ヘボやんの独り言
05« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.»07
スポンサーサイト 
--/--/-- [--] --:--:-- » E d i t
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 *  TB: --  *  CM: --  * top △ 
2011/06/29 [Wed] 09:13:04 » E d i t
 拝啓、東日本大震災復興構想会議諮問委員の皆様。私のこの「つぶやき」、2回目となり、長くなってしまい申し訳ありません。もう少しおつきあいください。

 政府諮問機関の答申や裁判所の判決文は、最後から読めとよくいわれます。今回の「提言」も例外ではありません。私が「ブルータス、お前もか」という思いを持ったのは、「提言」の『結び』のなかの以下の数行でした。

 「復興が苦しいのもまた事実だ。耐え忍んでこそと思うものの、つい「公助」や「共助」に頼りがちの気持が生ずる。しかし、恃むところは自分自身との「自助」の精神に立って、敢然として復興への道を歩むなかで「希望」の光が再び見えてくる。だから自ら人とつなぐはよし、いつのまにやら人とつながれていたでは悲しい。」

 この部分、早い話しが国や自治体に頼らず自力で立ち上がれ、と言うことと同義語であり、「上から目線」そのものです。阪神・淡路のときもそうでしたが、これはとっくに論破され誤った考え方として批判されてきたものです。それを殊更に明文化したあなた方の心根を疑わざるをえません。それとも誰かに、この一文を入れてくれと要請されたのでしょうか。

 なぜこの考え方が論破されているのか、実例を示せば明らかです。津波で家族や自宅、そして仕事さえ失くした人に「自助」の力があるでしょうか。家族を亡くした精神的なショックは推して余りあり、立ち上がる気力さえ萎えているのが現実です。その人たちに「自助」を奨励するなど、がんばろうとする心に水をかけるようなものです。あなた方は、被災地を訪ねて何を見てきたのですか。国や自治体が先頭に立って被災者の救援に当たるべきで、公助と共助こそが急がれるのです。

 「提言」は、フクシマの原発事故問題についても言及、「パンドラの箱があいたときに、人類の上にありとあらゆる不幸が訪れたのと類似の事態が、思い浮かぶ。」と述べています。がしかし、パンドラの箱を開けた者への批判は一切ありません。どうしたことでしょうか。

 日本国民はすき好んでパンドラの箱を開けたのではありません。原子力利用にあたっての危機管理に、「想定外」は断じて許されないことです。ところが東京電力は平然と「想定外であった」と発言しました。「提言」は、その東京電力に対しても、原発を推進した政府に対しても何一つ批判はありませんでした。批判や総括のないところに「対策」は成立せず、原発事故収束に暗澹たる気分に陥っているのは、私だけではないと思います。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
東京電力の株主総会に昨年の3倍近い9,309人が出席。脱原発への新たな胎動になるか。

スポンサーサイト
災害問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/27 [Mon] 10:55:46 » E d i t
 拝啓、東日本大震災復興構想会議諮問委員の皆様。

 先週土曜日6月25日、東日本大震災復興構想会議による「復興への提言 ~悲惨のなかの希望~」(以下、「提言」)が発表されました。4月11日に同会議の設置が閣議決定されて以来、約2ヵ月半の議論によって集約されたものでした。皆様方にはお疲れさまでした、と申し上げますがその経過と内容は、残念ながら私には「ブルータス、お前もか」というシーザーの心境にも似たものでした。

 まず、えっ!? と驚かされたのは会議が開かれた回数がたったの12回だったこと、しかもそのうちの前段の2回は委員の顔合わせと今後の進め方の相談、後段の4回は今回発表された「提言」のたたき台について議論されています。ということは、4月30日の第3回から6月4日の第8回会議までが「提言」のために意見交換された正味の日程となっています。これはすごい。途中で「検討部会」なるものが開かれていますが、たった34日間・6回の議論であれだけの「大作」をお書きになった皆様方の能力に頭の下がる思いがしています。

 そしてもう一つは、諮問委員会の被災地の視察は福島(5月2日)、宮城(5月4日)、岩手(5月7日)の東北3県を各1回ずつ行われていますが、少なすぎるのではないかという疑問です。あの広大な被災地を各県1回だけというコンコルド並みの超スピードで視察したうえで、あの「提言」は作られたことになります。諮問委員の皆様は、いわゆる知識人であり、学者であり作家などであり被災地を1回視察すれば「百を分かる」方々ばかりとは思いますが、たった1回、いや失礼、延べ3回の被災地訪問で被災者の現状や思い、復興のあるべき姿について真に理解いただいたのでしょうか。疑問がつきまといます。

 関連してもう一つ。訪問すべき被災地が欠落していることが気になって仕方がありません。「東日本大震災」というこのネーミングの由来、もしかしたらお忘れではないでしょうか。NHKは『東北関東大震災』という言い方をしばらく続けました。しかし、あの被害は東北と関東だけではなく、北海道にもあったし内陸部で長野にも影響を与え、そのことを配慮して『東日本』という名称を冠したはずです。

