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ヘボやんの独り言
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2008/04/16 [Wed] 10:01:55 » E d i t
 きょうは私の誕生日。ワーイまた1年、生き延びたゾー。天と仲間と家族に感謝。羅臼岳のつづきです。

 雪が終わったところにお花畑が出現し、小雨気味の中でカメラのシャッターを押します。南北アルプスもそうですが、高山の花は可憐です。とくに北海道の花は、夏が短いことから一斉に咲き誇ります。それを知って、小さな虫たちもこぞって花の蜜に群がります。「花と虫」というテーマで写真を撮るとしたら、北海道が最適ではないでしょうか。

 お花畑から5分ほど進むと「羅臼平」に到着、前述の木下弥三吉さんのレリーフがあり、その前で長休憩を取り、いよいよ山頂アタックです。羅臼平から岩清水あたりまでは通常の登山道ですが、ここから岩場が連続し緊張感を高めてくれます。じゃまなストックをザックにしまって、両手を使い岩に抱きつくようによじ登ります。その苦しさも30分ほどで終わり、山頂に到着。木下小屋からちょうど5時間でした。残念ながらガスで視界は閉ざされ何も見えず、しかも雨具を通して寒さも伝わってきます。大急ぎで記念写真を撮って下山を開始。

 下山し始めた直後、3つの大集団とすれ違いました。同じ旅行会社のワッペンをつけたツアー客で、この山の人気の高さがうかがえます。1グループで20人から25人、それをかわすのに時間を取られますが、登り優先です。すれ違う人たちに「山頂までもう少しですよ」と励ましてやります。羅臼平で小休憩を取り、弥三吉水で水の補給をして一気にふもとまで下りました。下山後、5月のときに泊まった「ホテル地の涯」の温泉で汗を流して次なる斜里岳の麓、清岳荘をめざしました。清岳荘に着く頃には、薄日も射し始め次の日の良い天気を予感させました。

 「日本百名山」を記した深田久弥は、雨飾山(新潟・長野の県境)に登るのに3回目でやっと成功しています。深田はそのときの心情を「山は心をあとに残す方がいい、と言った人がある。一ぺんで登ってしまうよりも、幾度か登り損ねたあげく、ようやくその山頂を得たほうがはるかに味わい深い」と書いています。3度目にして羅臼岳の山頂を踏むことができた私には、深田のこの気持ちは分かります。もう一つ、深田は雨飾山の山頂に立ったときの気持ちを「久恋の頂に立った」とも表現しています。「百名山」のなかで「恋」という表現をしているのはここだけで、筆が滑ったのかもしれません。ね。

☆徒歩総時間・7時間20分
木下小屋4:35-弥三吉水6:30-羅臼平9:30-(途中休憩35分)羅臼岳山頂8:35-羅臼平10:30-(途中休憩25分)弥三吉水11:55-木下小屋12:55
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