ◇=◇=◇

 なるほど、英語でいう6月=Juneは、女神からきているのですね。日本ではじめじめとした、うっとうしい6月は嫌われがちですが、欧米では歓迎されているのです。これは面白い。

 うっとうしい、と言えばお笑い芸人の母親が生活保護を受給していた問題で、この間のテレビや雑誌による異常なまでの報道はまさにそれでした。新聞はさすがに冷静的でそれには救われましたが、さすがに、識者と言われる人たちも「行きすぎではないか」という批判をしています。私も同感で、あれはもう人権問題です。弱い者が弱いものをいじめる、そういう構図にハラが立ったものです。

 「メディアスクラム」という言葉が生まれて久しくなりますが、あの状況はその言葉を使うには恥ずかしすぎるものでした。これは、日本のテレビと雑誌の民度の低さを露呈した〝事件〟でありました。

 6月に入って、同じことが繰り返されそうな「予感」を私はもっています。お笑い芸人の母親が生活保護を受けていた問題が色あせ、次のターゲットが出てきたからです。オウム真理教の菊地直子容疑者逮捕がそれです。17年間逃げ回っていたこと、男性と同居していたことなど、興味本位の大洪水報道が待っています。

 オウム真理教事件の真相に迫るのではなく、ゴシップとしてしかとらえきれないテレビや雑誌に、あらかじめ警鐘を乱打しておきたいと思います。その洪水報道のカゲで、消費税増税法案が可決するのではないか、そんな思いを抱いているのは私だけでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
スケープゴードとして残されていた防衛大臣と国交大臣、やっと下番。消費税増税法案成立の見通しが立ったか。

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