 ところが諮問委員の皆様は、あの震災で被害の大きかった茨城、千葉、長野、そして北海道には足を運んでおられない。はて、これは何故でしょうか。千葉県浦安市の液状化による被害は目を覆うものがあります。同県旭市の津波による被害も、死者が出るなど小さくありませんでした。「提言」はそれらの地の被災者のみなさんの思いを汲んでいるのでしょうか。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
おいおい、自民党議員を政務官に起用かい。みえみえの切り崩しだよなー。

災害問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/24 [Fri] 11:53:56 » E d i t
 最近、登山やアウトドアを専門とする山と渓谷社から「いのち 五分五分」(税込み1,890円)という本が出版され、店頭に並び始めました。著者は山野井孝有(やまのい たかゆき)さん。山野井孝有さんは私(たち)の大先輩ですが、同時に登山家・山野井泰史さんの父親でもあります。この本の価値と凄さは、登山家本人やルポライターではなくその家族が書いたところにあります。

 息子を山に送り出すたびに「もしかしたら、これが別れになるかもしれない」という、思いと〝恐怖〟がつきまといます。本の題名に、やや奇をてらった感がないわけではありませんが、『登山家の息子(46歳)と自分(79歳)のどちらが先に死ぬかは、五分五分』というのが著者の弁です。

 最初の部分を紹介しましょう。

                         ◇=◇=◇
 「おやじ、『今度こそ死ぬのではないか』と思っていただろう。おれはおやじの雰囲気からそんなことを感じた。おれも少しやばいなと感じていたが、出かけたんだ」――。

 2009(平成21)年秋、ヒマラヤ遠征から帰ってきた泰史とこんな会話を交わした。泰史のこのつぶやきのようなひとことを聞くと、二ヵ月前の8月19日、成田空港での胸を締めつけられるような出来事が蘇ってきた。

 いつものように、ヒマラヤに出かける前夜は私の家に泊まる。しかし泰史の態度からは、これまでのような挑戦前の「ワクワク、ドキドキ感」が感じられなかった。空港でも同じだった。ギャチュンカン事故後初めての大岩壁挑戦は、二年後の中国・ポタラ北壁だったが敗退し、さらに一年後にはようやく成功した。ポタラ北壁で敗退した時も成功した時も、挑戦者の泰史からは「ワクワク、ドキドキ感」が私にも伝わってきた。しかし今回は、「決めたことだから行く」という雰囲気が感じられて仕方がなかったのだ。

 そんな時、いきなり泰史が立ち上がって私たち三人にカメラを向けた。泰史が空港で私たちにカメラを向けたことはこれまで一度もなかった。
                         ◇=◇=◇

 続きは本で読んでください。このときの写真はこの直後に著者から送られてきて、私の家のパソコンにストックされています。確かに、長年つきあっている登山家・山野井泰史の顔は珍しく緊張しています。それを即座に読み取った著者は、さすがに父親です。

 福島第一原発事故で、東電は津波の高さが「想定外だった」と弁明しましたが、登山家にとっての「想定外」は即、死を意味します。だから、山野井泰史には想定外は存在せず、持てる全ての叡智を使って遭難と対峙し生還してきました。その凄さみたいなものを、一番身近な父親の目を通して書いています。そして、泰史さんの連れ合い妙子さんへの思いもまた温かく伝わってきます。

 仲間うちで、山野井さんのこの本を応援しようということで呼びかけ人を募って宣伝を広げています。私もそのなかの一人です。連絡いただければ送料込み1,890円で送らせていただきます。サインつきで代金は現物と一緒に振込用紙を同封します。隠れたベストセラーにしたいと思っています。ぜひお読みください。

★脈絡のないきょうの一行
「放射能がなくても雨に濡れれば、体調は崩れます。雨には濡れないほうがいいですね」と、放射線専門家の野口邦和さん。確かに。彼が言うから意味倍増。

2011/06/22 [Wed] 09:39:38 » E d i t
 昨21日のウェブで気になる記事を見つけました。自殺者が5月に大幅に増えたというのです。以下、一部省略しますが紹介しましょう。

                         ◇=◇=◇
<自殺>急増で震災影響調査 5月、前年比2割増…内閣府
毎日新聞6月21日(火)11時27分配信

 今年5月の全国の自殺者が3329人(暫定数)で、昨年5月の2782人(確定数)に比べて547人、19.7%増えていたことが警察庁の調べで分かった。昨年12月から今年3月までは4カ月連続で前年を下回った減少傾向から一転したうえ、月別の自殺者数が3月と9、10月にピークを迎えることが多い近年とは傾向が異なる。内閣府は「東日本大震災による生活環境や経済状況の変化が影響している可能性がある」として、震災後の自殺者の性別や年代、出身地など、警察庁の統計を詳しく分析する。

 4、5月の自殺者数がそれぞれ3月の自殺者数を上回ったのは、警察庁が月ごとに自殺者数を発表するようになった08年以降、今年が初めて。また、今年5月の自殺者数は08年以降の月別自殺者数で最多だった。

 厚生労働省の人口動態統計で04~08年の月別自殺者数を平均すると、自殺者数のピークは3月。8月までは減少傾向で、10月に2度目のピークを迎える。いずれも企業の決算期と重なっており、経済的な要因からの自殺が多いためとみられている。

