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ヘボやんの独り言
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2008/05/28 [Wed] 13:30:57 » E d i t
 三つの分野を制する者はその国を制することができる、といわれます。司法、マスコミ、教育がそれです(「立法」と「行政」は選挙によりある程度国民が関与できますから、敢えて外します)。北九州市で(今もつづいているはずですが)「マスコミ大行進」という運動が毎年秋に取り組まれています。この運動のメーン・スローガンは『司法、教育、マスコミの反動化反対』であり、三つの分野全てが包含されており、平和と民主主義を守る運動では象徴的なスローガンとなっています。

 この三つの分野の一つマスコミ、すなわちメディアの現状やあるべき姿、についてしばらく考えたみたいと思います。おつきあいください。3月のこのブログで、私の師匠の一人である元東大新聞研究所所長の稲葉三千男さん(故人)のことを書き、そこでメディアの基本的使命は反権力を貫くことであると申し上げ、読売新聞社社主・渡邉恒雄氏の「大連立」関与問題など、現状の問題点を整理してみました。ここではそれらと重複しないように少し視点を変えてみます。

 70年代前半から中盤にかけて、サンデー毎日の「サンデー時評」で大宅壮一さんのあとを継いで、健筆を振るわれた松岡英夫(01年4月死去・享年88歳)さんをご存知でしょうか。松岡さんは毎日新聞の政治部長、編集局次長、論説委員を歴任、1983年の東京都知事選挙の革新統一候補としてもがんばられました。その選挙応援の最中に松岡さんからいわれた一言は、今でも忘れられません。

 「君ね、労働組合はよく客観報道を貫けというけど、それはありえないよ。原稿を書けば、必ずその記者の主観が入る。その原稿を読んで、紙面化するとき見出しをつける整理記者のそれも主観が入る。そもそも新聞記事は主観の集まりだ」。ジャーナリズムには客観性はないしそれを求めるには無理がある、という、かなり大胆な言い方ですが、的を射ていると思いました。(次回につづく)
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