 警察庁の都道府県別自殺者統計は、出身地に関係なく遺体が見つかった都道府県の件数にカウントされる。避難先で自殺した被災者がいる可能性もあることから、内閣府経済社会総合研究所は警察庁から自殺者の出身地についても情報を提供してもらい、分析する。

 内閣府参与で分析に加わるNPO法人「自殺対策支援センター・ライフリンク」の清水康之代表は「5月の自殺者数は異常な数字。防止策のため分析を急ぎたい」と話している。

 被災者向けに「心の相談電話」を開設している日本精神衛生学会(東京都新宿区)によると、3月19日~今月20日に受理した相談は2997件。震災直後は被害の大きさを話す人が多かったが、5月ごろから「生きていても仕方ない」「自分だけ助かって後悔している」など、自殺願望を話す人が目立ち始め、6月も増えているという。【鈴木梢】
                         ◇=◇=◇

 1ヶ月の自殺者が3000人を超えたことは確かに深刻です。素人の私からみても、大震災が関係しているであろうことは容易に想像できます。被災地からの「自分が生きていて申し訳ない、という人がいます」という報告は、決して誇張ではないと思います。この対策、困難ですが何にもまして優先する必要があります。

★脈絡のないきょうの一行
国会、70日の会期延長。メディアは菅首相の退陣時期問題に終始。大事なのは被災者支援論議では?

自殺考 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/21 [Tue] 17:02:58 » E d i t
 6月16日付けの毎日新聞に、『原発事故政局を疑う』として同社専門編集委員の金子秀敏さんが書いています。冒頭、「昨今の菅降ろしが、どうも腑に落ちない」から始まっています。

 金子氏は、「菅首相はいつ、どのように事故処理に失敗したのか。だれが首相なら、どのような対応ができるか。だれも言わない。」「与野党が論じているのはもっぱら退陣の時期である。」「菅降ろしの理由は、ほんとうは原発事故対応の失敗ではないのではないか。」と疑問を呈しています。この意見、私も同感です。

 ところが彼が行き着いたところは、「6月3日、自民党は参院予算委で首相、財務相、行政刷新相の献金追及を再開した。22日の会期末まで、参考人招致などで菅首相らを追及するらしい。とすれば菅政権が追い詰められているのはこの問題ではないか。」ということでした。つまり、外国人献金問題などが菅降ろしの背景にあるのではないか、というのです。

 私は、献金問題が菅降ろし背景の一つであろうことは否定しませんが、本質はそれではないと思います。自民党が参議院で献金問題の追及再開を始めた6月3日は、不信任決議案が否決(2日)された翌日でした。が、菅降ろしの動きは5月段階から強まっており、献金問題が背景とは思えません。本筋は、脱原発指向を恐れた財界と政界の思惑なのではないでしょうか。

 加えて、菅降ろしの背景にもう一つ「大連合志向」が潜んでいると思っています。この問題は別の機会に譲ります。

 こう書いてくると、私が菅内閣を支持しているのではないかと思われる恐れがありますので、敢えて申し上げておきます。①消費税増税路線の推進②TPP参加の推進③アメリカ追随の沖縄問題の対応――の3点に集約されますが、この内閣は自らつくったマニフェストに反するばかりか、国民生活を崩壊させる危険な内閣です。したがって、党利党略的要素を除けば「菅内閣打倒」は賛成です。

★脈絡のないきょうの一行
福島第一原発の浄化装置、こんなにトラブルつづきだと値段は公表できないよなー。

政治問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/20 [Mon] 10:19:44 » E d i t
 菅直人総理大臣の不信任決議をめぐって、私は「目くそ、鼻くその議論だ」と申し上げましたが、その真意を測りかねていました。ところが先週末、それを〝解決〟するかのような一つの出来事がありました。原発所在地の首長が即座に反発しましたが、政府が打ち出した「停止中の原発の再稼動」提案がそれです。

 摩訶不思議なことです。安全性が確認されていない停止中の原発を稼動してほしい、というこの発想、どこから出てくるのでしょうか。ついこの前、菅さんは浜岡原発を止めたばかりではありませんか。その同じ人(政府)が、場所は違うものの稼動してほしいというのですから、これはもう一種の分裂症としかいいようがありません。

 しかし浜岡原発の停止問題が、菅降ろしに起因するものであったとしたら、さもあらんという気がしないでもありません。振り返ってみれば、菅降ろしの嵐が吹き荒れ始めたのは、5月のゴールデンウィーク明けからでした。それは言い換えると浜岡原発の停止を菅首相が要請した5月6日以降のことです。

 このとき異常と思うほど、財界は一斉に反発しました。とくに、浜岡原発のあるお膝元のトヨタはすごかった。根回しがなかったのではないかとも思うのですが、どこかの誰かの(仮に、「天の声」としておきましょう)逆鱗に触れたのです。それを自民党は「待ってました」とばかりに取り上げて動きだし、民主党の一部もそれに同調しかけましたが、不信任決議案の採決結果とその後の経過は、ご承知のとおりです。そして事実上、菅内閣は「6月退陣」を突きつけられたのです。

 浜岡原発停止が菅降ろしの原因だったのなら、それをチャラにする方法が「停止中のほかの原発の再稼動」だと考えたフシが垣間見えます。つまり内閣の延命策として、「天の声」に対応(媚を売る)するために奇襲作戦に打って出た、と考えると辻褄が合うではありませんか。だから、一方で「停止」、ところが一方では「再稼動」を言わざるを得ない自己矛盾に陥っているのです。

 ところがこの作戦、どうも裏目に出たとしか思えません。前述のように首長から反発され、国民からもそっぽを向かれているからです。原発の「停止」で財界から、「再開」で国民から見放されていく菅内閣、自ら寿命を縮めているといえそうです。がしかし(とここで書かなければならないのは悲しいが)、この作戦が的中したらこの国の政治は恐ろしいことになります。

 ところでこの菅降ろしの背景について、メディアはどうみているのでしょうか。毎日新聞の報道から見てみます。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
少子化は非正規・低所得が原因(2011年子ども・子育て白書)。切ないねー。

政治問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/17 [Fri] 12:10:38 » E d i t
 大震災の復興財源のためと称して、国家公務員の賃金を平均で10%カットする案が出ています。しかも本来なら、公務員の賃金は人事院が決めることになっていますが、それを飛び越えて国会で議論するという前代未聞のことで、法的にも疑義のある提案です。これに対して連合はOKのサインを出したというから、あきれ返って言葉も出ません。

 公務員の賃金をカットする前に国会はやるべきことがあります。それは不要不急のものを精査して被災者支援に充てることです。たとえば、政党交付金があります。今年度は319億円が予算として上がっています。この交付金は自分の支持する政党以外にも税金が使われることになり、思想・信条の自由との関係では憲法に抵触するものです。この交付金、共産党は受け取りを拒否していますが、同様に全政党がやってみたらどうでしょうか。

 そして悪名高い「思いやり予算」です。ご存知でしょうか、これには本年度1,881億円の予算が組まれています。いまこの国の政治が思いやるべきは、米軍ではなく大震災被災者ではないでしょうか。さらに公共工事をストップさせることです。外環道・1兆2,800億円、圏央道・2,700億円などの費用が計上されています。どうしても必要であるというならそれこそ、あの人たちが得意とする「先送り」をすればいいではありませんか。

 賃金カット問題は、国家公務員のあとは地方公務員に、そして民間に波及することは必至です。おそらく「賃下げのスパイラル」が始まることでしょう。すでにこの夏の一時金交渉で、「国家公務員が賃下げになるのだからうちでも」という経営者が出ているというではありませんか。そうなれば国民の購買力は低下し、消費は一気に冷え込みます。モノが売れなくなる、それはお金が回らなくなることで「不況」が出現するということです。

 こんな分かりやすい論理を、あの人たちは理解できないのでしょうか。しかもそういう問題をチェックすべき労働組合(連合)がOKを出すなど信じられないことです。国家公務員の労働組合、国公労連はこの提案は受け入れられないと、断固たたかっていますがこれこそがまともな選択です。

 国家公務員の賃金切り下げ問題は、一人国家公務員の皆さんだけの問題ではなく、国民全体の問題です。この提案は亡国の愚挙です。阻止のため力を合わせたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
「税と社会保障の一体改革」で15年に消費税10%へ。ここでもまた怪しい「改革」という言葉。
2011/06/15 [Wed] 10:12:43 » E d i t
 12日の毎日新聞ウェブで、以下のような記事をみつけました。

                         ◇=◇=◇
 (毎日新聞 2011年6月12日 2時30分)
 関西電力:原発撤退などを株主が提案へ 29日の総会で

 関西電力が29日に大阪市内で開催予定の定時株主総会に、株主124人が原子力発電からの撤退を求める議案を提出した。別の株主36人も建設から30年以上たつ高経年化炉の廃炉を念頭に自然エネルギーへの転換を求める議案を提出した。関電が株主招集通知で明らかにした。関電の取締役会は反対を表明している。

 原発撤退の株主提案は、東京電力福島第1原発事故で放射性物質が放出されたことを受け、「放射能の処理ができない原発はやめる」よう、定款の変更を求めた。撤退まで役員報酬を支給しないことやプルサーマル計画の凍結など計7議案を提案している。取締役会は「今後も、原子力を中心とした最適な電源構成を構築し、持続可能な低炭素社会の実現を目指す」として、反対している。

 一方、自然エネルギーへの転換を求める株主提案は、「原子力発電から自然エネルギー発電への転換を宣言する」よう定款変更を求含む10議案を提案。これについても、取締役会は反対している。【横山三加子】
                         ◇=◇=◇

 一方、東電でも28日に都内のホテルで株主総会を開催すると発表し、株主402人が原子力発電事業からの撤退を定款に盛り込むよう議案を提起したことを明らかにしています。402人の株主は「未来の子どもたちに負の遺産を残し、地元に負担を押し付ける原発からは即刻撤退すべきである」と主張しているといいます。

 6月は株主総会の季節です。その総会に向けて電力会社の株主が原発撤退を求める議案提出というこの動き、大きな意味があります。イタリアで、原発の是非を問う国民投票が行われ、94%を超える人々が「反対」の意思表示をしました。日本の電力会社株主の動きは、このイタリアの国民投票と深いところで通じるものがあります。「生きるため」という点おいて。

 電力会社の株主総会の動向、しっかり見極めたいものです。

★脈絡のないきょうの一行
震災復興財源にと公務員賃金の10%カット提案。次は間違いなく民間にやって来る。看過は許されない。

原発問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/13 [Mon] 11:09:33 » E d i t
 6月9日、スペインで作家の村上春樹氏が原発事故問題について発言しています。毎日新聞が夕刊でこれを取り上げていますが、あまり知られていないようです。そこでその内容を伝えたウェブの「J-CASTニュース」を紹介したいと思います。少し長いのですが、全文を紹介します。おつきあい下さい。

                          ◇=◇=◇
 村上春樹が東電と「効率社会」批判 スペインでのスピーチ内容に賛否両論
 (J-CASTニュース6月11日(土)17時33分配信)

 世界的作家の村上春樹さんが2011年6月9日(現地時間)、スペインのカタルーニャ国際賞授賞式でスピーチした。大震災で原発事故を起した東電を批判し、効率を求めてきた社会に疑問を投げかけた。ネット上では、賛否両方の意見が寄せられている。
 グレーのジャケットをまとった村上さんは約22分間、よく通る低い声で身振り手振りをまじえながら日本語で話した。

■「核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」
 スピーチの話題は必然的に、3月11日に東日本を襲った大地震のことに及んだ。村上さんは「大地震で日本人は激しいショックを受けたが、結局は復興に向けて立ち上がっていくだろう。壊れた家屋は建て直せるが、倫理や規範は簡単に元通りにはできません」などと指摘した。
 その矛先は、原発事故を起した東京電力に向かう。原発事故による悲惨な結果を招いたのは、建設した者が津波を予想していなかったことなどを挙げたうえで、「何百年かに一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったから」「政府も、原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます」などと批判した。
 ただし、こうした「歪んだ構造」を「許してきた」、「黙認してきた」国民にも責任があり、加害者であると表現した。広島に落とされた原子爆弾を引き合いに、「核」への拒否感が揺らいだのは「効率」ではないかと持論を展開。「我々日本人は核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です」「『効率』や『便宜』という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく『非現実的な夢想家』でなくてはならない」などと述べた。

■「僕らは簡単に『効率』を捨てることができるのだろうか」
 スピーチの様子は、テレビ朝日がwebサイトで動画を掲載しているほか、毎日新聞がweb版でスピーチ全文を掲載し、ネット上で注目を集めた。2011年6月11日16時現在、毎日新聞の記事は、異例とも言える1万回以上がツイートされているほどだ。
 スピーチの内容に対して、賛否の意見が寄せられている。肯定的な意見は「原発反対について、きちんとメディアで話すことは、責任も生じるかもしれないが、やっぱり必要なことだと思う」「脱原発を望む人たちが感じていることを村上節に翻訳してスピーチしてくれた気がする」「しっくり来た。あと自分自身にも非難の目を向けるって視点は意外と見過ごされてるから」「村上さんが本当に言いたいことは『効率』でなにもかもを語ってしまうことの愚かしさなんじゃないか」といったものだ。
 一方で、批判的な意見や疑問も少なくない。「『効率』だけを求めて生きてきたから、このような事故を引き起こしてしまったんだろうか。たとえそうであっても僕らは簡単に『効率』を捨てることができるのだろうか」「彼自身が被災地にいたのなら、もっと違う角度で切り込みが出来ただろうに残念」「そんなに発言力があるのに反原発を叫ばなかったの?」「(想定の有無や効率よりも、東電の)事後の対応のまずさも大きいのでは」「外国で言わずに日本のマスコミの前で言ってください。インタビューを生中継で受けてその場で話して下さい」などだ。

■2009年にはイスラエルでのスピーチが物議
 村上さんはメディアへの露出の少ない作家だが、2009年2月にはイスラエルで行われたエルサレム賞の受賞式でスピーチし、話題を集めた。当時、ガザの騒乱でイスラエル政府が非難されている中で、出席すべきではない、との批判もあった。
 スピーチの中で村上さんは「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立つ」と言い、個人と社会のあり方を「卵」と「壁」にたとえた。
 このスピーチは欧米マスコミから、イスラエル政府のガザ攻撃を非難したものだという受け止めが出るなど、世界的な注目を集めた。
                          ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
イタリアで原発の可否を問う国民投票スタート。結果に注目したい。

2011/06/09 [Thu] 11:51:50 » E d i t
 この「富士山大量遭難死」事件のことを少しおさらいしてみましょう。1972年3月の春分の日が入った連休を利用して、多くの山岳会が冬山訓練を兼ねて富士山に入っていました。ところが、低気圧が接近し暴風雨(雪)が吹き荒れたのです。気圧は994㍊と台風並みで、風は山麓で30㍍から35㍍を記録しています。ということは、高所では50㍍以上になっていたということで、春一番とはいえ、厳しいものがありました。

 3月とあって完全な冬山装備をしていないパーティーもあったようです。それが、テントが吹き飛ばされたあと、無人小屋にとどまることが出来なかった原因ともなっています。加えて、横なぐりの雪は「ホワイトアウト」を起こし、下山路が分からなくなるという悲劇を生んでいます。私は北海道で経験がありますが、ホワイトアウトは方向すら分からなくなる恐ろしいものです。

 登山者は寒さだけでなく、強風によっても体温を奪われ「低体温症」になっていったようです。「そういう状況下では、どんな人でも、体内温度が30度で意識もうろう、27度で死亡するといわれる」(山岳遭難の教訓・出海栄三)。寒さと強風が重なり19人が疲労凍死し、南からの暖かい風により雪が緩んで発生した雪崩に5人が巻き込まれ死亡したのです。

 この事件、2009年7月に北海道トムラウシ山で起きた遭難と似ています。9人の死亡者を出したこの事件は、その後も検証活動が行われていますが、低体温によるものであったことが明らかになっています。

 ヒトの体温は、45度を超えたり30度を下回ると危険な状態になります。山に登っていて気をつける必要があるのは低体温対策です。その対策の一つがインナーウェア(下着)ですが、72年の富士山遭難の頃、純毛製のそれはかなり普及しており、それを身に着けていた人も少なからずいたものの、効果はさほどなかったようです。寒さも一定の限界を越えると、着ているものに関係なく低体温を起こすことがあることの実例でしょう。

 それにつけても、「15」という数字と、動植物の「生」が深くかかわっていることは面白いことです。自然にはこういう目立たない〝法則〟があり、それが全体として集積されてこの地球を支えているのかもしれません。環境破壊はその法則が破られることによって引き起こされているのではないでしょうか。

★脈絡のないきょうの一行
昨日、制御室が停電で3時間も機能不全に。おいおい、福島第一原発だいじょうぶかー。

山の閑話 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/08 [Wed] 10:41:29 » E d i t
 「60度殺菌」とか「90度殺菌」という言葉を聞いたことがおありでしょう。これは牛乳でよく使われますが、牛乳の温度を60度や90度にすることによって細菌を消滅させる方法です。では何故、60度や90度なのか。これはたまたまそうなったのではなく、きちんとした科学的裏づけがあるのです。もちろんこれ以上の温度であれば殺菌はできますが、味が落ちます。

 随分昔のことで出典を示し切れないのが残念なのですが、「動植物はほとんどの場合、15度の倍数の温度で死に至る」というものを読んだことがあります。たとえば一番身近な「ヒト」を例にとってみましょう。36度前後がほとんどの場合が平熱です。私はどうも低体温らしく、普段は35度前後です。36度になるとかなり弱り、37度になると動くことが困難になります。

 38度になると節々が痛くなり、思考力が衰えます。40度はもうメルトダウンで、動くことすら出来なくなり、呼吸困難に陥ります(なったことがあります)。仮にこのまま体温が上昇し45度になると、ヒトは死に至るといいます。逆に低体温の場合、15の倍数の30度になると危険だといいます。

 ※注・メルトダウンで思い出しましたが、6月という早い段階で恐縮ですが、今年の流行語はこの『メルトダウン』ではないでしょうか。対抗馬に『想定外』があります。そして、今年の一文字は『波』になると思います。当たるかなー(そんなことはどうでもイイ)。

 本題に戻ります。花や植物も同じように、春先に15度を超えると花が咲き始めますし、気温が45度になるとほとんどが死に絶えます。ところがそれでも生き延びるつわものがいますが、さすがに60度になるとほとんどの植物がダウンします。60度を超える砂漠地帯に植物がないのはそのためです。同じように、動物もそのほとんどが15度の倍数を基点に生きています。暑さに強い者でも、さすがに90度になれば生きていられないようです。

 最近読んだ本の中に「富士山大量遭難死」というものが出てきました。1972年(昭和47年)3月20日のことです。この遭難は、2つのパーティーの中の11人と7人が凍死、さらに別のパーティーの1人が凍死、雪崩に巻き込まれた別の5人の合計24人が命を落としています。この日は春一番が来て、その暴風雨が吹き荒れる中で起きたものでした。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
被災地では避難者の生活物資が相変わらず不足しているという。義援金は何に使っているんだ?

山の閑話 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/06 [Mon] 10:29:51 » E d i t
 2日の内閣不信任案の採決問題につづいて、3日にも世界の笑いものとなる出来事が起きました。大阪府で「君が代」をうたうときに教師に対して、強制的に起立させる条例案が成立したのがそれです。信じられないこの暴挙、提案した府知事の名前やそれを支持した会派の名前を書くのも不愉快になります。

 この暴挙、二つの重大問題を含んでいます。一つは言うまでもなく、「こころの自由」が脅かされる憲法違反であること。そしてもう一つは、まともな審議もなく短期間で条例を成立させ、議会制民主主義を蹂躙したことです。

 以前、アホな将棋指しが天皇に「君が代を徹底させています」と〝進言〟したとき、『強制はいけません』と言われ話題になったことがあります。やんごとなき人も、君が代は強制すべきことではないことを認識しています。何故か。かの人は平成天皇としての就任あいさつで、「憲法を守る」ことを宣言したからです。それは、憲法99条(憲法尊重擁護義務)を理解しているからです。

 大阪府で3日に行われた「君が代強制起立」の強行採決は、こころの自由を侵害することに加えて99条にも違反する、ダブル違反です。なぜ憲法違反なのかは紙数の関係で省きますが、憲法を土足で踏みにじったこの暴挙、断じてゆるされません。そして、もう一つの問題である条例成立の過程も、度し難い反民主主義的なものでした。

 条例案成立の経緯を若干追ってみますと、知事がこの条例作成を議会与党に指示したのが5月上旬。成案を議長に提出したのが5月25日。この議案を審議する大阪府の「教育常任委員会」の審議は1日だけで、6月3日に本会議で採決するという、超スピードでした。しかも、「(大阪府)の中西正人教育長は答弁で『条例化は必要ない』と異例の反論を展開し、他会派も継続審議を求めた」(6月4日、毎日新聞)――というおまけがついています。

 何をかいわんや、というのが率直なところです。憲法に抵触するこんな重要な問題を、委員会で1日だけしか審議せず、しかも内部からの批判をも封じ込めて強引に採決したのです。「数の暴力」そのものです。こういう手順で採決されたものは無効にする法律をつくるべきです。

 さらに問題なのは、この後のことです。なんと、大阪府知事は起立しなかった教師を免職できるような条例をつくろうとしているというではありませんか。ここまで行けばこれはもうファッショです。ファッショは芽のうちに摘み取らなければ、国民に甚大な被害をもたらします。いま大事なことは大震災被災者支援もさることながら、大阪府民の激励が急がれていると言えます。

★脈絡のないきょうの一行
大連立のきな臭い動きが強まっている。大政翼賛会の再来を許してはならない。

2011/06/03 [Fri] 12:10:49 » E d i t
 内閣不信任採決問題が入り、百名山報告がずれました。不信任決議問題、賛成152、反対293で否決され、大山鳴動の割には大儀なく終わりました。その後の動きは、やはり「目くそ、鼻くそ」関係のようですね。

 百名山の著者・深田久弥はこの空木岳を「磊磊」(らいらい)と表現していますが、岩場の連続はまさにそのとおりです。岩場としては妙義山や蓼科山の山頂付近で見かけましたが、規模はその比ではなく大きい。これには驚きました。

 濡れた岩場を滑らないよう、慎重に歩きながら濁沢大峰で一休みして、次の目標、檜尾岳(ひのきおだけ)で昼食としました。強風を避けて尾根筋から下がったところで腰を下しましたが、寒いしガスで眺望もなし。乳白色の世界で食事を済ませ、次の目標、東川岳をめざします。これがなかなか着かない。いくつかのアップダウンを繰り返し雨足が強まったころ、その山頂が見えました。ここまで来れば、この日の宿泊場所・木曽殿山荘までは下りです。

 山荘は連休を利用した登山客が多かったためでしょう、満室状態でした。早速、部屋の一角を〝占拠〟して、持ってきたワイン2本を空にしました。

 2日目。山荘全体を揺るがすほどの前夜の強風に天気を心配したのですが、歩き始めの時間には収まり、ほっとしました。「三つ目のピークが山頂だ」という小屋番の説明を頼りに、ガスのなかを登りつめていきます。先が見えないということはこれほど頼りないものか、と自分に言い聞かせながら汗を流します。この辺りも「磊磊」そのもので、岩を相手にしたたたかいそのものでした。

 2つ目のピークを過ぎたあたりでガスを縫って、山頂を示す標識らしきものが目に入りました。それは正解で、山荘を出て1時間50分、山頂に到着です。とはいってもガスが上がった訳ではなく、視界は相変わらずゼロで何も見えません。その中で記念写真を撮り、車を置いた菅の台へ向って下山開始です。

 駐車場まで休憩時間を入れて4時間。うんざりするほどの行程でした。春日井市から来たT夫妻とはここで別れて、東京グループは甲府でもう1泊して翌日、ぶどう狩りを楽しんで帰路に着きました。

 小ブログの2008年3月3日からのものに紹介していますが、この年(02年)、私の師匠の3人が他界しました。7月27日に弁護士の小島成一さん、9月8日に東久留米市長を務めた稲葉三千男さん、そして11月8日には元新聞労連委員長の加藤親至さんの3人です。空木岳は稲葉さんの直後で、少しだけ力が抜けた山行でした。私の山の記録には「巨星、墜つ」と記されています。

*徒歩総時間/第1日目・7時間00分、第2日目・8時間30分
 9月14日/ロープウェイ山頂駅(7:30)-極楽平(8:00 8:15)-濁沢大峰(9:30 9:45)-檜尾岳(昼食・11:25 12:10)-途中休憩20分-熊沢岳(14:00)-東川岳(15:45)-木曽殿山荘(16:10)泊
 9月15日/木曽殿山荘(6:40)-空木岳山頂(8:30 8:55)-昼食休憩(11:40 12:05)-池山小屋水場(13:10 13:35)-菅の台駐車場(16:00)

★脈絡のないきょうの一行
きょう、雲仙普賢岳大火砕流発生20年。忘れないでほしい。

2011/06/02 [Thu] 11:31:58 » E d i t
 表現が少々、非上品になりますがきょう国会で採決されようとてしいる内閣不信任案は「目くそが、鼻くそを嬲っている」ように思えます。もちろん、菅内閣が目くそで、不信任案を提出した自公をはじめとした野党、そしてそれに同調する民主党議員が鼻くそです。

 この「嬲」という漢字、私は好きではありません。男と男の間に女が挟まっています。つまり男が女を暴力的に制圧するというイメージが強く、とりわけ家庭内暴力・DV(ドメスティック・バイオレンス)を連想してしまうからです。

 それはともかく、あの人たちは国会を何と心得ているのでしょうか。政争の道具としてしか考えていないのではないか、そういわざるを得ません。確かに、震災対策や原発事故の処理や情報公開で菅内閣は失点だらけです。しかもこういう状況のなかで、TPP参加を言い出したり、米軍への思いやり予算を通過させたり、消費税アップを言い出したり、被災者に負担を強いる政策を打ち出しています。こんな内閣、私も不信任です。

 信任できないとはいえ、国会は不信任案を提出する以上、その後の対策を考えるべきです。ところが大震災の対策を始めとした政策は何もないまま、不信任案だけが独り歩きしています。これでは「とりあえず菅内閣を倒せ」というだけの党略であって、国民不在と言わざるを得ません。現に、被災地からは不信任案提出に大きな批判の声が上がっているではありませんか。

 メディアも「無責任にもほどがある」(朝日新聞)、「やはり大義は見えない」(毎日新聞)、「政争にかまけている時間はないはずだ」(日経新聞)――など、不信任案提出そのものに社説で批判しています。読売は「救国連立模索なら理解できる」と、あのナベツネさんがいつか主張したことがそのまま、社説に流れています。ヘンですね。

 共産党は昨夜、この採決を棄権することを表明しました。同党は当初は賛成する立場を取っていましたが、昨日の党首討論、野党党首会談を経て、「展望示さぬままの(不信任案)提出は党略的で無責任」として、棄権することにしたといいます。これは道理ある選択だと思います。さすがはスジを通す共産党、という気がしますが(たったの)9議席でも、そのもっている意味の大きさはすごいものがあります。この党が今、30いや、20議席でもあったなら、国会はもっと様変わりするのではないでしょうか。

 採決を前にして、国民新党の亀井静香さんが、菅直人さんに「混乱回避のために、辞任を」と提言したといいますが、それも一つの選択肢でしょう。崖っぷち、どうする菅さん。もし解散・総選挙という事態になれば世界の笑いものになるし、国民の政治離れは加速することになるでしょう。

 きょうの午後、採決に入るといいますので、このブログ、敢えてUPの時間を明記しておきます。(6月2日11:33)

★脈絡のないきょうの一行
プロ野球交流戦、何故かパリーグが強いね。もともとの力量の差か。

政治問題 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2011/06/01 [Wed] 14:30:01 » E d i t
 早いもので、もう6月です。わが家では、数年前に娘がプレゼントしてくれた直径25センチほどの鉢植えの梅の木に、今年初めて実がつきました。毎年、年初めに咲く梅の花とその香りが春の到来を感じさせてくれています。この梅の花が、たったの1粒だけですが実ったのです。

 6月といえば、入梅(つゆ)。「梅」という文字からついついこんなことを連想してしまいました。この梅、どうしようかと考えているところですが、時期がきたら梅酒にしてあげようか、などと密かに考えています。

 空木岳。この山の名前は落葉低木のウツギ(空木、卯木)に由来していると言われています。山岳ルーツ辞典には「ウツギ(卯木)とは各地の山地に自生し、高さ1、2㍍になるユキノシタ科の落葉低木。生垣によく用いられる。そういう樹が繁茂している山ということにある」と書いてあります。樹木の名前が山名になったというのは珍しいことかもしれません。前回の木曽駒ケ岳と同じ中央アルプスの百名山の報告です。

 この山には2002年9月14、15日にチャレンジしました。雨交じりの天気で、困難を極めましたが無事に登ることができました。私の山の記録には「これはもう一種の戦争であった。風と雨と岩との――。」という書き出しから始まっています。それくらい厳しい山行だったと言えます。

 前日の13日の金曜日に東京をスタートし、空木岳のふもとにあたる駒ヶ根市の「菅の台」バス停に進み、駐車場で仮眠。朝起きてみると春日井市からやってきたT夫妻も到着しており、ここでわれわれ東京からの4人と合流、6人のメンバー全員が揃いました。ここから予約していたタクシーで駒ケ岳ロープウェイ乗り場へ。ロープウェイが動きだすまでの間に、腹ごしらえです。

 ロープウェイ山頂駅は、木曽駒ケ岳に登ったときすでに来たことのあるところ。外に出てみるとガスが立ち込め、風もありこの時期としてはかなり寒く感じました。相談の結果、最初から雨具をつけるなど〝完全武装〟で歩くことにします。登山届け用紙を提出して、7時30分に歩き出しました。

 まず、極楽平の稜線をめざします。このネーミング、ちょっと怖い。ここで一休みして次なる目標の濁沢(にごりさわ)大峰をめざします。ロープウェイ山頂駅で地元の登山者グループが話していたとおり、濁沢周辺は岩場で滑りやすくなっていました。それを注意しながら前進です。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
内閣不信任案が採択されても、解散・総選挙はないでしょうね菅さん。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。